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2019.9.26 正中線から抜ける声

久しぶりの歌声紀行です。

良いものを見ることは、とてもいいインプットになります。音楽以外の物にも常にシンパシーを感じますが、高畑勲展もとても素晴らしいものでした。また、近代美術館のmomat コレクションの、特に4階フロアの展示物には度肝を抜かれました。その芸術の密度を肌で感じ、僕が求めている品格がそこにありました。険しい道のりであることは間違いないようです。

さて、

良い圧力を持った息が肺から声帯を通り抜けた時、楽音として和声が整った状態の声というのは、体のてっぺんから少し後ろの部分から抜けている感覚で、正中線という体の芯を貫くポイントではないだろうかと思い当たる。

その響には、肺にかかる圧力と、肩甲骨の扱いが非常に重要だと考えている。(肺に素晴らしい圧力をかける方法はこちらの記事に記してありますhttps://note.mu/utagoekikou/n/n7d1fd11ad887?magazine_key=m70183bc9c33a

圧力を受け止める声帯を、いい意味で固定してくれる役割を舌骨がしていて、さらにその舌骨を支えるのが肩甲骨と舌骨を結ぶ「肩甲舌骨筋」の役割だと今は考えている。なのでこれからは、肩甲骨をもっと自在に柔らかく使うための何がしをしていく必要性を感じている。

整った声というのは不思議な魅力があり、素晴らしいとされる楽器の音色が明らかに豊かであるように(その違いを科学的に述べるよりも)とにかく印象が良い。という解釈でいいと思う。

印象にも段階があり、その印象を良くしていくことに、今は時間を費やしている。

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