見出し画像

あなたの本音は本当に本音?〜100チャレ4

以前の記事を書き直しました!

突然ですが質問です。
今、この瞬間のあなたの【本音】って何ですか?
…と言われても、一体何を言えばいいの?
わからない方がほとんどだと思います。

本音の辞書的な意味

本音というのは、

【本音】本心から出た言葉。建前を取り除いた本当の気持ち。
出典:岩波書店『広辞苑』より一部抜粋

という意味なのだそうです。
本音と建前が違うのは辞書の意味でも明らかになっていることなんですね。

画像1

それって本当に本音?

しかし、私たちが本音だと思っていることは実はそうではないのかもしれません。
一つ例を出してみます。

仕事の給料に不満を持っていたAさんは、上司に待遇改善の申し入れをしました。
Aさんは考えていた本音を全て上司に話しました。
上司は二つ返事で承諾をしてくれてので、交渉通り給料が上がりました。
しかし、Aさんには何かモヤっとしたものが残っています。
本音を全て出して、希望通り給料が上がったはずなのに。
なぜ、こういうことが起きるのでしょうか。

人間の意識には2種類あります。
言葉で表すことができる意識は顕在意識(けんざいいしき)と言います。今、この文を読んで「へー、そうなんだ。」と頭の中で独り言をいっているのは、顕在意識です。
これは意識全体の3%〜10%しかありません。
一般的な、そして辞書の意味としての本音は顕在意識のことを指しています。

逆に、言葉で表すことができない意識は潜在意識(潜在意識)と言います。無意識と言った方がしっくり来る方もいるかもしれませんね。
潜在意識は生命維持や感情に関わっていて、意識全体の90%〜97%を占めています。


先程のAさんは、給料が上がることよりも、実は賞賛の言葉が欲しかったのです。
「給料を上げて欲しい」が顕在意識の欲求。
「自分の仕事を言葉で褒めてもらいたい」が顕在意識の欲求だったんですね。
「あなたのおかげでうまくいっている」と外から褒めてもらうことが、Aさんにとってお金よりも価値があることでした。
子どもの時に、言葉の報酬をもらえなかった代わりにお金の報酬をもらっていた経験があったのかもしれません。
けれど潜在意識上での欲求なので、Aさん自身にもわかりませんでした。
一見自分の欲求が満たされたように思っても、モヤっとしたものが残るのは、このような状態になっているからです。

本音の奥を掘り起こしてみると、表面上では見えてこなかった本当の願いが出てきます。
これが本当の本音なんですよね。
(私は本音の根っこ®︎と呼んでいます)

本音の根っこって、自分が一番近いようで一番遠い。
だから見つけた時に
ツチノコ見つけた時ばりに「これだーーーー!!!!」って叫んじゃいます。
ツチノコ見たことないけど。

スキ・フォロー・シェアお願いします!


この記事が参加している募集

スキしてみて

行動したいけれどなかなかできない方や生きづらさを抱えている方などへ必要な情報を届ける活動費にさせていただきます、もしよろしければサポートお願いいたします。