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きっと私の方がとっくに鷲掴みにされてる。

つい先日一緒に朝を迎えた日が(日中は私が仕事に行っていたけれど)、3日間続いた。
それはそれはとても幸せな3日間だった。

一日目はドライブをした。
いつもとは違うドライブコースを選んでくれてとてもわくわくした。折り返し地点として立ち寄った道の駅でココアを買って、ふたりで「あちちっ」とか言いながら冷まし合っていた。
どっちが野良猫を手懐けられるかを競ってどちらもめちゃくちゃ逃げられたり、ずっと距離が近い彼にドキドキしていたり、ドライブだけでも充分楽しかった。


2日目は地元のイベントに一緒に参加した。
それは音楽好きな人達が集まって海辺でその歌声を披露するというものだった。屋台もいくつか出ていて、すごく賑わっていた。
私の仕事終わりに直行して、急いで準備をし、彼と会場に向かった。向かう途中の街灯の少ない道を、当たり前のように手を繋いで当たり前のように笑い合いながらふたりで歩いた。これだけですごく幸せだった。

会場に着いてからは沢山食べて沢山笑った。お互いの食べているものを一口ずつもらったり、苦手なものは食べてもらったりして2人でたくさんのことを共有した。

3日目はふたりでお出かけをする予定だったけれど、急遽お家デートに変更になった。
基本ゲームをしていた。オムライスが大好きな彼にオムライスをご馳走した。「うんま、、、」と噛み締めるように言ってくれてすごく嬉しかった。5分も満たない間に食べ終わってしまって、私の分も少し欲しそうにしていた彼がとても可愛かった。(しっかりあげました)

その後は少しゲームをして、天気がよかったので山にドライブに行った。
山の麓の開けたところに車を停め、芝生の上に腰を下ろしてわいわいと喋っていた。
私がおもむろに「芽が出て膨らんで♪」と始めたのをきっかけに、あっち向いてホイが開戦された。あまりにもグダグダすぎたりあいこがずっと続いたりしたせいで、息もできないほど笑った。
私たちは本当になんでもないようなことでも笑い合うのだけれど、こんなにも笑ったのは初めてだった。

その後は焼肉を食べに行ったのだけど、ふたりともそんなに多くは食べず、私は酔っ払って店を出てからはずっと彼にひっついていた。
それから私たちは、久しぶりに体を重ねてお互いの体温を感じた。
正式に付き合ってからするのは初めてだったので、とても幸せだったのを覚えている。
酔ってる時にしか素直に言えないんだから、好きって伝えればよかったなと少し後悔してるのは内緒。笑


今度の日曜日私たちは水族館に行く。
「お弁当作ってよ」と彼にお願いされたからには張り切らずにはいられない。
彼の胃袋と心を鷲掴みにするべく、早起きをしてお弁当を作って、とびっきり可愛くして会うのだ。

待っていろ彼氏。
貴方が自慢したくなるような彼女になってやる。(自信はありません。)

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