公開して約半年、一万回手前でくすぶっている詩川のオリジナル曲「Just Joy」改めてボーカルの詩川からここを聴いてくれ！というポイントをちょっとまとめてみようかなと思って記事を書いてみました。まずは動画をどうぞ

まずこのMVから。制作にあたって勝手に縛りを設けました。それは

今まで書いて頂いたイラスト素材を使って制作しよう

ということです。あんまり金持ちでもないですし安く上がるならそれでいいんです。と思って今まで書いてもらったイラスト+シルエットなどのフリー素材を多用したMVを作ってみることにしたわけです。同時に今まで書いてくれたいろんな人に感謝を示す気持ちもありました。そんなわけで無駄に縛りを設けてしまったわけです。

ちょうどこの時期デザインの勉強を始めていました。DMMブックスで安売りセールがあったときに買った一冊の本を読みながらこのMVを制作しました。読んでいた本は「ノンデザイナーズ・デザインブック」。デザインを始めるデザイナーじゃない人の為の教科書です。一見意味のないような文字を並べることで画面をすっきりさせようとか、どこにラインを入れるかとかどんな色を使えば綺麗に文字が読めるだろうかとかいろんなことに気を配りながらMVの色使いや構成を考えていきました。

たとえば始まって一瞬だけ映るこのシーン。大きく見せたいのは黒帯に白字で書かれたこの日本語の文章。でも下に書いてある英文にもちゃんと意味があったりします。でも人間の性質上一瞬だけ表示されると日本語にしか目に入りません。そういう小ネタがMVにはちりばめられています。サビもそうです。

ぱっと目に入るのは左下の歌詞とシルエット。でも英字をよく見ると会話がそこにはあったりします。フォント選びも重要な観点でした。今回の動画で多用したのは源の角ゴシックでした。可読性がばっちりです。読ませたいところにはココぞと使ってみました。普段動画ではあんまり白文字を使わないのですが敢えて白文字を挿入していたりします。それに、一番と二番ではサビの部分でカラーリングを変えてみました。やはり全く同じだと面白くないので変化を付けるという点を意識してみました。

ここまでが映像に関して。次は音楽面ですね。

今回は作曲をpinoさんにお願いしました。いくつか既存の曲を提示して、こういうテイストでかっこよく仕上げてくれというなんとも無茶苦茶な要求にも関わらずめちゃくちゃ素敵な音源を上げてきてくださったのには感動しっぱなしでした。冒頭のギターも生音を録音したもので、とても良い音です。シンプルなビートとベースの中に歌のグルーヴを乗せるという作業はとっても大変で、これでも何度もリテイクを重ねて録ったものです。どうしたら決まったリズムの中に声をずらしてかつ違和感のないように歌い上げることができるか。とても大変だったのを覚えています。またＲ＆Ｂ特有の厚いコーラスも聞きどころのひとつです。メインボーカルのほかに、オクターブ上下、さらにハモリもあるところはあります。でも敢えて全部ズレが生じるように揃えずに録りました。歌っているのは僕だけだけどたくさんその場にいるかのような効果を出したかったんですね。上手くいったかはわからんｗでも自分の鳴らしたい音楽ができて満足してます。音楽に関しては聞きどころはもう全部なんです。つたないなりに入れてみた韻とか全部聴いて欲しい。改めて聞き直すと今歌った方が上手いなとか思いますがその時は最高のクオリティでした。いつかライブで歌うことがあったらもっと素敵な「Just Joy」を皆様にお届けできると思います。

どうだったでしょうか。こうして聞いてみるとまた新たな一面が見えてくるかもしれないJustJoyです。一回聞いたよって人も、まだ聞いたことないよって人も是非見て欲しい。そんなＭＶになってます。また各種ストリーミングサービスでも公開中です。

こちらから聞けますのでこちらもよかったらどうぞ。

それではまた次の記事で会いましょう。またね。