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フリーソフト1つでDVDをコピーする方法

本記事は過去メジャーであったソフトの紹介や、2000年代の知識の書き起こしです。
2023年現在、以下の手法は、著作権法の趣旨をよく理解した上で行なってください。
DVDコピーは場合により違法行為とみなされます。

コピーガードの存在

市販やレンタルのDVDには、ほぼ全てコピーガードが施されていて、簡単に複製できないようになっています。

DVDのコピーガードには様々な技術が存在しますが、有名なものとしてCSSが挙げられます。
なお、このCSSはContent Scramble System の略で、HTMLの装飾言語とは別物です。

どのコピーガード技術も、通常のコピー操作ではコピーを失敗させたり、仮にコピーできても再生できないようにする仕組みで、主に海賊版の蔓延を防ぐ目的で使用されています。

そのため、DVDをコピーするためには、このコピーガードを回避する機能を持ったコピーソフトを使用する必要があります。

使用するフリーソフト

DVD Decrypter 3.5.4.0
https://www.techspot.com/downloads/12-dvd-decrypter.html
※現在は公式サイトが閉鎖

日本語化ファイルと手順は、日本語化工房様が公開しています。
https://www.nihongoka.com/jpatch_main/dvddecrypter/

今回使用する機能だけなら、日本語化しなくても苦なく使えると思います。

インストール

ダウンロードしたインストローラーを開いて、次へ次へと進めるだけで、すんなりインストールできます。

DVDの読み込み

コピーしたいディスクを入れます。

モードをISO読み込みモードに変更

メニューバーの「モード」を開き、「ISO」の「読み込み」を選択する。
日本語化してない場合は、Mode.  ISO. Read. となります。

保存先を設定

メイン画面の「出力先」の右にあるフォルダアイコンをクリックすると、保存先を選べます。
日本語化してない場合は、Distination. です。

読み込み開始

メイン画面の大きなアイコンを押すと読み込みがスタートします。

あとは待つだけで、出力先に指定した場所にISOファイルというDVDの生データが保存されます。

この時点で、元からあったコピーガードは解除されています。

空のDVDへ書き込み

空のDVDを入れます。
保存されたISOファイルよりも容量の大きなDVDが必要です。

モードをISO読み込みモードに変更

メニューバーの「モード」を開き、「ISO」の「書き込み」を選択する。
日本語化してない場合は、Mode.  ISO. Write. となります。

ISOファイルの読み込み元を設定

メイン画面の「入力元」の右にあるフォルダアイコンをクリックすると、ISOファイルを選べます。
日本語化してない場合は、Source. です。

書き込み開始

メイン画面の大きなアイコンを押すと読み込みがスタートします。

読み込みの時と同様、待つだけでDVDが複製されます。


以上で、DVDのコピーが完了しました。
コビーガードの有無に関係なく、たった1つのソフトで複製できてしまうので、とても敷居が低いです。

2013年以前は、私的使用目的でDVDを複製することができましたが、法改正で現在はコピーガードを回避すると違法行為となります。

子供のホームビデオや結婚式のDVDなど、失いたくないディスクのコピーに活用してください。

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