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本はいくらなら高いのか?

 僕は本の虫で過去に数千冊の本を読んできた。小学生の時を除けば図書館で本を借りることはめったにない。特に令和になってからは一度も借りたことはない。
 そういうわけで本を購入した代金の総額を合わせればマンションの一部屋くらいは買えてしまうだろう。その分、車や時計、ブランド品にはお金をかけない主義だ。
 これは価値観の問題だから是非を問う必要はないだろう。

 さて、「本題の本代」の話をしよう。
 本の定価は一般にパッケージや発行部数で決まる。文庫本ならいくら、新書ならいくら、ソフトカバーならいくら、ページ数が何ページだからいくら。部数が少ないから少し割高な定価にしようという具合だ。
 しかし、それは正解ではないと思う。
 人生を変えるような一書と一読したらメルカリやブックオフなどの中古書店に売られてしまうような本が同じ値打ちなわけがないではないか。
 つまり、本の値段はパッケージではなくコンテンツで決められるべきだと思うのだ。
 ちなみに、僕が所有している受験のテクニックについて書かれたある本は読者からの評価がきわめて高いにもかかわらず絶版になっていて再版の予定もないことからAmazonで最高80万円くらいの値段がついたことがある。
 さすがに、そこまでの値打ちはないと思うが例えば『無名の高校から難関大学に受かる方法』という本があって、この本を使って毎年たくさんの受験生が実際に難関大に合格しているとしたら数万円の定価であっても十分売れるだろう。
 また自己啓発や経営者向けの本でも相場の10倍〜20倍くらいの定価であっても売れている本はある。口コミであったり、YouTubeで紹介されたりしているからだ。
 もちろん、本の内容がよいのが大前提ではあるが。
 結論として、高いと思う人は買わなければいい、高いと思う時点でその本は今のあなたに必要ではない本ということだ。まあ、これは本に限った話ではないと思うのだが……。

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