今こそ「一番じゃなきゃだめですか?」と言って
民主党の蓮舫議員が、オリンピック開催に反対しておきながら選手の活躍を喜んでいることについて、批判の声が寄せられている。ぼくも思うことはいろいろあるけど、長くなるのでそれは置いておいて。
蓮舫議員といえば、民主党政権時の事業仕分けで言った「一番じゃなきゃダメですか?」というセリフが有名である。
たしか、スパコン世界一を目指す研究予算についてコメントして、科学技術界から総スカンを食らっていた。
結局スパコンの予算は予定通りついて、(大変な努力の結果だと思うが)無事に世界一を達成することになり「やっぱりあの発言は間違っていた」というのが通説だと思う。
でも、ぼくはオリンピックの今こそ、蓮舫氏に「一番じゃなきゃだめですか?」と言って欲しい。
もっと具体的にいえば「メダルとれなきゃだめですか?」なのかもしれない。
確かにオリンピックでメダルを取ることはすごいことだ。3位以内に入るかどうか、つまりメダルが獲得できるかどうかの大きな違いがある。
でも、オリンピック選手自信がそれを目指すのはいいと思うのだけど、報道する側がメダルを取った競技ばかり取り上げて、賛美することにはどうしても違和感がある。
今はあまり聞かなくなったけど「オリンピックは参加することに意義がある」と言われた時代もあった。
そもそも、1億人もいる日本の中で、選ばれた優秀な人だけが出場できる大会なのである。その彼らが活躍する姿は、金銀銅でなくたって、70位だって80位だってもっと取り上げて報道してもいいと思うのだ。
そういう意味で、今こそ「オリンピック、一番じゃなきゃだめですか?」と呟いてくれないだろうか。
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