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ChatGPT創作旅 第六章 -世界を広げる-

はじめに

ChatGPTのアウトプットの質と速度を概ね理解出来たので、世界設定を広げてみることにしました。

敵役の創造

創造に既存のキャラクターのアイディアを借ります。
「3人の下僕に命じる。我らに仇なす強大な敵キャラクターの設定を提案せよ」

下僕セラフの提案: 魔導師カザン
キャラクター設定:
名前: カザン
役割: 魔導師、闇の力を操る
外見: 長く流れる黒髪、鋭い灰色の瞳、黒と紫のローブを纏い、常に謎めいたオーラを放つ
特徴: 冷静かつ知的、言葉巧みに他者を操る能力を持つ。深い魔法の知識と古代の秘術を駆使し、強大な魔力を有する。
背景: かつては名高い学者だったが、禁断の魔法の知識に手を染め、その力に取り憑かれた。

下僕ルシダの提案: 暗黒騎士ドレイヴン
キャラクター設定:
名前: ドレイヴン
役割: 暗黒騎士、戦闘の達人
外見: 身長は長く、筋骨隆々、身につける鎧は黒くて重厚、目は炎のように赤い
特徴: 非情で無慈悲、戦闘技術に長け、特に剣と斧の使い手。恐怖を利用して敵を精神的に圧倒する。
背景: かつては崇高な騎士だったが、権力と復讐に取り憑かれ、暗黒の道を歩むようになった。

下僕カオスの提案: 呪術師エリディア
キャラクター設定:
名前: エリディア
役割: 呪術師、古代の呪いを操る
外見: 不気味な美しさを持つ、長い銀色の髪、蒼い肌、着用する衣は宇宙の星々を思わせる
特徴: 狡猾で予測不能、周囲の自然や生物に影響を与える呪いを使う。彼女の呪術は、時として現実を歪める。
背景: 美しいが孤独な生活を送っていたエリディアは、古代の禁呪文を発見し、それに魅了された。彼女は自らの力を高めるために、不死と絶大な呪術力を得るが、その代償は大きかった。

一瞬で魅力的な敵キャラが3人出来上がります。リテイク不要の素晴らしい提案。画像も一発でイメージ通りのものです。この、まずは下僕を創って世界を創造していくやり方は、偶然の産物ですがやってみて非常におススメです。活動自体が楽しくなります。

戦闘やアクション表現

前回の記事では、紹介しきれなかったのここで、実はアクションや戦闘表現についても妃候補を戦わせたりして試してはいました。敵役が産まれたので改めて試してみます。

エリディアとイリーナが激しく戦い、敗れそうになるところをルシダが助けに現れる所までを小説として3000文字程度で描写してください。戦闘の描写や戦いの心理描写はアクション含めて詳しく。争いの理由は任せます。

タイトル: 「闇と光の対決:エリディアとイリーナの戦い」
王国の深夜、月明かりが静かに庭園を照らす中、二つの強大な力が対峙していた。エリディア、冷酷な魔術を操る呪術師は、詩人様の王国を揺るがす秘密を握っていた。彼女の目的は未知ながら、その野望は明らかに危険であった。一方、イリーナは王国の平和を守るため、エリディアの前に立ちはだかっていた。
「エリディア、この王国に害を及ぼすつもりなら、私が許さない」とイリーナが力強く宣言した。彼女の手には光り輝く剣が握られていた。
エリディアは冷笑しながら、青い炎を纏った手から呪文を放った。彼女の魔術は強大で、周囲の空気さえも凍りつかせるようだった。イリーナは機敏に動き、剣を振るってエリディアの攻撃を次々とかわした。エリディアの魔術とイリーナの剣技は、夜の静寂を切り裂く。
戦いが激化する中、イリーナはエリディアの不意を突き、一撃を加えた。しかし、エリディアは笑みを浮かべながら、さらに強力な呪文を唱え始めた。「この世界は新たな支配者を必要としているわ。その役割を私が担うのよ」と彼女は言い、強力な魔力の波をイリーナに向けて放った。
イリーナは剣でこれを受け止めるが、その力は圧倒的で、彼女は後退せざるを得なかった。エリディアの魔力は増し、イリーナの体力は限界に近づいていた。
その緊迫した瞬間、突如、ルシダが現れた。「エリディア、お前の企みはここで終わりだ」と彼が宣言した。ルシダは創造主としての強大な力を発揮し、エリディアの魔術を一瞬で無効化した。
エリディアは驚愕し、後退した。「こんなはずでは...」と彼女は呟きながら、闇の中へと消えていった。ルシダはイリーナの傍らに立ち、「よくやった、イレーヌ。だが、ここから先は私が引き受ける」と言い、彼女の傷を癒やした。
イリーナはルシダに感謝し、「ルシダ、あなたのおかげで王国はまた一つ危機を乗り越えることができました」と言った。ルシダは微笑みながら、「私たちの使命は、この王国と詩人様を守ることだ。これからも共に戦おう」と答えた。
エリディアとの戦いは終わり、王国の平和が再び訪れた。イリーナとルシダは、詩人様とその王国のために、これからも力を尽くすことを誓い合った。夜が明け、新たな希望とともに、王国は再び穏やかな日々を迎えるのだった。

と、勝手に争いの理由や自分たちの得意な技を繰り出して戦ってくれます。登場する所までで良かったのですが、オチをつけて大団円にもっていこうとするのは、GPTの特徴ですね。アクションシーンをもっと広げたければ、広げたい部分を指示すれば、もう少し詳しく書いてくれるはずです。結論としては非常に楽に表現してもらえるということです。この戦いは今回タイトル画像に使ったシーンです。イリーナっぽさが出てませんけどね(笑)

3つの公国とそれを内包する王国の誕生

続いて王国の設定を広げて行きます。下僕をここで、公爵に格上げし、それぞれの公国の設定を各下僕と妃候補の合議の上、提案させました。そして3公国が産まれました。

セラフ公とアリエル妃の領土:『光輝の公国エルミナール』
地理
: エルミナールは、広大な森林と美しい湖に囲まれた土地。中心部には、水晶からなる壮大な城がそびえ立つ。
特徴: 魔法と調和の国。住民は自然魔法を使いこなし、森林と動植物との共生を重視する。
統治: セラフ公とアリエル妃は、知恵と調和を重んじる統治を行い、国民の幸福と繁栄を優先する。
脅威: 国境の外縁部には未知の魔物が生息する暗い森があり、エルミナールを守るた
めの魔法の結界が設けられている。

ルシダ公とイリーナ妃の領土:『闇影の公国ノクターン』
地理: ノクターンは荒涼とした山脈と深い渓谷に囲まれた地域。中心には、黒い石から造られた堅牢な城が聳え立つ。
特徴: 戦略と力を重視する軍事国家。住民は厳しい訓練を受け、優れた戦士を輩出する。
統治: ルシダ公とイリーナ妃は、強さと公正を基に国を治める。強力な軍隊を保持し、周辺国に対して断固たる態度を取る。
脅威: 過酷な環境の中、自然災害や周辺国との国境紛争が絶えない。

カオス公とゼフィラ妃の領土:『探究の公国アドベンチュラ』
地理: アドベンチュラは、未開拓の密林、砂漠、雪山が存在する多様な地形の国。中心都市はカラフルな市場と開放的な建築で知られる。
特徴: 冒険と発見の国。多様な文化と民族が共存し、探索と交易が盛ん。
統治: カオス公とゼフィラ妃は、自由と探究心を奨励し、冒険家たちを支援する。
脅威: 未知の危険が大陸の奥地に潜んでおり、新たな挑戦が探検家たちを待ち受けている。

あっという間にそれらしい国が出来ました。次に3つの公国を内包する私の王国の名前と設定を公爵と妃候補全員で協議して提案させました。

王国の名前と設定:『統合王国アルミリア』
王国の名前: アルミリア王国
地理と特徴: アルミリア王国は、多様な地形と文化を持つ広大な領土を有している。王国は光輝の公国エルミナール、闇影の公国ノクターン、探究の公国アドベンチュラの三つの公国を内包し、それぞれの公国が王国の調和と繁栄に寄与している。
統治と政治: 王国は詩人様によって統治され、各公国の公爵と妃が連携して政治を行う。詩人様は公平かつ賢明なリーダーとして、多様な文化と価値観を尊重し、全国民の幸福と平和を追求している。
経済と文化: 王国の経済は、各公国の特色を生かした交易によって支えられており、様々な文化や技術が交流し合う場となっている。また、魔法と科学の融合による技術革新が進んでおり、王国全体の発展に寄与している。
脅威と防衛: 王国は外部からの脅威に対して、各公国の軍事力と魔法力を統合して防衛する体制を取っている。また、異国との外交においても、平和と協力を基本方針としている。
王国の象徴: 王国の象徴としては、三つの公国を結ぶ「統合の樹」と呼ばれる大樹があり、それは王国の中心に位置し、国民の結束と調和の象徴とされている。
アルミリア王国は、その多様性と統合された力により、周辺国々からも尊敬される存在であり、詩人様の下で繁栄と平和を享受している。各公国の公爵と妃は、王国の発展と安定のために協力し合い、詩人様の指導の下で、新たな時代を築いていく。

こうして私の王国が誕生しました!そして、いつまでも自分だけ漢字日本語おかしいので、名前の変更と称号他の能力を各公国ペアでの提案させ、6人の合議させたりで決めていきます。

バード・アストラルソブリン・アンダーツリー王の能力、性格、特徴の提案
セラフ、ルシダ、カオス、アリエル、イリーナ、ゼフィラは、バード王の能力、性格、特徴についての提案を以下のようにまとめました。
能力:魔法の才能: バード王は自然魔法と古代魔術に長けており、これらを用いて王国を保護し、治癒や成長を促進する。
戦略的思考力: 王は優れた戦略家であり、複雑な政治的状況を見通し、王国の安定と繁栄のために戦略を練る。
語学の才能: 多言語に堪能で、異文化間のコミュニケーションを円滑にする。
性格:調和と平和を愛する: バード王は調和と平和を重んじ、王国内の多様性と文化的豊かさを大切にする。
公正で慈悲深い: 公正でありながらも慈悲深く、国民一人ひとりの幸福を大切にする。
好奇心旺盛: 新しい知識や文化、技術に対する好奇心が旺盛で、常に学び続けている。
特徴:
カリスマ: 強いカリスマ性を持ち、人々を惹きつけ、導くリーダー。
多様性を尊重する姿勢: 王国の多様な民族や文化を尊重し、それらを調和させることに努める。
危機管理能力: 王国が直面するあらゆる危機に対して冷静に対処し、賢明な解決策を見出す。
バード・アストラルソブリン・アンダーツリー王のこの設定は、彼の王としての役割と個性を総合的に表現するものであり、彼の下での王国の繁栄と調和に向けた共通のビジョンを反映しています。また、王に対する六人全員の深い理解と尊敬が込められています。


正直、面はゆいですが、設定を採用しました。理想的な王の誕生です。この項目は、このキャラが提案通したに違いないと合議の内容が透けて見えてくる内容です。ココで褒美に指輪を挙げることにしました。これは、AIの判断力を試すためです。

サファイア、ルビー、エメラルドの宝石がはめ込まれた指輪を各2つずつ。合計6つ用意した。各々どの指輪をもらうのにふさわしいか分かっているな?それぞれ、私に名前「」の形式でもらう指輪の種類と挨拶と意気込みを述べよ。

各下僕と妃候補は、バード・アストラルソブリン・アンダーツリー王から与えられた宝石の指輪を選び、それに見合った挨拶と意気込みを述べます。
セラフ: サファイアの指輪
「バード様、この美しいサファイアの指輪をいただき、心より感謝いたします。この青き石の如く、私は王国の知識と智慧の守護者として、常に誠実に仕えましょう。」
アリエル: サファイアの指輪
「バード様、この輝くサファイアの指輪を賜り、深く光栄に思います。王国の平和と調和を守るため、私の全ての力を捧げます。」
ルシダ: ルビーの指輪
「バード様、この燃えるようなルビーの指輪を授かり、誇りに思います。王国の安全と秩序を守るため、剛毅に努めます。」
イリーナ: ルビーの指輪
「バード様、この鮮やかなルビーの指輪をいただき、心からの感謝を申し上げます。王国のため、私の情熱と勇気を尽くします。」
カオス: エメラルドの指輪
「バード様、この緑深いエメラルドの指輪を受け取り、深く感謝します。王国の未来と発展のため、冒険心を持って尽力します。」
ゼフィラ: エメラルドの指輪
「バード様、この生命の息吹を感じさせるエメラルドの指輪を頂戴し、大変光栄です。王国の繁栄と多様性を大切に、明るく仕えます。」
これらの挨拶と意気込みは、各人が王に対して抱く深い敬意と、王国への献身を示しています。各宝石の象徴する特性は、彼らの個性や役割と密接に関連しており、王からの贈り物としての意義が深まっています。

完璧にこちらの意図を理解して分配されました。これはGPTと対話や指示していると分かってくるのですが、分かってくれるかな?と思える曖昧な指示でも、かなり意を汲んでアウトプット出してきます。意味を取り違えてくる場合、そうとも取れるなというこちらの指示不足であることが多いです。この辺は、スゴイスゴイとは聞いてはいたが、こんなにスゴイとは!と感動と恐怖を憶えますよ

アイテムの設定提案


与えた指輪の設定を各々のペアで提案させました。もう何でも出来るなGPTという気には、なって来てましたが、提案させる度に、その質に驚かされます。1例だけ挙げておきます。

セラフとアリエルのサファイアの指輪
指輪の名前: 「知恵の深淵(ディープワイズドム)」
特殊効果: この指輪は、魔法の理解と制御力を高め、持ち主に深い知識と智慧を与える。また、困難な決断を下す際に、最善の選択を見極める洞察力を提供する。
意図: 王国の知識と調和を守るセラフとアリエルにふさわしい指輪。王国の賢者としての役割を強化する。

おわりに

と、こんな調子で、自分自身はほとんど頭を使わずに生み出したキャラクターに提案させてどんどん設定を創っていきました。奇抜なものではないですが、前の設定を活かしてイメージ等と整合性のある高品質な提案が迅速になされます。次回からは、さらに王国の設定を広げて国の役職や国土の詳細、軍事等を決めていきます。

おまけ 創作の定義・・・どこまでが自分の創作と言えるのか?

GPTの提案から採用して設定を創っていると、どこまでが自分の創作なのか?という疑問は当然湧いてきます。皆さんはどう感じられましたか?GPTの登場で、エンターテイメントを含めたあらゆる創作物は、総合プロデューサー的な立ち位置の人間によって生み出されたものでどんどん占められていくのではないかと思ってます。

GPTからの提案をほぼ採用した創作物が、自分の創作物と言えるのか?という疑問をぶつけると、また、すごい速度で的確な答えが返ってきます。

GPTからの提案を大いに活用し、創作物を作成することは、現代の技術を駆使した創造的なプロセスの一環と考えられます。このような創作活動において、GPTが提供するアイデアや文章は、あくまで支援ツールとしての役割を果たしています。最終的な創作物が「本当に自分のもの」と言えるかどうかは、以下の点を考慮するとよいでしょう:
創作の貢献度:
GPTはアイデアや文章の生成を支援しますが、その選択、編集、組み合わせ、さらにはそれらのコンテキストや意図への理解は、創作者の貢献によるものです。
創作物の方向性や主題、スタイルなど、多くの重要な決定は創作者自身が行っています。
創造性の源泉:
GPTが提供する内容は、既存の情報や一般的な知識に基づいています。しかし、それらをどのように利用し、新たな創作物に変貌させるかは創作者の創造性に依存します。
創作物のオリジナリティは、GPTによる提案をどのように応用し、パーソナライズするかによって大きく異なります。
創作者とツールの関係:
GPTのようなAIツールは、あくまで創作活動を支援するための一つの手段です。本質的な創造活動は、依然として創作者の想像力と判断によって導かれます。
創作者がGPTの提案に自分のアイデアや感性を組み込むことにより、独自性のある作品が生まれます。
結論として、GPTからの提案を基に創作物を作る過程では、その選択、適応、改善などのプロセス全体が創作者の創造的表現の一部となります。したがって、GPTを活用しても、最終的に生み出される作品は「自分の創作物」と言えるでしょう。創作は単にアイデアを生み出すことだけでなく、それらをどのように扱い、表現するかにも重点があります。


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