見出し画像

神様がして欲しかったことに近付く努力

書くということ。言葉が降ってくるということ。神様のいたずら。初めに、私の前に突如、ポンと落ちてくる。核のある、完璧な塊が、燃えてくるくる回っている。今確かに置かれたばかりのカタマリ。それについて表現しようとすると、サーッと姿を消し始める。そう言えば、エリック・クラプトンも言ってたな。

なんでも思いついた時は完璧なんだ。
その後に、神様が自分にして欲しかったことに近付く努力をするだけなんだ。

確か、そんなことを言っていた。どうして思いついた時は完璧なのに、考え始めると小さくなって、これっぽっちのカケラになっちゃうんだろう。本当の言葉には、きっと魂がある。私が見た塊は、言葉の核になる魂なのかもしれない。言いたいことを言うのは、命懸け。もう二度と見られない夢を思い出すのに似ている。

言葉が降ってきた時に書き留める紙は、私は、神の意味に近いと思っている。時代はペーパーレス。紙無しは、神無し。紙無しなんて、寂しい。私は、紙とペンを持って、いつもうろうろ思いを巡らせる。神様が弾くクリームなど聴きながら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?