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PG wasn't built in a day感想(ネタバレ有り)(北海道公演)

Googleで曲名検索したらこのブログがヒットしてネタバレ踏んじゃった人、ゴメン。
我慢できないので感想を残します。

2024年1月20日、北海きたえーるで行われた「ポルノグラフィティ 19thライブサーキット ””PG wasn't built in a day""」
北海道公演に行ってきました~~!!

セットリストをバッチリあててポルノグラフィティになることを目標にしているのですが、やっぱり私はポルノグラフィティにはなれないようです。
そんなことしてくるのか……という驚きを超えて嫉妬。
誰よりもポルノグラフィティの曲の活かし方をわかっているのが格好良い。

びっくりしたのが、「Ouch!」を披露しなかったこと。
こんなにローマな雰囲気出して、このツアータイトルでやらない!?
まあセットリストを振り返ればOuch!の入れどころはどこにもなかったですね。入れようとしたのかは知りたい。


競馬のファンファーレのような幕開けから、「CenturyLovers」の特徴的なイントロが流れる。
突然だったので喉が温まっていなくて全然声が出ませんでした。
センラバの歌詞で「最初からハッピーエンドの映画なんて3分あれば終わっちゃうだろう」とありますが、状況がまさしく”最初からハッピーエンド”で笑ってしまいました。初っぱなから銀テープを飛ばすんだもん。最高!
ワンコーラスは花道で演奏し、2番からはメインステージに戻るという段取りのように見えたんだけど、明らかに戻り遅れている晴一さんがいました。そういうの見られると来て良かった~!!!!と思う。

序盤ブロックは客席に約4年半分の声出しをさせるぞ~!というたたみかけ具合。特にコロナ禍のリリースだった「テーマソング」は、いつかみんなで歌おうね、という約束した曲。約束を果たしてくれたことに感謝でいっぱいでした。「キング&クイーン」、「Mugen」と歌わせる歌わせる。

これからもみんなと輪になってつながって、セレブレーションしていきたい、というコメントをはさみ「REUNION」。晴一さんがどこかで念仏みたいだって仰ってたのが印象に残っていて、初披露からリリースまでかなりブラッシュアップされた印象。
カラオケでREUNIONを歌うと、迫力がなさ過ぎて平坦に聞こえるので、ポルノグラフィティの演奏力の高さを感じます。ライブでは迫力も音圧も重低音も、貫くようなギターも、照明演出も格好よかったな………
続いて「俺たちのセレブレーション」。北海道公演の開場時間にこの曲が流れるハプニングが。私はCD音源のように聞こえたのですが、リハ音源?発声練習?などどの憶測がSNSで飛び交い、真相は謎。トリッキーなメロディーとはじけた歌詞が大好き。詞が共作なのも良い。
2023年に放送再開した「BLEACH」の主題歌だった「アニマロッサ」。この曲だ~いすきなんだよな~~!!!!嬉しかった~!
リリースしたのがデビュー10周年の時だったことをこの記事を書いていて思い出しました。節目で披露した曲を意図的に集めているの、うれしいね~!
ミュージックアワー」をやったのは予想外でした。ここまでのセットリストからして定番曲をあえて避けている印象だったし、コロナ禍のライブでも披露されているし。誰が発信し始めたワケでもないのに、1番Aメロであんなに客の動きが揃うのおもれ~~たのしい~~

「Sheep 〜song of teenage love soldier〜」→「ジョバイロ」
花道の先端に来てアコースティックで披露。この辺でドラムが玉田さんだと気付く。前回のツアーでは玉田さんのドラムと当たらなかったので、うれしいな~!と。
ジョバイロはもう客席の手拍子のズレが気になりすぎて曲に集中できません。困った。

楽器のセットを繋ぐ一輪の花とバッタのアニメーションから「フラワー」へ。
晴一さんがSNSにフラワーの歌詞の手書き完成稿を投稿した日は私の誕生日だったので、私の人生のテーマソングにフラワーが仲間入りしました。そこに美しく咲く花を描写しているだけなのに、どうして人生を重ねてしまうのでしょうか。大好きな歌詞です。

そして、ポルノグラフィティで一番好きな曲、「夜間飛行」が披露された。嬉しかったな……
アルバム曲って収録されているアルバムをひっさげたツアーで披露した以降はなかなか聴ける機会がないことも多いから、夜間飛行を聴くことはないのかな……と寂しく思うこともありました。
あまりにもびっくりしすぎてイントロで腰を抜かしました。イントロで腰を抜かしたのは17thツアー「続・ポルノグラフィティ」で「ウォーカー」を披露したとき以来ですね。

続くインタールード
正直夜間飛行で頭が大混乱していて記憶があまりない。
晴一さんが歌っていた英語はなんだったか、お耳と記憶力のある方教えて下さい。夜間飛行が前に披露されている限り、私はこれを聞き取ることができません。

オレ、天使170828-29アビが鳴く解放区

衝撃。ここの衝撃を記録したくてこのブログを書きました。

インタールードが終わって「オレ、天使」のイントロが流れる。セリフ言うかな~ってワクワクしていたら羽を付けた昭仁さんがセリフを言い始めるからめちゃくちゃ笑っちゃった。かっこいいのに、バシバシに期待に応えてくれる。羽もZAZYみたいな大ぶりのものではないのが良いね。
見た目のインパクトに引っ張られるけど、め~~っちゃ歌が上手い。セリフっぽいメロディは中途半端にやると格好付かないのですが、圧倒的声量の迫力が最高。
170828-29」は夜間飛行と同じ「BUTTERFLYEFFECT」収録の曲。
バタエフェは大好きなアルバムなので、この辺で幸せホルモンが溢れて止まらなくなります。
歌詞に合わせて高くピースサインを掲げるのが楽しい。
モニターには「ポルノ塔」と思われるパルテノン神殿のようなコロッセオのような建物がドカンドカンと爆破されていく。ステージは吹き上がる炎。
せっかく建てたポルノ塔を破壊してるのも面白かった。

急展開して「アビが鳴く
さっきまでミサイルで塔を壊して笑ってピースしてたのを”天使”はあきれながら見下ろしているんだな。ポルノグラフィティの意図したセトリに完敗です。
アビが鳴くの活かし方が上手すぎる。
平和を祈るように歌い上げる姿から目が離せませんでした。
ボーカルにCD音源のようなエフェクトは乗っていないのに、こんなに迫力ある歌い方ができる人間がいるんですね……

晴一さんがコメント。次に披露する新曲「解放区」について。

ここまで圧倒されすぎて記憶が曖昧ですが、
”ポルノが活動してきた25年は失われた30年としてくくられているが、自分たちの過ごした時間は失われてはいない。
希望は明日か、光か、前にしかないのか。いま自分たちがいるこの場所にだって、なにかあるんじゃないか。
頑張れ頑張れというのは違う気がする”
そのように話しました。そして披露された解放区。
ワンコーラスはYouTubeで解禁されています。

夜の国の女王が演説をする。このフレーズはどこか童話劇・青い鳥の「夜の御殿」を思い出しました。
25周年幕開けの曲で「裏切り者の太陽の名を口にするな」と描くの、もうここで新藤晴一節が出ていて大好きになっちゃったな。

明けない夜を受け入れ、不確かな明日におびえることなく、安全な場所で夢をごらん。
ここで立ち止まっていることを肯定してくれるのか……

モニターに表示されていた歌詞は、1番がドットのフォントで2番からはきれいな字の手書き風フォント。これは歌詞に出てくる女王目線の言葉なのでは?という考察。
2番の歌詞からの英語はカタカナでなくアルファベットで表記されていたのも、意図した書き分けなんだろうな。
25年歌詞を書き続けてまだこういう引き出しがあるのか。
凄すぎるな。
立って聞くことに精一杯で歌詞を覚えていないのが悔しい。
「I allow you to make ~~~~」「頭上には光るクラウン」みたいな歌詞がありました。黄色を中心として客席を照らしていたのは王冠イメージなのかなと想像したので覚えている。

モニターの映像では美しい塔が出来上がり、完成を祝うように花火が上がっていました。
入場時に配られた冊子のなかに「ポルノ塔を建設して花火を打ち上げよう!」と記載されていて、どういう文脈で花火が出てきたのかわからなかったのですが、そういうことかと納得。

もうクライマックスで良いんじゃないかな?という満足感はあるが、ここからさらに盛り上がるのがポルノグラフィティのライブの好きなところ。
2010年前後の定番曲「空想科学少年」。披露するのは久しぶりな気がする。解放区の次に披露するにはちょっと皮肉が効きすぎているきもするけれど、楽しい~~~~!モニターは宇宙船内部のようなメカニックなフレーム。
前回のツアーでは披露されなかった定番曲「ハネウマライダー」。定番って最高だから定番になるんだよな。”ハンドル切って”でパンチするとか”後ろに寄りそう人”でジャンプするとか、誰かがスタートさせたわけじゃないのに客席に染みついているノリが結構好き。
そしてデビュー曲「アポロ」。
北海道公演の当日に日本の月面探査記が月面着陸したというニュースがあり、まさにアポロ日和。
照明演出もこれでもかというくらい大暴れしていて最高だった。
ギターのコードを絡まらないようにするスタッフが忙しそうなくらい、ポルノグラフィティが花道で沢山動いてくれていて嬉しい楽しい。

花道で演奏していたポルノグラフィティがステージに戻る……かと思いきや、花道の途中で立ち止まる昭仁さん。スポットライトが昭仁さんに集まり、「サウダージ」の冒頭を歌い上げる。なんどもいろんなアレンジのサウダージを聴いてきたけれど、一番熱量の高いサウダージに感じた。
カラオケ番組の流行でサウダージが再注目されるなか、ポルノグラフィティのサウダージを見てくれと言わんばかりの迫力。”色褪せさせない”という覚悟さえ受け取りました。

そしてラストは14thツアー”The dice are cast"でも本編ラストだった「オー!リバル」。時にトロッコに乗って演奏したり、バズーカ飛ばしたり、なぜかサイが動いたり、MVではポルノグラフィティが増えるし、面白要素の多い曲だけど、曲がかっこいい。
みんなで歌える曲を選んでくれて嬉しいな。

久しぶりに声を出してアンコールできる喜びとともに再登場を待ちます。
思ったより早く出てきてくれたなと思ったら昭仁さんが一言、「ゴリッゴリにトラブってます」。
どうやらイヤモニの音声が届いてないそうです。いつから音声のトラブルがあったのかはわからないけれど、ステージ上から袖のスタッフにジェスチャーで合図を送っている様子は何度か見られたので、もしかして本編中も音が聞こえないトラブルが起こっていたのでは?と勘ぐりますが、実際のところはわかりません。
トラブルが解消されるまで、ステージ上で雑談をする時間があったので、お得でした。
トラブルが起きても場を繋げる25年の経験が頼もしいし、慌てる様子を見せないスタッフとの信頼関係もうかがえました。

サポートミュージシャンがステージに現れないのはトラブルだからかな?と思っていたら、そのままポルノグラフィティ2人で「アゲハ蝶」を演奏。ポルノと客席と奏でるアゲハ蝶。よかったなあ。
客席の動きが揃うのがポルノのライブ名物とされるけど、ポルノグラフィティはあくまでも「自由に楽しんでね」と言ってくれている。自由にしてね、と言いつつ「歌え―!」と煽る姿をイジることもあるけれど、ファンが楽しくいられるのは、好きに楽しんでと言ってくれるお二人が居てくれるからだな、と。
アンコールのMCで晴一さんが、北海道がホームみたいなものだと仰ってたのが嬉しかったな。お二人の地元から遠く離れた北海道でも、慣れ親しんだ場所としてくれることが嬉しい。全国ツアーから北海道が外れないのもポルノグラフィティの大好きなところです。

サポートミュージシャンがステージに揃い、ラスト1曲「ジレンマ」。
客席の撮影が許可され、スマホでステージを録りながら、暴れながら、声出しながら、きれいに録る努力。
ステージからそんなに近い席でもないなということで、イントロ10数秒だけ録って、あとはスマホを置いて暴れさせて頂きました。
撮影のノイズになってたら申し訳ないな~と思いつつ、不完全燃焼になるのも嫌だったから……
あらためて振り返ればもう少し撮影すればよかったなと少しは思いますが、まあ、いいか!

ということで北海道公演の振り返りは以上です。MCの詳しい話はSNSに沢山上がっている記憶力あるファンのみなさんの記録をご覧下さい。
あとは2が月後の有明公演だ~!と言いたいところですが、夜間飛行をもっと聴きたくて埼玉2公演を追加購入いたしました。
埼玉公演の土日どちらかにすればいいのに、当日2日間分チケット取れば……と後悔したくないので、2公演分確保です。

ポルノグラフィティのことになるとすぐ貯金を崩してしまいますね。そのための貯金ですから。

ということでまだまだ続く”PG wasn't built in a day"。
スタッフのみなさん、ファンのみなさん、サポートミュージシャンのみなさん、ポルノグラフィティのお二人、ご健康でツアーを成功させることをお祈りしております。
次は埼玉~!ピースピース!

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