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R5製図勉強法(ウラ指導後半戦)

◾️課題発表から第一課題まで

さて、課題発表されてもすぐには練習課題はでません。
先生方が課題を作ってくださるまで3週間弱、
課題が始まればそれで手いっぱいになるので、
この時期はシンプルに出題された『図書館』という課題に向き合う時間にしました。

※やったことはXの記録用アカウントにメモしていました。振り返るとトンチンカンなアウトプットも多く、よい復習材料となることも。

⚪︎7/21-23 『図書館』の基本をインプット


設計資料集成を何回も読む
たくさんの事例集を借りたり、実例見学の予定をバンバン入れる、というのは時間的にこなせないし、インプットが多くても、消化できなかった過去を踏まえて、
要点がまとまってる設計資料集成を何回も読み、
図書館てどんな建物なの?
の基本系を自分に染み込ませていくように心がけました

・類似用途の過去問を熟読、解いてみる
製図のウラ指導で、過去問(h24地域図書館)の問題文を何回も読み、解答例を見る、落とし所はどこだったのかを確認。それを知った上で解けるかをやってみる。
試験元が過去に問うたことは当然知った上で今年臨む方が良いので、繰り返しh24を見ていました。
※答えを知った上で解く意味はメンタル劇場で体感していたので(詳しくは荘司先生のnote⬇️やYouTubeから)解きました


・機能図を作ってみる
どんな室やスペースが必要か?図書館のパーツが揃ったらあとはそれらの関係はどうなるのか?それを図面化すると…?というのが、個人的にこの試験の難しいところ。
関係を整理するためにも機能図はこの時期だけでなく何度も書き出していました。

課題発表直後。自分なりの図書館をアウトプット


・仲間と話す
話せることは分かること。
話せないところは分かってないところ。

課題発表日の夜は、同じウラ指導で学ぶ勉強仲間と決起会(おしゃべり)。
各々調べた図書館像について、話し合い、あってるあってないは別として、図書館についてアウトプットする場としていました。
このような会は定期的に開催して、話すことで、息抜きと頭の整理になっていたと思います。

⚪︎7/24-8/9 図書館の基本をアウトプット

はじめの三日間ほどで基本をインプットしたぞ!
と感じられたら次はアウトプット。
図面にできるか?を練習しました。
ウラ指導でいう、国語力。
フリープランニングです。
これがわたしは苦手で、
特殊なことやってしまう、お節介な性格がでてしまい、何案も試しました。
試すのはバイコマまで。

フリープラン一案目


納得したもの(これは図書館の機能を満たしてると思う!)は1/200に起こして、指摘をもらう。これを繰り返していました。
※ウラ指導では画像付きで先生に質問できるのがとてもよかったです。対応も迅速で、先生いつ寝てるんやろうと思ってました…

これを課題に揉まれる前のこの時期にやっておいたことで、純粋な図書館に向き合い、基本の図書館を自分でアウトプットする力を鍛えられたと思います。
そして、
本試験で『図書館』を作る支えになりました。
(この時期はフリープランの答え、多数派、セオリーが分からなくて苦しんでいました。明確な答えがないのが製図試験の難しいところ…)

特に、令和5年の本試験は「解く」というよりも、「つくる」という感覚でした。

◾️8/10-9/24 第一課題〜模試

お盆前になるといよいよ!
待ちに待った課題がでます!
課題が出る週は、週に2課題!
資格学校並み。
なかなかハードでした。
仕事、家事育児、体調管理、
子供が熱を出したり、イレギュラーに時間を食う要素とのバランスを調整しつつ、ギリギリこなしていました。

⬇️ざっくりと予定はこんな風に決めていました
木金  夜A課題 エスキス、作図(細切れ)
土   夜A課題 復習、解説動画視聴
日   昼B課題 タイムアタック 6.5時間
    夜B課題 セルフチェック、提出
月火水 夜 復習、添削、解き直し、勉強会など

※昼休みは、断面図をフリハンで描く。計画の要点を一年分書く。などしていました。
計画の要点は30分が目標だったので、ちょうどお昼ご飯を食べ終わってから残りの30分で書き切ることを目標に練習していました。

⭐︎A課題とはインプット用。B課題はA課題で学んだことをアウトプットする用で、類似した所のある課題でした。
このセットになっているというのが、とても学習する上で良かったと感じました。
課題に追われて疎かになりがちな復習を自然と行えるプログラムだと感じました

⚪︎時間確保

週2課題のスケジュールが4セットあったので、
事前に課題の出る週は仕事の休み調整や
タイムアタックする日は、家族に1人の時間をいただくお願いをして、
勉強時間を確保していました。

⚪︎オープンチャット(勉強仲間)

同じ学舎の仲間をXで募り、LINEでオープンチャットを作っていました。
タイムアタックをしたり、図面の見せ合い、交換添削、勉強会など、
集まれる時に集まれる人同士で随時開催していました。
相対試験なので、仲間から多数派の感覚を知ることもありますし、なにより通信で頑張ってる人たちの存在は励みになりました。

⚪︎タイムアタック

本試験と同じタイムテーブルで課題を解ききることです。1人でもできますが、私は勉強仲間とオンライン試験会場をつくって、手元を写しあう、
というのを各課題でやりました。
やる気を出すのと、自宅にいながら少しでも本試験に近い状態にするためです。
あの人もう作図行ってる…とか、
意外と緊張するので個人的にはオススメです!

食べるもの、着るもの、
可能な限り本試験と同じに、
すべてはあの恐ろしい本試験の6.5時間を少しでも再現するために。。

タイムアタックの直後にマイクをオンにして、その課題のアウトプットを軽く話し合う時間をとりました。これもためになりました。
自分だけぜんぜん違う考え方をしていることも多くて、他の人の考え方を聞く。マイノリティになりがちな私には大切な感覚を補う場でした。



⚪︎セルフチェック

タイムアタックを終えて、他の人と話したら、
ふぅ〜と一段落。

でもここからのひと頑張り、

セルフチェック

も大切でした。

タイムアタックの中でもチェックはするし、本試験でならその中で致命的なミスに気づかなければ、下手したら一発アウトです。

でも、課題は練習。
そもそも自分の目でダメなところに気づけるのか?

提出する前に自分の目で見て100%の成果物をださなければ、プロに添削してもらうのにもったいないですよね。伸び代を潰しているも同然です。

過去のわたしは、、

解き散らかしたまま提出。
ミスしてるけどまぁ添削入るだろう。
それも含めて返ってきてから復習しよう♪

って感じでした。
時間的余裕がなかったのもありますが、
人任せだったなと思いますし、
返ってきてから復習しても、次の課題を解いたりして忘れてることが多く。あまり身になりませんでした。
提出までに自分の100%のチェックをする時点で学びがたくさんあり、
解答例や添削結果はその状態で確認するからこそ、意味があったと思います。
この件は本当に過去の自分を怒りたかったです。



⚪︎添削

添削はオープンチャット内の共用フォルダで任意でしていました。
添削はさせていただく側に学びが多いので、交換添削(お互いにやる)を必須にはせず、
解いた人はフォルダに図面をいれるのも任意。
やれる人がやって、
「見ましたのでのよかったらご確認ください…」
と送り合う形で行っていました。

自分が添削した内容が
他の人の添削とズレてる部分、
講師による添削結果
と比較をすることから、
わたしはミスに気づけているか?
を確認していました。
これは前半戦のメンタル劇場からの学びを活かせていたと思います。


⚪︎復習

提出が済んだら、解説動画視聴、解答例確認、解き直し、添削、などをして復習しました。
解き直しは直後の週(次の課題が出るまで)に一回。忘れた頃の数週間後(模試前)に二回目。

一回目は、
タイムアタック内ではやらなかったウツワや階振を試すような感じでバイコマまで。
二回目は、
今本気で解くなら?をバイコマか作図まで。
課題によっては三回やり直したものもありました。

復習ノート
※1課題を1ページで見れるように「解答例1/400」と「マイプラン(チビコマ)」を並べて書く。気づきを随時書き込むようにして何度も見ていました。


解き直し(直後)
タイムアタックと違うパターンを試していました


また、課題の心得が出たらそれを片手に復習し各課題で指摘されたことを蓄積。
心得は何度も見返すことで、
自分に染み込ませていくイメージ。

心得の蓄積
課題ごとに色を変えマーカー。ミスが多いところは色が重なっていくようにしていました。実にカラフルだ…



課題と模試は
以上のような方法で学習していました。


第3課題以降、後半の課題は特に難しくて、
そもそもまともに解けない。。
3年目でもそんなもんでした。

なんで解けなかったのか?
どこに時間がかかっていて、苦手なのか?
どうしてその考え方になってしまったのか?
ミスに気づかなかったのはなぜか?
チェックを落としたのか?
知識不足?
読み違え?
思い込み?

それらを1つずつ分析して、地味〜に本試験のための準備をしていってる。
という感覚でした。

◾️9/25-10/7 試験直前期

課題、模試が終わって、
頭の中は様々な知識でパンパン!
ここからは新しい知識はもういらない。
図書館てどんな建物だっけ?を振り返りながら
本試験の6.5時間にどれだけパフォーマンスできるかを1番に考えて、準備をしていきました。


⚪︎模試の振り返り

ウラ指導の模試は課題とは違い本試験テイスト。
その模試で自分はどう立ち回ったか?
を振り返りました。
時間管理、チェックの仕方、手順、表現など。
わたしは模試(本番と思い込んで挑戦!)でも、
読みとばし、勘違い、オリジナル表現が多い
など合格しにくくなりそうなミスを連発。
課題と合わせても一度もランク1の評価はもらえずに本試験へ。(セルフチェックも万全と思って提出してたのに…)


⚪︎課題の再復習

このタイミングでもう一度課題を復習。
やり方は、
①問題文を読む
②まとめノートをみる
③空間構成&その課題が教えてくれてることに絞って、要点のみをノートに書き出す。
といった感じです。
全ての課題を見開き1ページ(A 3)にまとめて、
俯瞰するイメージ。
こうやって並べてみると、各課題にぎっしりと教えが詰まっていたことを再確認できるし、
出題者側の意図が垣間見える気がしました。
この復習をしながら、
わたしなら図書館、どんな課題を作るだろうか
なんて想像していました。

各課題まとめ(俯瞰する)


⚪︎不安を潰しまくる
直前期はいろんな情報がごった返していて、
とにかく不安になります。
小さなものから大きなものまで不安な要素はすべてノートにリストアップ!
そして大きな不安から潰していくようにしました。
わたしの場合、
省エネってなにを問われるかな?
詳細図何を描かされるかなぁ?
階段なんでもかける?
空調設備なんでも説明できるか?
基礎は何が出ても文句言えないな!
など。

空調方式と階高(階段)を納得いくまで検討



⚪︎計画の要点
計画の要点もこの直前期に最後の詰め込みをしていました。
既出の問いは秒殺する!
という意気込みで。
昼休みに書きまくる訓練はしてましたが、やっぱり書くと時間は食う。
なので、勉強仲間とオンライン勉強会で出題し合って、パッと答えられるか?
というカルタ大会みたいなこともしました。
1人でブツブツ声に出すのも◎ですが、
問題を考える側になることもできるますし、
対人だと何倍も身になったように思います。
何より楽しかったです

計画の要点勉強会の様子(チャット活用)



⚪︎手順きめ、リスト
本試験は極度の緊張状態になる。
そんな時でも、少しでもいつも通りの自分でいるためには?
一つはやはり手順(エスキスと作図)を決めておくこと。
これについても、何度も何度も何度も…
繰り返して書き出しましたし、
マイナーチェンジしていきました。
エスキスでは、何をどこに書くのか。
何時までにウツワ辺りまでいきたい。
プランの切り上げは最悪何時か?
作図はとにかく優先順位をきめる。
時間がギリギリの時に書くのを諦めるのは何?
など。

それでも本試験では狂うところがでるのですが、
寝ぼけてても狂わない(くらいの気持ち)ルーティン化はやっておいてよかったと思います。

最終手順


⚪︎本試験のイメトレ
準備はできることをめいいっぱい。
今年ダメでもそれはまぁ仕方ない。
どれだけ備えても本試験には魔物がいる。
過去のトラウマを思い出す。
記憶喪失だった初受験生、
一発アウトの2年目、、
今年もきっと翻弄される、
でも何とか対応する自分を想像しまくる。
今年こそは土俵に上がる。

不安になったらまた何かを描く。
手を動かす。


どれだけ備えても、3回目でも、
ずっと不安でした。
そして本試験へ…!


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