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【ただのつぶやき】わたしのかばん

こんにちは。

いつも素敵な企画を催して頂いているメディアパルさんが、今回も素敵なテーマで企画募集されていました。

その企画はこちら、かばんにまつわるテーマです。

※※※ メディアパルさんについてはこちら♪ ※※※

私の場合、車通勤ということもあってか、普段の生活の中ではあまりかばんを持ち歩くことがありません。

ですが、仕事で使う「道具入れ」については、いつも一緒です。

ですので、今回はそのことについて書いてみようと思います。

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#わたしのかばん


わたしのかばん=わたしの道具入れ

私は普段、いわゆる”普通のかばん”は全然持ち歩きません。

職場と家との往復が車通勤だということもあって、あまり手荷物を持ち歩く必要もないですし、あればあったで車の中に置きっぱなしにすることが多いです。

そんな私ですが、「わたしのかばん」というテーマを目にした時にふと、普段仕事で使っている道具入れのことが思い浮かびました。

ですので今回は、鉄工所で働く私の道具入れ(と、その中身)についてご紹介していきます。

てんこ盛りの中身

それでは、どんなものが入っているかご紹介していきたいと思います。

全体像はこんな感じで、いつも「重いなぁ…」と思いながら持ち運んでいます。

重さを計ったことはありませんでしたが、この企画のために計ってみると…何気に15kg近くありました。そりゃ重いわな…(笑)

〇電卓

工場作業と異なり現場作業では、図面通りにいかないケースが多々あります。そういう時は、図面と現実のズレをその場で計算し、許容できる範囲内で修正・変更することがあります。そんな時に役に立ちます。雨にぬれたり粉じんにまみれたりするので、あえて安い電卓を使っています。

〇ヘラ・タガネ

ハンマーの上に3つ並んでいる道具です。現場溶接でのスパッタ(溶接部している際にバチバチっと飛び散る、細かい鉄の粒)をそぎ落としたり、細い隙間にぶっ叩いて入れ込んでこじ開けたり、塗装の塗り替えなどで古い塗料を削ぎ落したり、マルチに使用します。単に固ければいいというものではなく、作業に応じて使い分けます。

〇シノ(ラチェットレンチ)

中央部の黒いやつです。六角ボルトの締め込みに使います。スパナとの違いは、ボルトの頭にかける部分が円状になっており、そこにラチェット機構があるため、連続して締め込み(あるいは緩め)作業が行えます。また、こういったラチェットがついたレンチ(スパナと同義)のうち、ハンドル下部が尖った形状のものを、俗に「シノ」という呼び方をします。この形状は、構造物をボルトで組み上げていく際、パーツAの穴位置と、パーツBの穴位置とを合わせるために、ボルト穴に突っ込んで捏ねることに適しています。

〇モンキーレンチ(アジャスタブルレンチ)

中央右にあるシルバーの、3本並んでいる道具です。これも六角ボルトの締め込みに使います。基本的には上述のシノを使う事が多いのですが、構造物のボルト位置によっては、シノでは締められないボルトというものがあったりします。そういった場合、このモンキーレンチ(やスパナ)で締め込みます。また、ボルトを締める際は、ボルト側だけでなくナット側も押さえておく必要があります。そういった時は、ボルト側に1本、ナット側に1本、計2本を同時に使って締め込みます。ちなみに、英語圏の人に「モンキーレンチ」といっても、全く伝わりません。状況によっては「モンキー」は蔑称の含みがありますので…ご注意ください(^^;)

〇小型スパナ

大きいボルトに対しては、シノやモンキーレンチを使う事が多いですが、逆に小さいものについてはこちらの小型スパナを使う事が多いです。このスパナは、片方がコの字に、もう片方が円状になっていて、状況に応じて使い分けます。日本人は、ボルトを締める工具のうち、コの字型のものをスパナ、それ以外の物をレンチという表現をすることが多いです。ただ実際には、英単語的にはスパナもレンチも、ほぼ同義のようです。

〇ウォータープライヤー(アンギラス、カラス)

一番右のシルバーのものです。これはよく水道工配管などの工事をされる方が使ったりする道具で、パイプ状のものをしっかりと掴むための道具です。人によってはこれを「アンギラス(工具メーカーのロブスター社の商品名)」と呼ぶ人、「カラス(カラスに似ているから)」と呼ぶ人、いろいろいらっしゃいます。ちなみに私は「カラス」派です。

〇水平器

一番左にあるのが水平器です。設置物が水平、あるいは垂直かどうかを確認するための道具です。メインの構造物以外にも、仮設の足場を組むときなどにも使います。

〇ハンマー・トンカチ

先に紹介したタガネを打ち込んだり、穴あけ作業の際の穴心をマーキングするためにのポンチ(後で紹介します)を叩いたり、構造物の位置をずらしたり…と、様々な使い方をします。

〇ワイヤーブラシ

中央部の歯ブラシ状のもので、ブラシが金属でできています。主に古い塗料をはがしたりすることに使います。

〇ノギス

中央部のケースに入っているものです。物の幅を計測することに長けた道具です。特にパイプなどの円状の物の径を計るときに必須の道具です。パイプの外径だけでなく、内径も図れます。また、深さも図ることができます。

〇ペンチ

針金などを捻じったりする際に使います。ちなみに、写真では伝わりにくいですが、相手の針金が硬かったり太かったりしても大丈夫なよう、私のペンチは結構大きいサイズのものです。

〇クリッパー

緑のハンドルの工具です。固い針金などを切断する時に使います。DIY等のレベルで使用する針金であればペンチでも切れるのですが…鉄工所で使う針金は径が太かったり、またメッキがかかって固くなっているものが多いため、ペンチでは非常に切りにくいです。このため、切断用の専用工具であるクリッパーを使用します。

〇小型ドライバー

中央部でセットケースに入っているものです。現場に設置したりする製品の組み立てに使うだけではなく、自分たちが使う電動工具の調整などにも使います。

〇六角レンチ

ドライバーのケースの上に乗っているものです。ドライバーは+・-の形状なのに対し、こちらは六角の形状です。使用方法はドライバーと同じような使い方をします。

〇伸縮式ドライバー(六角レンチ)

ドライバーのセットケースの下の道具です。手が入らないような奥まったところでも、シャフトが伸縮するためネジを回すことができます。使用頻度は低いですが、忘れた頃に「持っててよかった!」という現場があったりします(笑)

〇サンダー(グラインダー)・替刃・カップブラシ

中央部のタッパーに替刃が入っていて、上に乗っているものがカップブラシ、その右側の工具がサンダー(グラインダー)です。工具の一般名称としてはグラインダーなのですが、この業界ではほぼ100%の人が、これを「サンダー」と呼んでいます。刃を交換することによって、鉄を切ったり、削ったり、磨いたりすることができます。タッパーの中には主に切断用の刃と、切削用の刃を入れています。またカップワイヤーを付けると、古い塗装やサビを削ぎ落すような使い方ができます。

〇ローバルスプレー

右上のスプレー缶です。うちの会社では、製品に対して溶融亜鉛めっき加工というものを施すことが多いです。鉄の製品を、溶けた亜鉛のお風呂にドブっと漬けて、亜鉛のコーティングを施す加工で、仕上がると亜鉛の銀白色になります。主に中型~大型の屋外構造物に対して施すのですが、現場での設置作業の際には、どうしても小傷が入ってしまうことがあります。そのような際に補修を行うためのスプレーです。通常の塗料スプレーとは異なり、中には亜鉛粉末が大量に入っています。

〇養生テープ・PP紐

現場でちょっと養生をしなければならない時であったり、仮固定をしたり、資材を仮まとめしたい時によく使います。

〇チョーク

筆箱の上にある水色のケースに入っています。地面や鋼材に仮マーキングする際に使います。

〇筆箱

中には油性ペンやケガキ針などを入れています。ケガキ針というのはその名の通り、固い針の事です、鋼材を正確に加工しよとすると、ペンの幅ですら太すぎる事があるのですが、この針を使えば、髪の毛のようなラインで線を引くことができます。

〇ゴーグル

サンダー等の電動工具を使った作業では、思いのほか削りカスが顔に向かって飛んできます。「このぐらい大丈夫」と思っていると、思わぬところで目に入ったりして危険なので…私はいつも持ち歩くようにしています。

〇ポンチ

中央部に2本並ぶものがポンチです。鉄に穴をあける際の芯位置を決定させ、またドリルの刃先が逃げないように窪みを付けるための工具です。ハンマーでガツンとぶっ叩いて使用します。ちなみにこのポンチ、専用品を買うと結構な値段がします。ですので私は専用品ではなく、工場にあるプレス機が用いる「パンチ」という部品を流用して作っています。「パンチ」とは、プレス機で鉄に穴をあける際に使用する押型なのですが、ときどき折れて壊れたりします。それを再利用してます。通常の鉄よりもかなり固い特殊鋼が使われていています。

〇カッター・替刃

ちょっと袋を切りたい、ちょっとテープを切りたい…そんな時に便利です。

〇小さいホウキ

工事終了後の清掃の時に、細かい隙間い入り込んだゴミ・カスを掃除するのに使います。先にこれで細かなものを掻き出してから、大きなホウキでまとめていきます。

〇差金(曲尺)・直尺

上の写真には載っていませんが、普段はこれも入ってます。どちらも金属製の定木です。差金(さしがね)はL型になっていて、簡易的に直角を計ったり、際からの垂直線を引いたりする際に使用します。別名「曲尺(まがりじゃく)」とも言います。これに対し直尺(ちょくじゃく)というのは、見た目は一般的な金属製の定木なのですが、端が0点になっています。(これは差金も一緒です)この事で、壁面などからの付き合て寸法が測りやすくなっています。

差金(曲尺)
直尺

・・・う~ん、てんこ盛りですね!

いつも現場で「重いなぁ」なんて思いながら運んでいましたが、不思議と重さを計ったことはありませんでした。

そこで、今回の企画のために重量を計ってみたらなんと約15kg。そりゃ重たいわけだ(笑)

「転ばぬ先の杖」であり「お守り」

冒頭申し上げたように、私は鉄工所で働いています。

定位置としては事務所での事務作業なのですが、中小企業の泣き所(?)といいますか、じっと座っているだけ…というわけにはいきません。

時には配達にも行きますし、工場作業も行いますし、時には現場作業を行ったりと、マルチにあれこれする必要があります。

そのタイミングというのも様々で、あらかじめ予定が立っているものもあれば、急に「今すぐバタバタ向かえー!」というものもあります。

どちらの場合も必要な道具を積みこんで出発しますが、どんなに注意していても、忘れ物をしてしまう時があります。急ぎのときは特にです。

長い時間かけて現場に到着し、さぁ今からというときに「…あっ!」となると目も当てられません(><;)

そういう時というのは不思議と、大きなモノは忘れないんですよね。例えば溶接機だとか高速切断機だとか、そういうものはまず忘れません。危険なのはいわゆる小道具の類です。私のかばん(道具入れ)には、そんな小道具たちが常時ぶち込まれています。

とりあえずコレさえ現場にに持っていけばある程度は何とかなる、そんな相棒がこの道具入れなのです。

また、現場というのはホントに想定外の事が起こるものです。事前にしっかり色々な事を検討して、しっかり準備していたとしても…いざ作業が始まると「んんっ!?」となったりもします。

そんな事を繰り返しながら働くにつれて、私の道具入れには少しづつ道具が増え始め、今の状況に落ち着きました。

毎回すべての道具を使うわけではありません。むしろ、使わない道具の方がほとんどです。でも同時に、持っていないと不安な道具たちでもあり、それらを収納しているのが、「わたしのかばん」です。

そう、「わたしのかばん」は、「転ばぬ先の杖」であり「お守り」なのです。

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いかがでしたでしょうか?

内容のほとんどが、かばんというよりも道具の紹介で終わってしまいましたね💦う~ん、文章はむずかしい(^^;)

まぁ、お気に入りの道具たちの紹介ができたから、良しとします♪(笑)

・・・おわり

#わたしのかばん

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