こんにちは！東京大学ぺるきゅしおんあんさんぶるです！
2023年5月13日に第5回五月祭演奏会【音打空間 ( In the Space )】を開催いたしました✨
ご覧いただいた皆さまありがとうございました！

もう一度ご覧になりたい方、まだご覧になっていない方、引き続き下記リンクよりお楽しみください🥁👀
今回は音で空間を彩るというコンセプトです🎶🌈
多種多様な空間にお届けしますよ😊

こちらの記事ではプログラムを公開しております。
第5回五月祭演奏会では、第3回スプリングコンサートの曲にボーカロイドメドレーを加えてお届けします😌

~ごあいさつ~

　東京大学ぺるきゅしおんあんさんぶる第5回五月祭演奏会【音打空間 ( In the Space )】をご覧くださり、誠にありがとうございます。
　新型コロナウイルスの流行により、様々な場面でオンライン化が進みました。少しずつ元に戻っているところもある一方で、オンラインならではのメリットが見出され、新たな体制への転換が起きたところもあるでしょう。
　当団では、オンライン演奏会を活動の主軸としてから、3年連続で五月祭に参加しております。「打楽器の魅力をより多くの方にお伝えする」という活動理念を掲げる当団にとって、演奏機会を増やせたことは、オンライン化の大きなメリットでした。当演奏会もオンラインでの開催とはなりますが、皆様と「打楽器で満ちた空間」を共有できましたら幸いです。
　それでは、打楽器を愛する団員たちによる、打楽器の魅力が詰まった演奏会を、ぜひ最後までお楽しみください。

代表　橋本友莉

~曲目~

ボーカロイドメドレー（ゴーストルール・ロストワンの号哭）
Arabesque No.1
ROCK TRAP
Shared Space
スーパーマリオブラザーズメドレー
草の葉

~曲紹介~

ボーカロイドメドレー
（ゴーストルール・ロストワンの号哭）

打楽器4重奏 | comp. DECO*27, Neru / arr. 嶋崎雄斗

　ニコニコ動画から火がついたボーカロイド、いわゆるボカロは、今や老若男女誰もが楽しめるカルチャーとなっています。今回はそんなボカロのなかでも特に名高い二曲をお届けします。
　一曲目に演奏するゴーストルールは、非常にテンポが速く、リズムゲームなどでは高難易度曲として知られています。マリンバのベースから始まり、サビでのマリンバとビブラフォンのメロディの受け渡しは緊迫感を深めます。ラスサビでは転調を重ねどんどん盛り上がり、最後は静かに曲が終わります。
　二曲目に演奏するロストワンの号哭は、ドラムソロから始まる、バンド感の強い楽曲です。原曲で特徴的な鋭いギターを、優しい音色が有名なマリンバやヴィブラフォンでどう再現するのか、注目です。
　非常にポップでキャッチーなメロディですので、ボカロが好きな方はもちろん、聴いたことがない方も楽しんでいただけると思います。ボカロ大好きな4人による熱演を、ぜひお楽しみください。

Arabesque No.1

打楽器3重奏 | comp. Claude Achille Debussy / arr. Luca Staffelbach

　小さな模様を規則的に繰り返すことで、大きな1つの模様となり空間を彩るアラベスク模様。そんなアラベスク模様のように、3連符と8分音符が絡まりながら無限に流れていくのが、このアラベスク一番です。
　曲は3部構成になっており、第一部は、細々と流れる川のような曲調で、マリンバとヴィブラフォンで幾何学的な模様が織られていきます。第二部では、自由に、そしてゆったりとと指示されており、語りかけるようなメロディが何度も、しかし少しずつ形を変えて登場します。緻密に組まれた第一部とは対照的に、遊び心ある自由な旋律が演奏されます。第三部で第一部のメロディが再現された後、カーテンコールのような終結部が続きます。今までの旋律が変形されたり、1オクターブ上がったりしながら次々と登場します。
　ドビュッシーのピアノの名曲として知られるこの曲を、ヴィブラフォンとマリンバを使った三重奏でお届けします。本来はピアニスト1人で自在に変化させるテンポを、3人できっちり合わせるため、フレーズの解釈やテンポの揺らし方を議論しながら練習を重ねました。音で模様を描くような美しい旋律をお楽しみください。

ROCK TRAP

ボディパーカッション4重奏 | comp. William Joseph Schinstine

　音楽って難しそう。打楽器って難しそう。そんなイメージを持っている方も少なからずいるでしょう。しかし、自分の体が楽器になる！リズム遊びが音楽になる！と聞いたらいかがでしょう。誰でも音楽は楽しめるものだと思いませんか？
　この曲は、ボディパーカッション四重奏として作曲され、徐々に増えていくリズムの掛け合いや華麗なソロ回し、繰り返されるメインのフレーズが見所です。
　今回はボディパーカッションを軸としつつも、愉快な体の動きや、楽器を用いたアレンジを加えました。各所工夫が散りばめられた演奏をぜひお楽しみください！

Shared Space

打楽器7重奏 | comp. Ivan Trevino

　一台のヴィブラフォンを囲うようにして、5人の奏者がそれぞれの音を共鳴させ合う。この楽曲はそんなちょっと風変わりな光景から始まります。題名の通り、一つの楽器を複数人で「共有」して演奏することが特徴的なアンサンブルです。
　ヴィブラフォンの煌びやかな響きに包み込まれるような序盤から、マリンバやカホンによる静謐さと壮大さをもった中間部、そしてより幻想的にこれまでのフレーズを再提示する終盤へと展開します。
　一つのフレーズを反復させながら、その重ね方によって豊かな曲想を与えるミニマル・ミュージックの技法は、この楽曲全体を通して見られる大きな特徴です。限られた小さな空間を、奏者同士が密に共有するからこそ生まれる、重厚で深遠な音の世界をお楽しみください。

スーパーマリオブラザーズメドレー

ドレミパイプ8重奏 | comp. 近藤浩治

　任天堂の看板キャラクター「マリオ」は、今から約40年前にゲーム『ドンキーコング』に登場して以来、多くのファンを虜にしてきた架空のイタリア人男性である。マリオとルイージの双子兄弟の冒険をテーマにした『スーパーマリオブラザーズ』は世界的なヒットとなり、累計4024万本の売り上げを記録した。4月28日にはスーパーマリオの映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』も公開された。
　本日は、8人の配管工…ではなく8人の“パイプ職人”たちが、初代『スーパーマリオブラザーズ』の世界を再現してくれるらしい。皆も、ゲームを追体験するつもりで聴いてみてはどうだろうか。山あり谷ありの一曲、パイプ職人たちが「ワールドクリア」まで演奏を完遂できることを願うとしよう。

演奏曲目 … 地上・地下・無敵(スター)・水中・ワールドクリア

草の葉

打楽器9重奏 | comp. 小野正満

　今回の演奏会最後を飾る「草の葉」は、YouTube上での演奏動画も少なく、打楽器アンサンブルに詳しい方でも初めて聞いたという方が多いかもしれません。
　この曲はまずサスペンデットシンバルのロールから始まり、美しい鍵盤楽器の和音が響き渡ります。3rdマリンバのソロからテンポが上がり、ノリの良いフレーズが奏でられます。一度曲が静まると6/8拍子に変わり、マーチのようなドラムソロ、さらにカノン形式でメロディが歌われます。最後に4/4拍子に戻り、リズミカルな新しい旋律のもとどんどん盛り上がって曲は終わります。
　「草の葉」というのはホイットマンが書いた詩集の題名でもあります。普遍的で自然な人間の姿や自由をテーマにしたこの詩集と今回の打楽器アンサンブルの関連は明示されていないのですが、繋がりがあるのかどうか考えながらお聴きくださると面白いかもしれません。
　鍵盤楽器の美しい響きとわくわくさせるような太鼓のリズム、さらにそれらのマリアージュをぜひお楽しみください！

~「ぺるあん」について~

　2013年に設立された打楽器アンサンブル団体で、今年で設立11年目となります。演奏を通して打楽器の魅力を伝えることを目標に活動し、毎年演奏会を開催しています。
　さまざまな大学の学生・院生など打楽器が好きな人たちが、自由な雰囲気で仲良く練習しています。

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Special Thanks to …
収録会場・練習会場：プロフェッショナル・パーカッション / スタジオSHINKI / みのぶスタジオ / 宮益坂十間スタジオ / 古石場文化センター / THINK SPACE 東京

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