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大学JKの宇宙よりも遠い場所 聖地巡礼 Part6 しらせ生活編 STAGE8 前半

 こんばんは、「算数とか理科って何の役に立つんですか?」と聞いてくるクソガキを「は?南極に行けるが?」で殴り返すでお馴染みの騎空士鮫ミンです。

 今回は人気回の STAGE8 吠えて、狂って、絶叫して の前半部分記事になりますので、しらせの内容になります。この後の南極も含めて、いよいよ普通に生きてたら絶対に体験できない非日常パートに突入します。


しらせ出港

 STAGE8はいきなりキマリたち4人が寝転がってるシーンからスタートします。ここでかなえさんが「あったかい地面には当分(3ヶ月半)さわれないんだから」と言いますが、これは本当にそう。

(c)YORIMOI PARTNERS/ KADOKAWA/ MADHOUSE/「宇宙よりも遠い場所」制作委員会

 しらせは一度オーストラリアを出ると、そのあと再びオーストラリアに戻ってくるまでの間、無補給で活動を行います。これ実はかなり珍しくて、海上自衛隊の方に聞くと、どんな船でもどこまで遠出しても大体2週間もあればどこかの港に入港するらしいです。ですので、フリーマントルでの補給は大事なのです。前回まるまる一話使ったくらいには、補給は、とても、とても大事なのです。

我々はなぜか後ろから来た豪華客船に追い出されて補給が途中のまま出港させられましたけど

 これ本当に隊員には知らされてなくて「なんか船動いてない?」とか言い合ってたら全員呼び出されて「船はフリーマントルを出港しました」とか言われてもうめちゃくちゃでした。予定の三日前出港ですよ、そんなことある?

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 この辺りの出港シーンはまんま海上自衛隊です。よりもいは海上自衛隊と観測隊が混ざっててややこしい・・・!!ちなみに我々の出港の時は説明なくいきなり「ぼうふれーーー!!」って言われて「え、なになになに?棒振れ???」と混乱しました。「帽振れ」という海上自衛隊の儀式だそうです。いきなり言われても知らんがな。

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しらせ船尾から見る外洋

 そして外洋へ。

 ここのキマリの「この旅になんの意味があるのかなんて分からない。学校休んで試験も受けず、受験にだって影響する。」の感想は本当にそれなの感想。碌な連絡手段もない非文明圏へ4、5ヶ月も行く。この間学生は授業や試験を受けられず、大学教授のほうも逆に授業も試験、学生の指導もできない。他にも就活だったり学会だったり奨学金の申請だったり、ありとあらゆるもの外界からの干渉を受けない生活が始まります。人間力が試されますね。何がしかの修行とかストレステストのたぐいです。

(c)YORIMOI PARTNERS/ KADOKAWA/ MADHOUSE/「宇宙よりも遠い場所」制作委員会

 この「2」の写真。これだけだと意味がわからないと思いますが、これは第2次隊の2です。飛行甲板で数字を作って写真を撮るのは毎年恒例の行事で、作中だと報瀬のお母さんが行ったのが第1次隊、今回が第2次隊ということになります。普通は毎年行くのですが、作中では報瀬のお母さんが南極で亡くなったのでスポンサーが撤退して資金不足になったので何年か活動停止していたみたいですね。

 

しらせ艦内生活

そしてOP後のアイキャッチ。

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 ゲロを吐くキマリです。しらせでは水が貴重なのでトイレはバルブ式で、バルブを回して水を流します。節水、大事。

 観測隊員のインタビューが始まりますが、アウトリーチも立派な仕事。外部へのアピールの意味もありますが、観測隊内への説明の意味もあります。自分たちの研究を説明することで、同じ隊員やしらせの乗組員の方に手伝ってもらうためです。そのためにしらせ大学や南極大学といったイベントが開かれたりします。


(c)YORIMOI PARTNERS/ KADOKAWA/ MADHOUSE/「宇宙よりも遠い場所」制作委員会

 こういうインタビューも何度かありました。

 しらせは南極に向かいますが、その道中も観測を行います。海洋観測部門がそれです。

 南極つく前も結構忙しいです。

海洋観測チーム

 劇中には調理を手伝うシーンがありますが、実際には観測隊員が調理の手伝いをすることはありません。南極料理人が有名なので勘違いしやすいのですが、しらせの中での食事は全て自衛隊の方が準備してくれます。

 しらせの食事は美味しいしきっちり三食出るので、日本にいる時より南極の時の方が断然いいもの食べてたという隊員が多数。

 ここで弓子さん登場。ちなみに観測隊の調理担当はめちゃくちゃ倍率高いです。詳しくは分かりませんけど公募の中で三指には入る難しさです。南極で料理人になるためにブラジル総領事館で公邸料理人をやってきたって人もいます。

 調理の手伝い中に、「本日 ヒトヒトマルマルより ヒトナナマルマル 艦上体育許可 反時計回り」という放送が流れます。これは劇中でもある通り、しらせの上を走ってもいいとよいう許可の放送で、毎朝流れます。マラソンだけでなく、キャッチボール、縄跳び、サッカー、テニスなど、色々します。

 しらせ船内でできる運動は艦上体育のマラソンと飛行甲板でのちょっとした遊びくらいですが、これがもう最高です。海の上をマラソンしてる気分になれます。

(c)YORIMOI PARTNERS/ KADOKAWA/ MADHOUSE/「宇宙よりも遠い場所」制作委員会
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結月が「ここ走るんですか?」とビビってた場所義務ではないですが、許可された日はほぼ毎日走ってました。訓練というより娯楽の一種です。一周が約250 m なのでどれくらい走ったかもわかりやすい。
こういう景色を見ながら走れる


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キマリが疲れ果てていた所

 女性だろうが研究者だろうが「疲れてうごけません」が一番最悪なので、みなさんバリバリ走ります。むしろ自衛官より研究者のほうがたくさん走ってました。つよい。

気がつけばいつも走ってる人たち
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 お風呂ですが、説明にあった通り基本的には海水風呂で、シャワーは真水です。真水はたまに規制がはいるため、大切に使います。海が荒れてくると風呂の水面も荒れてくるので入ってて面白いです。

(c)YORIMOI PARTNERS/ KADOKAWA/ MADHOUSE/「宇宙よりも遠い場所」制作委員会
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 そしてここは観測隊公室。観測隊員が集まるときはだいたいここで、食事もここでとります。観測隊の食事は美味しいです(念押し)。

給食みたいな感じ
好き嫌いが激しい人は大変
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 洗濯も真水なので使える時間が決まっており、真水の制限がかかった場合は三日に1回のみとかになります。水、大事。

 そして左舷の清掃用具いれのジロのアイキャッチが流れて前半終了です。

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右舷掃除用具入れのタロ
左舷掃除用具入れのジロ」
ルンバのポチ

 今回はここまで。
次回はSTAGE8の後半、荒れ狂う海に突入します。


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