独断と偏見で選ぶ10大ニュース・フィギュアスケート編

今年のニュース。個人的に挙げるとしたら、自分自身にも無関係ではなかった「西日本豪雨災害」です。人生で初めて経験した大きな災害でした。と言っても自宅や自分には何の被害もなかったので、命や生活の基盤を失うこととなった方々のことを思うとショックだったなんて言ってられないな、とも思っているのですけど…。

個人的にこれは外せない、というニュースについては述べさせていただきましたが、あとはもう普通に今年のニュースについて振り返っても面白くないので(面白い人すみません…)、自分が書いてて楽しい振り返りにしてみます。

てなわけで、スケートファン歴そろそろ17年のゆるいオタクが選ぶ「2018年10大ニュース・フィギュアスケート編」。選考は独断と偏見によるものです。noteにはあまりスケートファンの方がいらっしゃらないようなので、ひっそり書けるのをいいことにこっそり書いてしまいます(汗)。


①平昌オリンピック開催・羽生結弦66年ぶりのオリンピック連覇

今年はこれしかないでしょうね。私は「羽生君は平昌でも勝つ」と何故かずっと信じていたのですが(根拠はわかりません、逆らえない直感みたいなものです)、オリンピック開催3ヶ月前というタイミングでの怪我…。実はどうしても羽生君の現役の演技を見たくてNHK杯の会場に出向いていたので、羽生君の棄権を知り出発前に号泣しました。こんな時期に、こんな運命と戦わなくてはならなくなった彼の気持ちを思うとどうしたらいいのかわからなかったのです。それでも信じ続けた金メダル。一生忘れることはないでしょう。彼が現役でいるこの時代にスケートファンでいられて本当に良かった。どうか少しでも長く、彼の目指すスケートを追い続けて欲しいと願うのみです。
単独の項目にしようかと思ったくらいのメドベージェワとザギトワの異次元の戦いなど、平昌オリンピックはすべてのカテゴリーで名勝負が繰り広げられました。それらもすべてまとめて、1位として挙げさせていただきます。


②追悼:デニス・テン

最初に「テン君が重体らしい」という知らせを目にしたときは悪い冗談だと思っていました。冗談であって欲しかった。悪い夢であって欲しかった。
あまりにもショックで瞼が腫れ上がるほど泣いてしまい、まだどこか現実のものとして受け止められていない自分がいます。彼の愛したフィギュアスケートを、精一杯楽しんで応援すること。それが私にできる追悼だと信じてこれからもフィギュアスケートのファンでいようと思っています。
そして、「またいつか」は二度と来ないかもしれない、ということを忘れずにいようと改めて誓いました。私は一度も自分の目でテン君のスケートを見ることができなかった。どれだけ後悔しても、もう二度とその機会は訪れないのです。
テン君、ありがとう。あなたがリンクを駆ける時、そこには小さな龍がいるように感じていました。せめてこうして、あなたの思い出を綴ることで、あなたを覚えていることで、追悼とさせてください。


③高橋大輔現役復帰

7月はいいことも悪いことも大きなニュースが重なった月だったかと思いますが、この知らせもたいへん衝撃的でした。清々しい顔でインタビューに応じる高橋君の姿に、どのような結果になるにしろ、きっと素晴らしい演技を見せてくれるのではないかとワクワクしました。
彼がジュニアの世界選手権で優勝したことを知らせる新聞記事を、私はまだ保管しています。その頃から見てきた選手を、今また再び「選手」と呼べる喜び。新しいスケーターの道を切り開くきっかけになって欲しいな、などと思っています。全日本が非常に楽しみです。


④町田樹プロ引退

彼のことを知ったのはやはり地元の新聞記事でした。彼がまだ中学生くらいだった頃の話で、あの男の子は今どうしているのだろう、とずっと気にかけながらひっそりと応援していました。現役の引退を見届け、そして今またプロスケーターとしての引退も見届ける。思い出が多すぎてとてもここには書ききれませんが、今まで応援させてくれてありがとうございました、本当に楽しかった。これからもひっそりと応援しています。


⑤NHK杯27年ぶりの広島開催

個人的には1位でもいいくらいです。私の生きている間に広島で大きな大会やアイスショーが開催されることはもうないと思っていたので、「来年は広島」という文字を大阪の会場で目にした時どんなに嬉しかったか…。全日行けなかったのは無念ですが、それでも最高の思い出になりました。


⑥大幅なルール変更の実施

競技時間が短くなったり、GOEの幅が広がったり、かなり大きな改正のため、まだついていけてないです。今シーズンいっぱいをかけてゆっくり慣れようかと思ってます。


⑦羽生結弦国民栄誉賞授与

羽生君に関するニュースは、仙台でのパレードとか二人の羽生がついに邂逅とか、羽生君をメインに据えたアイスショーがパブリックビューイングまで実施されるほど大規模なものであったとか、羽生君だけでも10大ニュースにできるほどたくさんありましたが、フィギュアスケート選手が国民栄誉賞を受賞するのは初めてということで、特にこれを選んでみました。だからって彼は何も変わらず、これからもスケートが大好きで時々阿修羅なあの羽生君でいるんだろうな、と思ってます。


⑧紀平梨花グランプリファイナル初出場初優勝

彼女のこの優勝で、女子の戦いは完全に新たな次元に突入したと言えるのでは、と感じたので選んでみました。北京までの戦いの本当の火蓋が、このグランプリファイナルで切られたのだ、と私は勝手に思ってます。


⑨マサルフィーバー

ザギトワが若く美しい金メダリストであるということも大きかったのでしょうが、ここまでマサルが人気を博すとは。確かにかわいいですもんね、マサル。ちょっとフィギュアスケートファンの枠を超えたニュースだったかなと思うので選んでみました。


⑩パトリック・チャン引退

平昌オリンピックでひとつの区切りが付いたということもあり、引退や解散が相次ぎましたが、長い間男子シングルの中心的存在であったパトリック・チャンの引退は、個人的にひとつの時代の終焉を感じさせるものでした。一体誰が彼に勝てるのか、と唸っていたあの頃が懐かしい。なので、引退選手の中からあえてひとりだけ選び、パトリックの名前を挙げさせていただきます。


次点:ジュリエーット!

「ロミオとジュリエット」をプログラムに使用する選手が今シーズン(2018-19)は非常に多い印象なのですが、チャ・ジュンファン選手のフリープログラムはインパクトという点で他の追随を許さない。ランキングさせようか最後まで悩んだので、次点ということで(笑)。


ほかにも、「今年ステファン過去最高に日本来てない?」とか、「メドベージェワのクリケットへの移籍」とか、「織田信成・驚異のジャパンオープン」とか「トゥルソワさん4回転まじすげえまじですげえ」とか、色々色々あったんですけど、忘れてるのもたぶんあると思うんですけど、とりあえずこんな感じでまとめてみたいと思います。来年も素晴らしい演技がたくさん見られるように願いつつ、ゆるく楽しく精一杯応援していこうと思っております。

フィギュアスケートについては、2年ほど毎日更新しているはてなブログで主に書いております。本日はnoteに出張させちゃいました(笑)。はてなブログの方も読んでいただければ嬉しいです。
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