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マリナーズのプロスペクト達(投手編)

こんにちは、うしとらです。
オフシーズン暇だし、プロスペクトでも調べてみるか〜と軽い気持ちで書き溜めていたのが溜まりに溜まったのでnoteにしてみました。
筆者はMilbに入っていないので流し見程度に見ていただければ幸いです。
BAとかMLB公式のプロスペクトランキングの更新を待った方がいいのは言うまでもない。

Isaiah Campbell (AA)


2019年ドラフトで戦力均衡ラウンドBで指名されるも、2020年はコロナウイルスの影響でマイナーは中止、2021年は肘の怪我で4試合のみの登板にとどまった。
ベールを脱ぐことになった2022年は、リリーフを中心に33試合に登板。
最速96mphの速球とスライダーのコンビーネーションで三振の山を築き上げた。
投球フォームの再現性にも定評がある。

Prelander Berroa (AA)


Donovan WaltonとのトレードでSFGから加入。
あまり注目されていなかったところから瞬く間にステップアップし、まさにシンデレラボーイと呼ぶにふさわしい活躍だった。
沈み込むようなフォームから繰り出される最速99mph、常時90マイル中盤の速球とキレキレのスライダーでバットにボールを当てさせないピッチングが魅力。
先発ながらもアウトの半分を三振で取り、被打率は.158とポテンシャルは青天井。
ただ、BB/9は5.63とコントロールは壊滅的で、サードピッチのチェンジアップも拙く、(とはいえ左を苦手にしてる訳でもなさそうだが)先発として結果を残すにはこの2つの改善は必要不可欠。
先発として留まれればエース級も夢ではなく、留まれなかったとしてもクローザー、セットアッパーを担うには十分なポテンシャルを秘めている。

Emerson Hancock (AA)


20年ドラフト1位。
昨年は50イニング程度にとどまったが、今年は100イニング近く投げることができた。
速球はムービング系(2シーム?)で90マイル中盤をコンスタントに計測する。
変化球はスライダーとチェンジアップが使え、特にチェンジアップは評価が高く、右左問わず抑えることができる。
ドラフト1位なだけあって、完成度、総合力の高さなら傘下で1番。
懸念点としては、被弾の多さと耐久性が挙げられる。
順調に行けばローテション3番手を担えるだろう。

Bryce Miller (AA)


突如頭角を現した右腕。
最速100マイル、常時90マイル中盤の速球、縦に割れるスライダーが武器のパワーピッチャー。
コントロールは破綻しておらず、サードピッチのチェンジアップも一定のレベルにあり、
傘下のプロスペクトではHancockらを退け、最もローテーションに近いとの声も。
実際、AAからの飛び級が珍しくないマリナーズでは、来季開幕からのローテション争いにも食い込むのはあり得そう。

Taylor Dollard (AA)

Hancockと同期のドラフト5位。
速球は90マイル程度と決して速くはないが、曲がりの大きいスライダーとコマンドを武器に防御率2点台をクリアした。
他にもチェンジアップは一定の水準にあり、たまに投げる60マイル台のスローカーブで意表をつくこともあったりと、レパートリーは豊富な印象。
カレッジ時代はリリーフでの登板が主で、その経験が生きているのかK/9は8.3と球速の割には三振が取れている。
2年連続で100イニング以上投げており、イニングイーターとしての活躍が見込めそう。
余談だが、イニング数の多さから責任投手になることが多く、今季は16勝を上げてArkansas Travelersのフランチャイズレコードを樹立した。

Bryan Woo (A+)


今季プロデビューのルーキー。
浮き上がるような軌道の力強い最速98マイルの速球が魅力。
高めの速球に空振りする打者の姿は、まさにキリキリ舞いと表現するにふさわしいだろう。
アリゾナフォールリーグでも10イニング程度と少ないサンプルではあるものの、16奪三振とレベルの高い打者相手にも通用するポテンシャルを持っている。
ただ、左には滅法弱いのと、打者が一巡すると途端に打たれる傾向から先発としての適正には疑問が残る。
この辺りは変化球の精度の向上が待たれる。

Joseph Hernandez (A)

サイドスロー気味のフォームが特徴の選手。
サイドスローの例に漏れずスライダーがベストピッチ。
速球も90マイル以上は出ているとされている。(正確な球速帯はわかりませんでした。)
課題はサイドスローにありがちなプラトーン(左打者)に対しての脆さ。
近年のマリナーズはPaul Sewald、Penn 
Murfeeといったサイドスローでも左に通用するスライダーを武器にしている投手を育成できているので、彼らに続くことができるのかに注目したい。

球速帯のソース

(ソースを提供してくださったKokiさん【@Mariners_1102】にはこの場を借りて感謝を申し上げます。)

Logan Rinehart (A+)

190cm越えの長身右腕。
長身を生かした高い位置から投げ下ろすようなフォームが特徴。
2019年ドラフトで入団するも、20年はマイナー中止、21年はトミージョン手術で全休となった。
今季は14試合に登板し、K/9は11.4とカレッジ時代よりも奪三振能力が向上している。
(カレッジ時代のK/9は3年間の通算で8.6)
元々、90マイル中盤の球速を誇る速球とチェンジアップが評価されていたが、今季はスライダーを決め球として使えるようになったようになったのが大きいようだ。
また、被打球の半分程がGBに分類されており、ゴロを打たせるのも上手い。

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