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モンゴルのお祭り、ハワリンバヤルに行ってきました! 国際フェス体験記#2 デールは羊(ウール)じゃない??

東京練馬区の光が丘公園で開催されたモンゴルのお祭り、ハワリンバヤル2023に行ってきました!
会場にはモンゴルの民族衣装・デールを着た女性がたくさん。
とても素敵だったので、イラストルポでご紹介します!!
(#1では、おいしいモンゴル料理を紹介しています。よかったらぜひ!)

デールは、チャイナドレスの元になったと言われているモンゴルの民族衣装。
膝丈の上衣にズボンをあわせ、足元はブーツ、頭には帽子…といういうのが正式な着方のようです。

けれど、会場の(おそらくモンゴル出身の)女性たちは、ズボンを省略し、足元もサンダルだったりパンプスだったり。
スカート部分もタイトなものからふわっと広がっているものまであり、丈の長さも様々。
自由なデール・ファッションを楽しんでいる印象でした…!

もちろん私服の女性もたくさんいました。
比較的タイトな服の方が多くて、肩を出したりおへそを出したり…なんだか解放的で笑顔で楽しそうで…!
おいしい料理や公園の緑にも助けられて、こちらもすごく自由な気持ちでお祭りを楽しむことができたのです。

さて、前回羊料理を紹介した際に、「羊はそれだけで人間の衣・食・住をまかなうことができる動物である」と書きました。
そう、羊の肉や乳は人の食事になり、毛は糸や布となることで服や住居になるのです。
モンゴルの遊牧生活を送る人々は、まさに羊とともに暮らしてきたと言えるでしょう。

ところが、そう考えたとき、ふと疑問に思うことがありました。
それは、「羊毛が身近にあるのに、なぜデールはウールではないのか」ということ。
「羊毛がたくさん獲れるのに、モンゴルには、編み物や毛織物の文化はないのだろうか」と言えばもっとわかりやすいでしょうか。

調べてみると、モンゴルでは、羊毛は伝統的にフェルト加工されるものだそう。
民族衣装のデールは、寒い時期には裏地に羊の毛皮をつけることがあるものの、基本的には、絹や綿(現代ではナイロン等も)で作られます。
モンゴルでは、夏の平均気温は20℃前後でも、暑い日には40℃近くになることもあるそうなので、デールに羊毛を使わないのも当然と言えば当然です。

それならば、モンゴルの人々は、衣服に欠かせない絹や綿をどのように手に入れてきたのでしょう?
モンゴルでは養蚕や綿花栽培は難しいはずです。

…ここまでくると歴史や地理も関わってきそうですね。
ちょっとおカタイ話にもなりそうなので、続きは別の記事にまとめました。
もし興味のある方がいらっしゃったら、ご覧いただければ幸いです。







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