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学生最後の帰省、そして新たな年の始まりに思うこと。

おそらくは学生最後になるであろう帰省。

私の地元は九州にある海と緑とフェニックスの木が美しい景観を見せてくれる県…と言えば伝わるだろうか。

今は関西に住んでいるが、神戸と地元は船で繋がっており昨日の夜、フェリーで出港し、今朝こちらに入港した。

そういえば今日が2023年1月1日であることも半分忘れていた。
船の中で行われたであろう年末カウントダウンも、初日の出もぐっすり寝ていた。朝LINEを開いたらいくつかのあけおめの文字が画面を彩っていた。

そんなこんなで港からタクシーを拾い、ほど近い場所にあるターミナル駅構内のミスドでこの文章を書いている。

地元にいる時の移動手段はほとんど自転車で、電車はほとんど使わなかったため、ここのミスドを利用するのも初めてだ。
ミスドのモーニングはコーヒーのおかわりが無料だということも知らなかった。

テーブルから覗く廊下を歩くまばらな人々、流石は車社会。ターミナル駅においても人の流れが穏やかだ。

帰省する日程は今日を含め4日間。今年春から社会人で、もしかしたらもう当分帰ることはないのかもしれない。そんな学生のご身分を謳歌できる最後の機会にたったの4日とは何とも自分らしい。

完全にゼロという訳ではないが、地元に帰ることに何か特別な高揚感だとか、そういった感情はほとんどない。

年の数字が変わることも、多くの時間を過ごした土地の空気を吸うことも、何も特別なものなどではなく、ただ過ぎ行く日々の中の一部でしかなく、過程に過ぎない。

そう感じることが良いことなのか悪いことなのかは分からないし分からなくていい。そう感じる今の自分の感性を大事にしたいし、同時に考えなんてこれからいくらでも変わるだろうから、そんな未来の自分を少し楽しみに思う。

明日は中学時代の友人との、明々後日にはもう長らく会っていなかった高校時代の友人と会う約束がある。

再開して、まずどんな言葉を交わすんだろうか。
「久しぶりやなぁおい!」「お前変わったなぁ」そんなところだろうか。

お互いに交らなかった期間、どのような時間を過ごして、どのような経験をして、どのような大人になったんだろうか。

まだ21歳という年齢で、「大人」と形容するのは少々気が引けるが、餓鬼だった頃とは違う、今の2023年の自分達として、再開し、言葉を交わす瞬間を心から楽しみにしてる。

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