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twilight

twilight という言葉が好き。


英語のtwiは、two, halfから来ている。夜と昼の間。半分の明かり。
日本語でいう黄昏時の「たそがれ」は、薄闇で人の判別がしづらいことを意味する「たれぞかれ」から来ているのだそうだけど、この当て字の言葉よりtwilightという言い方が好きなのは、夜と昼を分ける狭間の、その分かれ目の一瞬を正確に指しているように感じるからかもしれない。

昨日の夕暮れは、まさにトワイライト。
高速道路を走っていたけれど、居てもたってもいられずに、PAに車を突っ込んで写真を撮った。
えもいわれぬ色合いの空は一瞬で消えて、振り向くと、東の空高くにはもう、お月さまが出ている。

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こういう瞬間を逃したくない。
そういう自分を強欲だとおもう。

どんな高価なモノよりも、どんな贅沢なホテルとかゴージャスなフライトよりも、つまらない日々の一瞬こそ逃したくないとおもう。執着。かな?何に対する?

わからないんだけど。

ゲスな人間たちにヤラレテしまいそうなとき
脳内ウォークインクローゼットにしまい込んでおいた一瞬の美しさたちを引っ張り出して、眺めてみる。

美しさは常に、一瞬だ。それは、人も動物も植物も、風景さえも同じな気がする。

だけどね、思い出の中では、美しさは永遠なのだよ。

あ、だから、強欲なのか…

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