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続・ある日隣のデスクにやって来た社員「林さん」はサッカー選手だった

こんにちは。広報課の千葉です。

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今日は昨年秋に書いてプチ反響のあったアスリート社員・林さんの続きのお話です。
前回の記事をまだ読んでいない方は、ぜひこちらも合わせて読んでみてください。

おさらいですが、「林さん」とは日本女子サッカーのトップリーグ なでしこリーグ1部、もとい日本女子プロサッカーリーグ WEリーグに所属するジェフユナイテッド市原・千葉レディース(以下、ジェフレディース)で活躍する女子サッカープレイヤー 林香奈絵選手で、サッカー選手として活動をしながらUSEで仕事もこなすアスリート社員なのです。


昨シーズンは6位で終える

昨シーズンは新型コロナウイルスの影響でリーグが中断されたり、チームで集まっての練習ができず、苦労しているようでした。サッカーだけではない、どのスポーツにとっても大変な1年だったと思います。

ジェフレディースはシーズン前半戦で1勝しか挙げられず苦しんでいたよう ですが、後半からフォーメーションを変えたことで攻撃力が開花し、後半戦を勝ち越し。リーグ戦は6位で終えました。最終順位としては前年から一つ落とす結果となりましたが、前年に比べて得点が+12と増えたそう。監督も変わって変換期となった年だったのかもしれません。

最終戦の駒場公園のスタジアムは、最終戦&都内で観れることもあってUSEの社員がたくさん来ていました。
私達はというと、小野さんが取ってくれた席はまさかの最前席で、間近で観る迫力と、ちょっぴり恥ずかしさを体験したのでした。

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会社だといたって普通のOLっぽい

シーズンを終えてオフになると仕事の方で忙しくなる林さん。会社では変わらず総務の仕事をしていて、これまで以上に深い業務に携わり担当業務も持っているそう。(総務での仕事ももう3年目!)

同じ総務のメンバーは林さんのことを「責任感が強く、一歩先を考えて仕事ができる人」「仕事ぶりがスマート!」「そんな姿が同僚にも良い影響を与えている」と言っています。

お昼は同僚とランチに⾏く。最近はテイクアウトにハマっているそうで、特にいくらハラス弁当がお気に入り。

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チョイスもいたって普通のOLっぽい。
前回の記事でも書いたが、ランチはそこまでアスリートアスリートしていないらしい。好きな食べ物も庶民的だったりして親近感が湧いたりします。

あとは、新しく恵比寿の西口側にできたフルーツサンドの店に行って同僚と二人で6000円分買ったらしい。(これは流石にアスリート的にセーフか心配になる。内緒にしておいた方が良かったかもしれない)

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そんな可愛らしい一面もある林さんです。


新体制発表。WEリーグ昇格後初代キャプテンに就任

ジェフレディースは昨年11月にWEリーグ参入を発表。その後今年3月に新体制が発表されました。そこにはキャプテン 林香奈絵の名前が!

今シーズンはキャプテンを任されることになりました。高校3年生のときに一度キャプテンを務めましたが、あまり記憶はありません(笑)。大きな声を出し、チームを鼓舞して引っ張るタイプではありません。前を見て、ブレずに進んで行くことが理想です。器用なタイプではないので、チームが勝つためにやれることをブレずにやっていく。自分が集中したプレーをチームメイトに見せることで、チームはブレないと思っています。(ジェフレディース オフィシャルブック インタビュー記事より抜粋)

もちろん選手個々の力もありますが、チームスポーツってやっぱりチーム力が強さに大きく影響してくるものだと思います。(素人ながらに趣味のバスケを観ていても本当にそう!)そしてそのチーム力を引き出す担い手であるキャプテンというポジションはこれ以上ない程重要なポジションですよね。

それもこれまで以上に注目を浴びるWEリーグ加入初年度に、って凄いことだと思います。林さんらしいキャプテンシーがきっとチームをこれまで以上にチームの結束力を高めるはず。

▼Yahoo!ニュースの記事にもなってます!


女性たちへのエンパワーメントに貢献する

「日本の女性活躍社会を牽引する」ことは、WEリーグの設立意義の一つでもある。そのため、参入条件として、各チームに「役職員の50%以上を女性とする」「意思決定に関わる者のうち、少なくとも1人は女性とする」といった要件を課し、女性指導者を対象としたライセンス制度を作るなど、一定の枠組みを設けている。(Yahoo!ニュースより抜粋)

WEリーグは「Women Empowerment League」の略称で、Empowermentは「個人や集団が持っている潜在能力を引き出したり、自信を与えること」を意味しているらしい。(私もこの記事を書くタイミングで知りました)

「Women Empowerment」の先にある「ジェンダーフリーの実現」は、今やよく耳にするSDGsの目標の一つでもあります。日本におけるジェンダーギャップは、出生時や健康寿命ではさほどないものの、働いている人の所得や経営管理職の男女比ではまだまだ格差が大きく、これが日本のジェンダーギャップ指数を下げる一因(先進国だけど世界で121番目)として挙げられています。国として抱える課題の一つですね。

ジェフユナイテッド株式会社の森本航社長は「男子と女子が置かれているサッカー選手の環境にこれだけ格差があるスポーツは、世界中を探してもない」と話していました。そんな逆境の中でこのような大義を掲げ、旗振り役として取り組むWEリーグの存在は、一女性として知っておきたいことだと思いました。

とはいえWEリーグはまだ生まれたてのリーグ。私もこれまで知らなかったけど、プロリーグは開幕がゴールではないとひしひし思います。(Bリーグも丁度開幕5年目で、まさに道半ば・奮闘中なのが伺える)テレビで見る野球や男子サッカーのプロリーグのように国民的なリーグになるには、それはそれは長い道のりだと思います。林さんは今まさにそのスタートラインにチームを背負って立っているのかもしれない。


同僚の、同い年の林さんの背中はとてつもなく大きい

林さんは、チームの成長、ひいてはリーグの成長をチームキャプテンとして担っているし、そしてその先にある女性活躍の牽引、ジェンダーフリーな世界の実現という社会的課題と向き合っていたのでした。その身をもって、私をはじめとするすべての女性、女性だけでない、すべての人に、自信や勇気を与えるというスポーツ選手としてのゴールがある――

そう思うと、私が見ているよりもずっと広い視野で世界を観ている林さんの背中はとてつもなく大きくてカッコイイ。そこにはスポーツ選手なだけはない、林さんの人柄もある気がします。(ちなみに実際の背中はむしろ華奢なくらい)


そして林さんは、プロ選手になる今季も、USEで仕事を続けることを公言しています。(WEリーグは副業も可能)
この記事を書いていることを伝えたらこんな話をしてくれました。

「プロ化になった中でもこうしてUSEで働くことができること、本当にうれしく思っています。もしかするとWEリーグでプロサッカー選手しながら働くのは私だけかもしれません。プロサッカー選手なら仕事する必要はない、という意見もあると思いますが、私の中ではUSEで働きながらプロサッカー選手をすることでマイナスになる面はないと思っています。USEで一緒に働くメンバーと社員のみなさんの声援が私のサッカーに対してのモチベーションに変わり、そしてそれが力に変わっています。なので、来期についての面談時にクラブにもUSEにも、プロサッカー選手になりたい。けど、今の仕事も続けたいと、素直な気持ちを伝えました。」

そんな林さんのいる総務部は、年の近いメンバーが多いのもあって、在宅が多い時はチャットで仕事以外の近況報告をしたりするほど仲が良い。WEBによる週間 MTGでは、終了後に愛犬を見せ合ったり、余談が尽きないそうです。

それから、実は偶然スポーツをやっていたメンバーが多いのです。

部長の藤山さんと同僚の羽田くんは野球を、後輩の中川くんはサッカーを、結構本格的にやっていた&3人共会社の部活チームで現役プレイヤーなので、もしかしたらそんなところでも波長が合うのかも。

▼サッカー部と野球部の話はこちら

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サッカー選手として沢山の人に勇気を与えている林さんに、USEはサッカー選手ではないもう一人の”林さん”のための居場所を提供できていたらいいな、と、一ファンとして、一同僚として、思ったのでした。


WEリーグの開幕は2021年9月!

という訳で、リーグが開幕したらみんなで林さんを応援しに行こう!


すぐ!今週末にでも!応援に行きたいのに!と気持ちがはやる方は、今ジェフレディースで推しメン総選挙を開催中なのでぜひ林さんに投票してくださいね!

(林さんコメント)
林香奈絵に清き一票をお願いいたします。USE社員の方々は、いいね!コメントぜひぜひよろしくお願いいたします!

★投票方法
立候補者の紹介は、ジェフユナイテッド市原・千葉レディース公式インスタグラムにて行います。投票方法とポイントは以下の通りです。
(1) インスタグラムにて立候補者紹介の投稿に「いいね」…「1いいね」につき2ポイント
(2) インスタグラムにて立候補者紹介の投稿に「コメント」…「1コメント」につき3ポイント

↓ジェフユナイテッド市原・千葉レディース公式インスタグラムアカウント

↓林香奈絵インスタグラムも始めました!ぜひフォローお願いします。



ちょっとおまけの話

もうすっかり社内でも定着した林さんの存在。社員の多くは「林さん~」と呼んでいるのですが、たまに、元々林さんをよく知っているサッカー好きな社員が「林に話しかけるの緊張するよ~」と”林呼び”な時の違和感‥

熱心なサッカー好きの社員にとってはやっぱり
(社員としての)林さん<林選手
なのだと思ってちょっと笑えたのでした(笑)


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