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仕事は自分で作り出すもの

「仕事は与えられるものではなく、自分で作り出すもの。お金はもらうものではなく、稼ぎ出すもの。」


なんていう言葉を最近どこかのコラムで見たのですが。
それは指示待ちサラリーマンに対する苦言として書かれたものでしたが、フリーランスのカメラマンがこの言葉を見て思った事。


フリーのカメラマンである私は仕事が「もらえないと」撮影が無く、暇になってしまう事が最も精神的に堪えるイヤな事でした。
同じフリーカメラマンでも、企画を自分から持ちかけそこから仕事になる、などという流れも存在しますが、恥ずかしながら私はそんな事はしたことがなく、仕事を人から「もらえる」のを待つばかりのカメラマンでしたし、それでもかなり忙しく暮らす事ができていました。


しかし、妊娠出産を経てもらえる仕事はそれはもう激減。
産休期間を経てそのまま声がかからなくなった仕事、
復帰後、何度か発注はしてくれたものの、産前には無かった時間や場所の制約が私にできてしまった事を理解し、だんだんと連絡が来なくなってしまった仕事。
発注してくれたんだけど、保育園お迎えが誰にも頼めないし間に合わなさそうで泣く泣く断った仕事。


子供ができて、保育園には無事に入れましたが、当然仕事に充てられる時間は以前からすると激減。しかも、その減った自分の枠すらスカスカなくらい仕事が減ってしまいました。
スケジュールが撮影で真っ黒な事が誇りで生き甲斐だった私には、受け止めるのに時間がかかった、かなり悲しい事です。
(子供をいくら愛していて幸せだししょうがない、両方は手に入らない、とは思っても悲しいものは悲しいんです)


と、前置きが長くなりましたが、そこでストックフォトの存在って本当にありがたく。
ストックフォトはまさに「自分で作り出す仕事」
自分発注で作る現場。
場所も始まる時間も終わる時間も自分で決められるというのは今の私には重要事項です。
そして今は第二子を妊娠中。お腹が大きくなる前にいっぱい撮影し貯めて、動けなくなったら現像やセレクトに集中する、なんていうテンポ作りも、「もらう」仕事ではまず叶わないことです。


子供を産む前でも、数日スケジュールを押さえられていた仕事が直前で延期になったり無くなったりすると、がっかりしたり頭にきたりするのですが、そこでストックフォトの撮影を急遽組める事はとてもありがたい事でした。
仕事無くなったおかげでストックフォトでいい撮影できちゃった!と前向きに捉えられたり。


「自分で仕事を作り出せる」という事を私に可能にしてくれた点で、ストックフォトは本当に素晴らしい!
まずは、ブログの書き始めとして、その事にものすごく感謝しているって事を書こうと思ったのでした。


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