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気管切開児のスピーチバルブについて 

スピーチバルブについて私なりにここに記したいと思います。


スピーチバルブとは気管切開児が声を出すためにカニューレに装着するもの

気切孔から息は吸えるが吐く事ができない一方方向弁になっており吸った息は強制的に上気道(=声帯)を通るので声が出るというもの。
と私なりに認識しております。

気管切開=声が出ないとイメージしてる人からしたらなんて夢のような話だなんて思うかもしれませんがこれを装着するとカニューレから息を吐けないというとんでもないリスクがあるため死亡事故などを懸念してスピーチバルブは使わないとする病院も多々あります。

これがないと気管切開してたら声が出ないかというとスピーチバルブがなくとも人口鼻でもお話する子はお話します笑

人口鼻だと声漏れという形で声を出しているのですがイメージとしては吸った息がカニューレの外側の隙間から声帯を通って声を出しています。
それだけ強く息を吐けているし上気道にもスペースがあるという事なのでこれはとても良い傾向なのでございます。

しかしながらスピーチバルブをした方が抜管の目安が分かりやすいのかなと感じる事もあり、バルブを使わない主義の地域には住んでいるもののありがたい事にかかりつけの病院が隣の隣の市にあるためバルブ装着を推奨している考えの医師の下でバルブ装着をさせてもらっている日々を過ごしております。

私がインスタからの情報で得た'こうだったら抜管近いかも'と思う事を挙げていきます🙋

  • スピーチバルブが長時間(就寝時以外)装着できる

  • 吸引が必要ない

  • 人口鼻であっても声が普通に出る 

スピーチバルブが長時間装着できる 

医師からバルブの装着の許可が出たとしても難なく付けられる訳ではありません。
息子は今、朝から晩まで就寝時以外は装着できておりますがちょっと前までは装着したら慣れずポーンとバルブを飛ばしてしまったり、付けるのを嫌がっていました。5分で終わりって事が結構ありました💦
30分、1時間装着できたらすごーいと言ったような具合でした。これ以上装着するのは無理そうだなというようなしんどそうな息づかいをするのです…

療育園に入園すると登園時はそこが自分の頑張る場所と認識してか徐々にバルブを装着する時間を増やして今に至ります🥺

吸引が必要ない

痰の吸引が必要ない=口まで痰を出せているかカニューレが必要ないような呼吸の仕方をしている。
息子は今バルブをすると一気に吸引頻度が減るのだがそれでも吸引は必要な時があるのでぜひこの必要ない状態になるのが今の課題かなと思っている。

人口鼻であっても声が普通に出る

バルブをしなくともバルブ使用時と声量が変わらなければそれだけの息を吐けているということなので良い傾向だと思う。
息子が静かな場所でわめくのでうるさ過ぎてスピーチバルブを外したのですが声量変わらず😂
これには静かにさせたい焦りと共にバルブ無しでも声量が変わらない事に感動したという事がありました😂


バルブはその息づかいだったりを強制したり癖づけたり息が一方向からしか出ないため気管を強くする働きもあります。(軟化症の改善につながる)
やらないよりやった方が抜管の道が近くなる上に抜管の目安が分かりやすい気がします💃

これだけバルブを推してはいますがかかりつけではない付き添いのないこども病院入院の際には人口鼻のみで過ごさせようと心に決めております。
24時間看護体制ってのは無理があります。
担当の看護師さんが受け持たれてる他の子が急変すればそちらにかかりっきりになり息子どころではありませんから…

まだまだバルブをしててもポーンと飛んでったり吸引も頻回な時もある息子のバルブ事情ですが抜管に向けて大きな役割を果たしてるに違いなく…
今月はドキドキの気管支鏡検査入院もあり
また結果など記していけたらと思います。



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