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ユープラ活用法(参考程度!)



3回目の製図試験=角番 で合格した私ですが、
2回目の製図受験の後に
ユープラに少し向き合いました。


「ユープラ」とは、ウラ指導さんが開催されている本試験復元図のウェブ上展覧会(復元図さえ提出すれば誰でも無料でも図面見放題)

この「体験」は本試験で無意識に発動していた感覚の礎の一つになっていたと思います。


これから話すのは、検証法と言えるほどの手法ではないですし、高いクオリティでやれていた訳ではないので、一体験としてメモさせていただきます。

◾️ユープラを使ってしたこと

ユープラを見る。
といっても実際どうすると自分には良いのか。
先の合格者にはものすごい精度の分析や研究をされていた方も居られるのを見て、

自分にもそれだけ、やれるだろうか?
そして、そこから何が得られるだろうか?

合格者の方からさまざまなアドバイスを受けて
結果やったのは、


「空間構成に絞って見る」

「空間構成にしぼって見る」ことによって、図面を見る目が足切り回避しやすい目に訓練されていくはず。と考えました。
というのも、2年目撃沈して、角番に突入という時期になっても、わたしは空間構成を図面で説明できなかったんですよね。。足切りなのに。。
「知ってるけどできない」ってやつです。
※これについてはまたメモを載せたいです

このタイミングで、空間構成を再度学び直して、というか常に確認しながら、図面をみるようにしたので、少しずつ空間構成を意識できるようになったのかと思っています。


⇧自分の図面のセルフチェック
空間構成がはちゃめちゃです


話を戻すと、

空間構成に絞って見る

その上で、

・ランク分け→実際の合否結果とすり合わせ
・自分と類似したプラン探し

をやっていました。


自分のその時の目線で「ランク分け」して、実際の合否結果で答え合わせすることによって、自分の見る目がどれほどズレているか気づけるヒントになるはず。
「類似したプラン」に、合格しているプランがあれば、不合格の自分との違いが分かりやすくなるはず。

このように解釈して具体的な作業計画に入りました。

◾️手法

→4段階に仕分け
 試験元のランクを当てるイメージではなく、自分がなにがダメで減点したのか?それを書き残すようにしていました。これはやりっぱなしにせずに、後から自分が振り返った時に減点と思ったことの根拠がわかるようにするためです。

・4段階にはABCD
 A バッチリ👌
 B 1つ減点ポイントあり(空間構成)
 C 複数減点ポイントあり(空間構成)
 D ダメかも。(空間構成以前のミスを発見した場合に振り分ける。法令違反、重大な条件違反など。)
※空間構成に絞るとはいうものの、Dのようなミスに気づけるかも本試験では大切なので、このようにオリジナルの仕分けをしました。
大切なのはなにが減点ポイントと思ったかをしっかり記録していき、振り返ったときに自分のブレに気づく(何が分かってなかったのか分かる)ことだと思っていました。

⚫︎仕分ける上で気をつけていたこと
 ・日付を入れる
  2ヶ月ほどの期間とりくみましまたが(やらない日もザラ!現実!)、仕分けていく中でも、自分の目線が変わっていくのがわかるため
 ・1枚あたり5分〜10分
  はじめは空間構成①はえーっと、、とじっくり何をチェックしているのかブレない(部分に行かない)ように丁寧に見ていました。数枚こなして慣れてきたら、素早くできるように、訓練のつもりでやっていました。
実際本試験でチェックできる時間もとれてもそんなもんなので。。
 ・若い番号から順番に
  若い番号ほど早いタイミングで復元されて提出されていることが多い。復元のタイミングが早いほど本試験の状態に近い図面と考えられるので基本は若い番号を優先しました。
 ・空間構成4要素が何か?何度も学習しなおす
  空間構成について語られているYouTubeなどを何度も見て、寝る前には羊を数えず空間構成を唱えて、一から人に説明できるか?を脳内でやりやがら寝落ちするようにしていました

⚪︎合否の出る前後でやり方は変えた?
基本的にやっていたことは同じでした。
合否前はひたすら進める。
合否がでてからも実際のランクは見ずに仕分けしてから確認する。
ただ、合否前は減点基準が完全にオリジナルなので、合否後に2回目のランク分け、それから実際のランクを確認。というステップを踏みました。

⇧ランク分け記録用のエクセルシート
コメントで合否要因(推測)を後から追記していました


⚪︎類似プラン
ランク分けしながら、空間構成が自分と類似してるかも?というものをピックアップしていってました。
私の場合は4案見つけましたが、その中にランクIはありませんでした。。
空間構成で見てやはり合格は難しいプランだったことを再確認しました。


図面はしんどくならない程度に5案ずつなど、気が向いたらやる程度の気合いで進めてました。
寒い季節なので、こたつに入りながら

◾️本試験でどう役に立った?

自分なりに仕分けして、実際のランクはどうか?
これを繰り返していく中で、何が私の力になったのか?
やってる時は正直あまり実感はなかったです。。
というか、仕分けて減点ポイントを記録していってるだけなので、そこで成長したぜー!なんてならないですよね、おそらく!

やってきた作業は…
合格基準に沿って失格や減点が重なったものが不合格となっていることをただただ確認。
それはそれは、とてもとても地味な成果。

この現実を目の当たりにしまくって、
問題文や課題発表のページ、合否基準など
試験元のメッセージに心の底から真面目に向き合うことが合格に近づく現実を本気で感じた。
これがわたしのユープラによる本試験体感でした。

言葉では知っていたけど、
わたしはそれだけでは理解できる人間ではなかったので、
手を動かして図面で確かめることは
必要な作業だったと、思っています。

この地味な作業で染みついた経験が、本試験でもかろうじて問われたことのベースを保ち、合格の一助になっていたのかなと、今になって思います。

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