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ウルルと繋がっているカタ・ジュタ

オルガ山とも呼ばれるカタ・ジュタ。

カタ・ジュタは、アボリジニの言葉で「たくさんの頭」の意味。

カタ・ジュタは、大小36の巨岩石群。最も高い所は546メートル。

遠い昔 カタ・ジュタは、ウルルの10倍もの大きさの一枚岩。

それが、長い年月をかけた侵食や風化作用で、36の巨岩に。

岩山と岩山の間には、峡谷や「風の谷」と呼ばれる日陰の平原が。

日陰の平原は、日なたに比べると、気温は10°位低い。

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カタ・ジュタとウルルの地層はもともと一緒のもの。

6億年前、巨大な山脈が連なり、そこを流れる川により大量の砂が運ばれ巨大な扇状地が出現。

その後 一億年かけて侵食されて山が消滅。

かつて出現した扇状地の上に、侵食を受けた山の土砂が重なり、その重みで扇状地の砂が砂岩へと変化。

さらに1億年後、つまり今から4億年前。大規模な地殻変動で、砂岩の地層が「U」状に湾曲。

「U」状の砂岩は、4億年かけ風雨で侵食。

しかし、硬い砂岩の地層は侵食の度合いが少なく、「U」状の片方の端が岩山となって残りました。それがウルル。

そして、「U」状のもう一方の端でドーム状の岩が並ぶのが、カタ・ジュタでした。

2つの距離は遠いけど 同じ地層が地下で繋がっているとされてます。

ウルルからカタ・ジュタは約50キロメートル離れた場所。繋がっていると言われても、正直ピンと来ないですよね。

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ウルルもカタ・ジュタも、目の前で見ると ただただ感動。自然には、かなわないって素直に思えます。

6億年の歳月。。。

人間、長生きしてもたかだか100年。かないっこないですね。




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