「デザインで道を切り拓け。」に込められた3つの覚悟。
昨日、ふと思い立ってXのヘッダーを変更しました。
ヘッダーには一言「デザインで道を切り拓け。」とメッセージを添えています。まあ、意味としては文字通りなんですが、「なぜこのメッセージをヘッダーにわざわざ載せたのか」という点について、せっかくなのでもう少し深堀りしてみようと思います。
メッセージに込めた3つの意味
先日Xでも触れたのですが、「デザインで道を切り拓け。」には3つの意味が込められています。トリプルミーニングというやつです。超個人的な意味ではあるのですが、ぼくの活動範囲や今後の方向性的にも、これが一番しっくりきたんですよね。
意味を知ったところで「で?」って感じだと思いますが、ぼくの活動理念やデザイナーとしての想いなどを知りたいよ~っていう変態の方がいらっしゃいましたら、ぜひ最後までお読みいただけると幸いです。
❶デザイナー志望者に向けた「道を切り拓け」
まずは、ぼくを普段からフォローしてくださっている「かけだしデザイナーさん」たちに向けたメッセージです。シンプルに、デザインという武器を手に入れて、過去と決別して新たな人生を開拓してほしい、という想いが込められています。
普段からさまざまなTIPSを発信していますが、ぼく自身、未経験からデザインを学び始めたころは、SNSやGoogleでデザインTIPSを検索して勉強していました。デザインという仕事に出会い、たくさん辛いことも経験しながら、なんとかここまでやってこれました。
正直、ぼくはデザインに出会っていなければ、いまだに何者でもない、社会不適合者でしかなかったと思います。なので、デザインに助けられたうちの1人なわけです。
ぼくをフォローしてくださっているからには、ぼくと同じように未経験からでもデザイナーに転身して、人生を大きく好転させてほしい、そんな想いがこの「デザインで道を切り拓け。」に込められています。
❷デザイン発注者に向けた「道を切り拓け」
次は、デザインを発注してくださるクライアント様に向けたメッセージです。「切り拓け」だなんて生意気なこと言ってすみません。
デザインをご依頼してくださる方は、基本的に商品やサービスが売れなくて困っているという現状があります。中には、「この商品に命をかけている」「このサービスが世に広まらなかったらもう後がない」みたいに、追い込まれている方もいるわけです。
そんな状況で、お金を払って依頼してくださった方々の想いは、しっかりと結果という形で還元してあげたいなって思います。
もちろん、商品やサービスの質があってこそ売れる売れないは決まるとは思いますが、本来もっと売れてもおかしくないはずの、価値のある商品が、デザインが悪い影響で売れなくなってしまっているのはとてももったいないです。
売れる商品というのは、需要があるから売れるんです。だから世の中にもっと広まる必要があるんです。需要のある商品が広まれば、経済が活発になって、大きな目で見れば社会貢献にもなるのです。
だからこそ、ぼくはこのデザインという仕事に責任と誇りをもって、クライアント様と一緒に道を切り拓いていきたいなと思っています。(生意気なこと言ってすみません)
❸自分自身に向けた「道を切り拓け」
最後は、自分に向けたメッセージです。前述したように、ぼくはデザインという仕事に出会い、副業、転職、そしてフリーランスへと階段を駆け上がっていきました。
いまデザインを勉強中の方からすると、ぼくはちょっとした「成功者」に見えるかもしれません。
ですがぼく自身、まだまだ成功とは程遠いと思っています。謙遜ではなく、リアルな話。会社員時代よりも稼いでいるし、人付き合いも同調圧力もないし、在宅で自由に働けています。
ただ、ぼくはもっとやれるはずなんです。まだまだ自分に甘いし、詰めが甘いし、もっと上に駆け上がれるポテンシャルがあるのに、それを生かし切れていない気がするんです。
そんな自分自身に向けて、"もっと頑張れよ"って意味を込めての「道を切り拓け」。この言葉を、十字架のように背負っていく覚悟です。
ようやく見つけた、自分の道。
「デザインで道を切り拓け。」という言葉は、ぼくとぼくに関わりのある方々に向けたメッセージなのでした。
デザイナーに転身してもうすぐ4年ほどになりますが、ようやく自分自身の核となる言葉が見つかり、なんとなく安心した気がします。ずっと自分が何者なのか、どの道に進むべきなのかふわふわしてたので。
先日、30歳になったばかり。若すぎもせず、老いすぎてもない。
まだまだ自分には伸びしろがあると思ってるので、これからも全力で頑張ります。
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