見出し画像

夢日記836 ~ ロッカーのカバン ~

 私は、出勤中に緊急の用事ができたので、近くにいた知人に通勤カバンを預けて、用事をすませた。用事がすんだあと、私は出勤してその知人にカバンをどうしたのか聞くと、「駅前のロッカーに預けてきたので、手元にはない」というようなことを言われた。そこで、私は彼といっしょに退勤して、ロッカーからカバンを回収することにした。
 そういうわけで、私と彼は、いっしょにロッカーのところまでやってきた。ところが、彼は改札の横にあった電話を使って、どこかに電話を始めた。どうやら、電話の相手の質問に的確に答えることによって、ロッカーのカギが開くというシステムらしい。私は彼のようすを見ていたが、彼は受話器を手に取って耳に当てているだけで、まったくことばを発しない。そのうち、彼の後ろには、電話の順番待ちをしているのか、6名~7名の人々が並び始めた。それでも、彼はまったくことばを発しない。
 私はイライラしてきて、近くをウロウロと歩き回った。挙句の果てに、一瞬だけ近くの喫茶店に入ったりもした。しかし、私はカバンを回収しなければいけないので、再び彼のもとに向かった。ところが、改札に戻ってきてみると、彼の姿は消えていた。そして、カバンがロッカーから出された気配もなかった。私は、しばらくロッカーの前で待っていた。しかし、彼はまったく戻ってこない。
 そうするうちに、仕事を終えた友人のTくんが改札にやってきた。私は今の状況をTくんに伝えて、カバンがロッカーから出せずに困っていることを告げた。しかし、Tくんが対処できるはずはなく、Tくんはそのまま帰っていった。カバンの中にはサイフなども入っていたので、困り果てながら起床。
                            < 完 >

↓ Kindle Unlimitedをご利用の方は、無料でお読みいただけます! ↓


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?