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好きなドラマ2021

昨年も面白いドラマがたくさんありました。個人的に好きだったドラマは以下の通りです。

天国と地獄

俺の家の話

知ってるワイフ

イチケイのカラス

大豆田とわ子と三人の元夫

コントが始まる

ハコヅメ

緊急取調室

シェフは名探偵

アバランチ

二月の勝者

顔だけ先生

以上の12作品です。

もちろんこれ以外にも面白かったドラマはたくさんありましたが、毎週始まるのが楽しみで、見終わった後にしばらく余韻に浸れる(もしくはもう一度見返したくなった)のは主に上記のドラマでした。

①天国と地獄〜サイコな2人〜

主演(出演) 綾瀬はるかさん×脚本 森下佳子さん×演出 平川雄一朗さんのタッグといえば、「白夜行」「JIN-仁-」「義母と娘のブルース」などがありますが、本作はオリジナル、しかも綾瀬はるかさんの日曜劇場初主演作。さらに少しコミカルな要素もありそうで、始まるまではなかなかどんな雰囲気の作品になるか想像がつかなかったのですが、始まってみると「ぎぼむす」とも近いお馴染みの雰囲気。途中で飽きるかなと思ったのですがテンポの良いストーリー展開と、魅力的な登場人物で最後まで飽きずに見ることができました。ところで本作に出演されていた溝端淳平さんはちょうどオトナの土ドラ「仮面同窓会」での怪演が記憶に新しかったのでポンコツと見せかけて実は黒幕だったりして…と思っていたのですが、最後までポンコツでしたね。

②俺の家の話

主演 長瀬智也さん×脚本 宮藤官九郎さん×磯山晶プロデューサーのドラマは実は本作が初見。ただ、本作を見て他の作品も見たくなりました。宮藤官九郎さん脚本のドラマとして、本作も含め、個人的に凄いと思うのはその情報量の多さです。本作の場合はプロレス・介護・能…これらを全てしっかりと描きつつ、とんでもない情報量のストーリーを一切破綻することなく最後まで描ききるのは凄いを通り越してちょっと怖いです。

③知ってるワイフ

韓国ドラマのリメイクで、しかも予告のファンタジー要素やギスギスした雰囲気からあまり期待していなかったのですが、そこは脚本 橋部敦子さん×演出 土方政人さんの「ゴーストライター」タッグ、期待値を大きく上回る秀作だったと思います。広瀬アリスさんは「トップナイフ」「七人の秘書」とイマイチな作品が続いていたので良かったです。あとは、放送中ツイッターで #知ってるワイフ が炎上(?)していたのも面白かったです。最初は大倉忠義さん演じる元春も悪いけど澪もやり過ぎ…みたいな感じだったのが、徐々に元春の無神経な言動への罵詈雑言に変わっていったのも面白かったです。(ちょっとだけ可哀想でしたがw)

④イチケイのカラス

私の悪いくせで、放送前は「SUITS/スーツ2」のスタッフが多いことからあまり期待していなかったのですが…。いざ始まってみると、冒頭から引き込まれました。映画的(?)な引きの映像のオープニングや、テロップの出し方、「HERO」などの服部隆之さんの劇伴、一見どこにでもあるコミカルな法廷ドラマに見せかけてところどころビターな展開を織り交ぜてくる脚本。そして法廷ドラマでは対立しがちな弁護士・検事・裁判官が共に議論し、協力(?)しながら真相を明らかにするストーリー展開など、最終回まで飽きずに見ることができました。

⑤大豆田とわ子と三人の元夫

個人的に坂元裕二さん脚本のドラマはすごく面白いと感じるものと、たまに眠くなってしまうものがあって、本作はどちらかなと思っていたのですが…。好みでした。ナレーションが多い件についても、坂元裕二さん脚本ドラマの独特な世界観を伊藤沙莉さんが毎度言葉で説明してくださる感じが面白かったです。

⑥コントが始まる

モノローグが多く、決してテンポが良いわけでもなく、派手なことが起こるわけでもないのに最後まで引きつけられて見てしまったドラマです。最終回、菅田将暉さん演じる春斗で終わるラストシーンは鳥肌が立ちました。あと、本作の劇伴って「踊る大捜査線」の松本晃彦さんなんですね。冒頭の出囃子みたいな音楽が好きです。

⑦ハコヅメ

魅力的な登場人物に加え、コミカルとビターのバランスが絶妙なストーリー展開。とても面白いドラマでした。面白かったところを一つひとつ挙げているときりがないのでそれはまたの機会に…。必ず続編をやってほしいドラマです。

⑧緊急取調室

シリーズ4作目。天海祐希さん演じる真壁らキントリメンバーと豪華ゲスト演じる容疑者(?)との殴り合いの取調べ劇は見応えがあって面白いです。それに加えて二転三転するストーリー展開にスタイリッシュな演出など見所はたくさんあります。特に「4」のオススメ回は桃井かおりさんゲストの1~2話と瀧内公美さんゲストの6話です。

⑨シェフは名探偵

タイトルからしてミステリードラマかと思っていたのですが、とても面白い料理ドラマでした。私の印象ですが、よくこの手のドラマって料理要素だけでは不安だからか主人公と対立したり潰しに来ようとする人達がいたりして、個人的にはいらない要素だなと思っていたので、あくまで料理とレストランに訪れる人達の人間ドラマだけの本作は見やすくて良かったです。あとは、コミカルで説教臭くないのも良かったです(←おまけみたいに書きましたが、一番好きな理由かも…)。

⑩アバランチ

前半(1~4話)は映像は綺麗だけどストーリーが薄いなと思っていたのですが、6話から見違えるように面白くなりました。少しクセの強いミステリー、復讐系ドラマは大好物なので後半は満足度の高い作品でした。

⑪二月の勝者

本作も安定して面白かったです。舞台は違いますが「ドラゴン桜(2021)」では消化不良だった、受験に向けて切磋琢磨する人達の人間ドラマを見ることができました。

⑫顔だけ先生

土ドラの大幅な方向転換には驚きましたが、新しいタイプの学園ドラマで面白かったです。少し「僕らは奇跡でできている」にも近い雰囲気でしたが、「3年A組」「青のSP」など学園ミステリーが多い中、爽やかな学園ドラマをまたプライム帯でもやってほしいなと思いました。

と一つ一つの感想はこんな感じなのですが、「イチケイのカラス」あたりはちょっと過大評価かなと思ってしまったりはします。映画化の噂なども出ていましたが個人的には本当に映画化しても良いんですよ。あとは「最愛」も面白かったです。オリジナルミステリーでここまで完成度の高いドラマはあまり見たことがない気がします。横山克さんの劇伴も良かったです。好きなドラマに入らなかった理由としては、雰囲気があまり好みでなかったことと、放送前の世間的な期待値、そして放送時の世間的な評価の高さに冷めてしまったためかなと思います。

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