get@月兎

甘美で孤独な時間を好むぼっちうさぎ。 霧中にある無の思想を夢中で追い求める。 http…

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甘美で孤独な時間を好むぼっちうさぎ。 霧中にある無の思想を夢中で追い求める。 https://www.youtube.com/@get_at_getto https://usagijp.cloudfree.jp

最近の記事

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「こだわり」と「信念」と「独創性」

いつの時代でも「自分らしく生きるための生活スタイル」なんてものを探す人間は絶えない。 現代、そのような人たちが行き着く先は、 ・自由を得た気になれるノマドワーカー。 ・シンプルを人生の目的としたミニマリスト。 ・食という視野で倫理を考えるベジタリアン。 ・規範の檻をつくる道徳家エシカル。 といったところだろうか。 なんてことを考えていたら、自然から授かった「独自のこだわり」を大切に育てることの重要性に気が付いた。 「独自のこだわり」を育て、開花させた人物の一例として、

    • うさぎの夢とカメ

      昔々、ある海辺の村に、ウサギとカメが住んでいました。 ある日、ウサギは海を眺めて「あの海の向こうには何があるのだろう?」とカメに聞きました。 海を熟知したカメは「海の向こうには竜宮城があるんだよ」と教えました。 その日から、ウサギは竜宮城への冒険を夢見ていましたが、泳げないために行けません。 カメはウサギの夢を叶えるために、一緒に竜宮城へ行くことを提案しました。 二人は準備をして、大海原へと出発しました。 ウサギはカメの背中に乗り、カメは慣れた泳ぎで海を進みました。途中、

      • 「うつ病」と「甘え」

        村の外れに住む青年、ネオテームは、人に甘えることが苦手でした。 なぜなら、彼は自立心が強く、他人に甘えることを弱さと捉えていたからです。 ある日、村に大きな病が流行し、多くの人々が苦しんでいました。 医者も治療方法が分からず、状況は日に日に悪化していきました。 ネオテームは、人に頼ることなく独りでこの病の原因を追究し、突き止めました。 その原因は、人に甘えることのできない村人が、独りで頑張り過ぎて疲れ切ってしまい、鬱々とした状態になるということでした。 この危機を乗り越

        • 英雄の村

          昔々、山奥に小さな村がありました。 その村では毎年、収穫祭の日に「タイマン大会」が開かれ、子供たちが一対一の勝負をして村の英雄を決めるという伝統がありました。 今年も、子供たちの間で最も勇敢であるとされる二人の少年、英太と雄太が、タイマンの舞台に立つことになりました。 英太は、村で一番速く走れる少年でした。 彼は正義感が強く、困っている人を見ると助けずにはいられない性格でした。 一方の雄太は、村で一番力が強い少年で、どんな重いものでも軽々と持ち上げることができました。しかし

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        「こだわり」と「信念」と「独創性」

          ダイエットのために食べる人

          「生きるために食べよ、食べるために生きるな」という現代人への戒めと思える言葉は、古代から伝えられていることから、食欲のコントロールは人類の課題なのだろう。 これは、食べることは生命を維持する基本的な行為であると同時に、満腹という幸福感がストレスというムチに対するアメになっていることが関係していると思われる。 それは、私たちの生活に自然と根付いている ・労働の後の飯は美味い。 ・食べ過ぎたからダイエットをする。 ・自分へのご褒美はカロリーの高い食事。 などの言動から考えると

          ダイエットのために食べる人

          わたしのポールスター

          人は、自分が本当に必要としているものや望んでいるものに気づくのが難しい一方で、避けたいものや嫌いなものははっきりと認識しやすい。 これは、人間の心理がネガティブなものに対してより敏感であるため、または自分の欲求や願望が複雑であるために起こります。 時に人は、嫌いなことをさけることで、自分の価値観や目指すべき方向性を見つける手がかりになることがあります。 これは、顕在的には気づいていない心の奥にある本心が、自分を進むべき方向に導いているのではないでしょうか。 この自分の本心

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          世の中、銭や!

          ある村に「腕白でもいい、銭を稼ぐ男に育って欲しい」という家庭に産まれた男の子がいました。 青年となった彼は、世の中の欲望から離れて修行をするため、山へ籠っていました。 彼は日々、心を清らかに保ち、瞑想や看経などに励んでいました。 そんな中、彼は山頂に座し、目を閉じて深い瞑想に入っていると、風は彼の髪を撫で、太陽は彼を熱く照りつけます、すると突然彼の心に閃きが走りました。 「銭は人を分別する」という言葉が、彼の心に響き渡りました。 彼は目を開け、周りの自然を見渡しました。

          世の中、銭や!

          脇目も振らず真っすぐと

          私たちはしばしば周囲に囚われがちです。 過去の出来事に対する感情が、現在の自分を形作っていることは否定できません。 しかし、過去に囚われすぎると、新しい可能性を見逃してしまうかもしれません。 また、周囲の人間関係においても、とらわれすぎることは避けるべきです。 人間関係に執着することは、自身の精神的な健康を損なう可能性があります。 「過去を振り返ること」や「見てはいけないもの」の教訓を伝える物語が、世界中に数多く存在することからも、真っすぐと未来を見据え、今を懸命に生き

          脇目も振らず真っすぐと

          こころの扉

          人々が発する「貧しい」という問題には様々な意味が含まれてる。 そこで、私の生活に基づいた角度から貧しさを考えてみた。 すると、精神的または道徳的な観点からの貧しさを持つが故に、物質的な貧困が生まれることに気づいた。 精神的または道徳的な貧しさとは、「自身の能力」や「自分の必要とするもの」以上を要求し、満足を知らないこと。 このような人は、物質的な相対的貧困を生み出し苦しみます。 そして、相対的貧困とは、社会の平均的な生活水準を想像し、そこに及ばない自分をどうにかしなければ

          こころの扉

          自由は四角い紙の上にあると思っていた

          お金を自由に使うことは、一見すると自由の象徴のように思えるが、それは過度になっていき物質主義や消費主義に縛られ、精神的な不自由さを感じる要因になる。 一方で、お金の節約や貯蓄を中心とした生活は、精神を金銭的な数字で縛り窮屈さを感じる要因になる。 つまり、お金を中心とした自由は、魂を不自由な方向へ導く。 そこで、価値基準をリセットし、物質的な欲望から距離を置くことは、精神的な自由を追求する上で有効な手段となり得る。 「価値基準を白紙の状態に戻す」には、魂が金銭や物質に束縛され

          自由は四角い紙の上にあると思っていた

          個々の道

          私は、「心の平穏」を世界の平和へとつながる鍵と捉えています。 幸も不幸も追い求めず、ただ静かに自分の心を見つめる。 その純粋な観察は、精神を内なる静けさへと導きます。 静けさの中で人格を育むことは、自己の核となる部分に集中し、外部の騒音に惑わされない強さを持つことへつながります。 この永くて孤独な、心の平穏を求める旅は、他者にも影響を与え、平和な世界を築くための基盤となり得るでしょう。 静けさの中で見つける真実の光は、自己を知り、世界を知る旅の始まりを照らします。

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          人生という空間はサイケデリックなインスタレーションと化す

          人生は予測不可能で、サイケデリックな体験に溢れています。 そのような予期せぬ美しさを象徴した体験は、色彩豊かで幻想的なイメージを心に描きます。 そして人は、歳を重ねるごとに、その感覚を受け入れる感度が鈍っていきます。 しかし、人生の深みや理解を増す機会としての、新しい体験や発見に心を開いていれば、どんな年齢でも予期せぬ美しい瞬間を感じることができます。 私は、人生の各章における、それぞれのサイケデリックな爆発を拾い集めながら、最終的にそれが大きく綺麗な花火のよう輝き、人生

          人生という空間はサイケデリックなインスタレーションと化す

          地球に蓄えられた人類は…

          人間は、野生で生き抜くことが極めて難しい動物。 そんな人間が地球上で生きていくために培ったノウハウは、「共感と尊重」「協力と貢献」「コミュニケーション」などが挙げられる。 そのような技術を習得するまでに至った経緯をここに簡単に綴ってみた。 始まりの月光 月が満ちた夜、地球上のすべてのウサギが不思議な光に包まれた。彼らの目は知性に満ち、月のウサギたちが彼らに語りかける声が聞こえ始めた。月のウサギたちは、地球のウサギたちを目覚めさせ、新たな秩序の創造を命じた。 静かなる侵略

          地球に蓄えられた人類は…

          「自然のリズム」と「機械的アルゴリズム」

          社会のデジタル化が進む中で、人間は自然の一部であることを忘れがちなので、私は常日頃から自然を感じることを意識している。 自然を感じることは、心の健康にとって非常に重要であり、日常生活の中で自然を感じる瞬間は、ストレスを軽減し、幸福感を高める効果があると言われている。 たとえ都市部で生活していても、街路樹や公園や空を眺めて季節の移り変わりを感じるだけでも、心をリフレッシュさせることができます。 また、自然界のリズムを体で感じることで、テクノロジーによる機械的アルゴリズムの

          「自然のリズム」と「機械的アルゴリズム」

          風流なデジタル魂

          いつの時代からか、科学と理性が人間の知識を拡大させ、文化的な進歩を遂げて現代社会が創られた。 そして今日のデジタル化は、その知識の拡大と共有をさらに加速させている。 しかし、この進歩が人間の本質的な自由や意識にどのような影響を与えるのか?そしてそれが人間の幸福にとって本当に良いものなのか?という疑問は増すばかりだ。 私は、人間の精神が物質的なものによって解明されることはないと信じている。 ゆえに、デジタル化がもたらす物質的な便利さや効率性が、自分の精神的な充足や道徳的な修

          風流なデジタル魂

          この世とあの世の狭間

          この世とあの世の間には、境界の世が存在する。 分界の世とも呼ばれるこの場所は、物質的な要素と霊的な要素が共存する神秘の世界であり、生と死、現実と霊的な領域の境界線に位置し、私たちの生活に深い影響を与える可能性があります。 この世とあの世の軸に垂直に交わる境界の世界は、人それぞれ広さや時間感覚や温度感などの捉え方が様々である。 人によっては、微塵も感じ取ることができない。 この境界の世から永遠の広さと温かみを感じ取ることができれば、人生そのものが大きく変わるのかもしれない

          この世とあの世の狭間