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まだまだ攻める人生でありたい

僕が処女作『0から始める幸福論』(彩図社ぶんりき文庫)を出版したのは23才の時で「若造が身の程を知らずに何をほざいているんだ」という声も聞こえてきた。
23才で本を出したこと自体も珍しいことだとは思うが、何より特異なのは、その内容だろう。ジャンルで言えば人生訓で内容は生き方やタイトルの通り幸福論を説いている。
こういったテーマの本は松下幸之助さんや稲盛和夫さんのような実業家が晩年に書けば説得力があると思うのだが、それを23才で何の恥じらいもなく出版してしまったのだから、身の程を知らないと言われても当然だろう。
そんな処女作を今年の初めに電子書籍でKindle出版したのだが、23年経ってもほとんど直す箇所はなかった。
それだけ、処女作の完成度が高かったと言ってもよいのではないか。
もっとも、この23年の間に誰もが知るような偉業を成し遂げだわけでもないので、著者としての説得力が増したかと言われれば自信を持ってイエスとは言い難い。
体力的には明らかに下降線をたどり、正直、階段を上るのもしんどいが、気持ちの面では若い頃と変わらず、ドラクエの作戦の1つである「ガンガンいこうぜ」のままである。
青春とは「人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ」とサムエル・ウルマンは言っているが、僕もまだまだ青春を謳歌している。
プロ野球選手ならば僕の年齢で現役を続けるのは難しく1学年下の福留も今季限りで引退してしまった。
が、作家や情報発信者は自分がやめなければ命があってボケたりしなければ活動を続けることができる。
誰にとっても人生で一番若いのは今日なのだから、過去を悔やんだり、未来を憂うのではなく、今を楽しみ、薔薇色の未来を想像しながらこれからも生きていきたいと思う。

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