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俳優

俳優は与えられた役になりきれるのかという観点で評価される。

映画やドラマのストーリーがあり、そのストーリーに沿うように配役や人物像が決定されていく。

自己の存在は極めて阻害された状態でありながら、同時にその人らしさが求められる。

それを見ている人によって「あの人はOOな人」という印象が次第についていく。



私たちも様々な役割を背負って生きている。

年齢、性別、役職、家族の中の立ち位置、キャラクター。

生まれた瞬間に決まってしまう役割もあれば、自分で役割を勝ち取っていくものも周りにつけられるものもある。

背負う役割に納得のいかないこともあるし、力不足で役を演じきれないこともあるし、役が気にいらないこともある。

もっといい役が欲しくなり、明日への活力になることもあるし、次第にその役に愛着が湧くこともある。



役というものがその人らしさを形作ってしまう一方で、名俳優は役やストーリー自体を変えてしまうほどのパワーを持っていることもあります。

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