「株価維持のために国民の年金資産を突っ込んで全て溶かした」というデマ

こちらの記事に対するツッコミです。

わざわざ記事を立てるほどのネタではないのでコメント欄に書こうかなと思ったのですが、コメント欄は削除されてしまう可能性があるので立てました。

で、当該記事の中にこのような記述があります。

株価維持のために国民の年金資産を突っ込んで全て溶かすような、子供の給食費をパチンコに突っ込んでスってしまうクズ親のような事をしているのが我が国の上級国民様及び経済のプロ達な訳で……。

これ、よく共産系の人がよく言ってる嘘なのですが、共産系デマを彼も信じてしまっているのか、それとも彼自身が共産系なのかよくわかりませんが、どちらにしてもデタラメです。

そもそも、GPIFは、少子高齢化で年金制度の維持が苦しくなってきたので、年金制度を維持するために始めたことです。株価維持のために行っているというのがまず第一のデタラメ。

次に、GPIFで行われている株式投資程度では、そもそも株価を維持できません。これが第二のデタラメ。

そして最後に、年金は溶けていません。短期的にはマイナスになることはあっても、長いスパンで見れば大幅黒字です。

蛇足ですが、年金が溶けてしまった事業と言えば、GPIFよりもむしろ、GPIFが始まる以前の年金福祉事業団による財政投融資のほうでしょう。無駄なハコモノをバンバン立てて赤字を垂れ流していたわけですから。


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