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NHK世論調査、日本学術会議に関して

NHKが世論調査を行ったそうです。管内閣の支持率は政権発足時より7ポイント下落して55%。もともとが「高すぎた」きらいがあったので、この程度の下落は特にダメージはないと思います。

個人的に注目したいのは、やはり、日本学術会議に関する世論ですね。

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これを見ると、「大いに+ある程度」納得できる、が38%、納得できないが47%で、納得できない人のほうがやや多いようですが、批判一色という感じではないです。また、納得できないと回答した人が皆すべて、日本学術会議の現状の在り方に問題がないと思っているわけでもないでしょう。

NHKにはできれば「日本学術会議は今後どうすべきか」という質問もしてほしかったと思います。

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回答の詳細を見てみると、与党支持者では「納得した」が過半数を超えてます。政府はそれほどちゃんとした説明はしてないように思えますので、おそらく、納得したというよりは、もともと最初から問題視してないだけなんだろうなと思います。

野党支持者と「支持なし」を見ると、ほぼ同様の傾向を示しており、既存のマスメディアの影響を受けやすい層なんだろうなと思います。そして、面白いことに「大いに納得」「ある程度納得」「あまり納得できない」は両者に大きな差は見られないのに「まったく納得できない」だけ大きな差がついてます。この差は「最初から納得するつもりがまったくない」層の差だと思います。

年齢別にみると、やはりインターネットで情報を得ている若年層ほど納得度が高く、マスメディアから情報を得ている高齢者ほど納得できない人が多いという結果になってます。このあたりは、与党支持と野党支持の分布がそのまま結果に現れたようにも見えます。

ネット系の保守界隈は「左翼が墓穴を掘った」と喜び勇む傾向が強いように思いますが、世論調査の結果を見る限りはそこまで野党にとってダメージにはなっておらず、むしろ与党にややダメージがあったように思います。とはいえ、そこまで大きなダメージにもなっていないのは不幸中の幸い。正義は間違いなく官軍にありますので、もっと日本学術会議の問題点、ヤバさを宣伝して、賊軍を蹴散らしてやりましょう(笑)。


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