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テニプリとの出会い

2001年。風が肌寒い秋の水曜日。
19時過ぎにブラウン管テレビをつけた。
テニスをしている少年に釘付けになった。
一目惚れだった。
それがテニプリと私の出会い。
私の人生を形作る作品との出会い。
でも正直、何話から見たのかは忘れた。
毎週ビデオテープで録画しようと、19時前からテレビの前で待機してたのワクワクしたなぁ〜。

それから原作を買うために、お金を貯めようと思って。
りぼんの付録だった聖❤︎ドラゴンガールの青い香水みたいな形の紙製の容器にお小遣いを貯めて、貯めて。
自転車でこいで本屋に向かって、8巻まで一気に買って、ズッシリとした重さもとても印象的だった。
同時にお金を使う重みも感じられたようだった。
しかし、一気に買ったことがバレて「無駄遣いするな!」って母親にめちゃくちゃ怒られてしまった。
その時はめちゃくちゃ泣いた。笑
当時の私は古本屋の存在を知らなかったから、¥410×8冊=¥3280使ったのだ。
当時の私にとっては、とても大金だった。
私の浪費癖の原点はここにあると思う。
しばらく落ち着いてから、12巻の新刊を買った思い出もある。
それからは、少しずつ集めて、追いついて、新刊を買い続けたかな。

買った漫画は周りの友達と一緒に読みまくった。
周りの友達もテニプリにハマった。
テニプリ布教は成功したのであった。
兄にはゴリ押して強制的にテニス部に入部させた。

あと、最初は略し方わからなくて自分で「テニ王」って言ってた。
のちに世間一般では「テニプリ」と呼ばれてるのを知って、しれっと直した。笑

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