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島津のお殿様・島津斉彬が造った日本初の工場群「集成館」

2015年に世界遺産登録された「明治日本の産業革命遺産」。

「明治日本の産業革命遺産」は、幕末から明治末期の23の構成資産が8エリアに点在する「シリアルノミネーション」の世界遺産。

端島炭鉱(通称・軍艦島)やグラバー園などが有名。

「シリアルノミネーション」とは、地理的に繋がってはいないけど、同じ歴史的価値を持つ遺産を、一つにまとめて登録する呼び方。

鹿児島にある旧集成館も構成遺産の一つ。

1851年幕末、薩摩藩主になった島津斉彬(しまづなりあきら)は、日本を強く豊かな国にと考えます。

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軍備の強化と人々の暮らしを豊かにするため、鹿児島に日本初の工場群「集成館」を建設。

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1857年には、鉄製の大砲造りを目的に、西洋の書物と在来の技術で、反射炉建設に成功。

集成館事業は、製鉄や造船、紡績、印刷、薩摩焼、薩摩切子など多方面にわたる開発に成功。

最盛期の従業員数は1200人にも。

1863年 薩英戦争で、工場群が焼失。

その後 29代藩主・忠義とその実父により再建。

この時建てられた機械工場が、のちに博物館・尚古集成館に造りかえられました。

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市バスの1日乗車券を使って行くのが安くて簡単。

尚古集成館内部と反射炉毎日12時から有料のガイドツアー(300円くらい)があります。

私は念のため事前予約しましたが、当日直接でも参加可能。

館内の展示物の説明はもちろん、幕末に近代化を目指した薩摩の挑戦のお話も。

30分位でわかりやすく楽しく説明してくれました。





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