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予備論文までの勉強振り返り、論文試験の感想

法律の勉強を初めてから、予備論文合格まで何してたかをまとめてみたいと思います。ついでに各科目の感想等も書いていきます。

○大学1年生

4〜8月
部活に明け暮れる

9月
予備試験、司法試験を志す。スタディングに課金して、講座を視聴し始める。

10〜11月
基礎講座を電車内で聞く。復習等は一切せず、とりあえず見終わることを優先。電車内以外はほとんど聞かなかった。

12月〜1月
基礎講座聞き終えたので、復習も兼ねてとりあえず短答の問題集を全科目1周する。問題解いて解説読むだけ。

2〜3月
スタディングの論文講座を受ける。なんとなく論文ってこんな感じなんだ〜って思う。

○大学2年生

4〜5月
論文試験を体験してみたかったので、短答の問題集を解きまくる。過去問だけやれば受かると聞いていたので、答え覚えるくらいまで問題集をひたすら解いた。→短答合格(法律140、般教30くらい)

6〜7月
短答合格に満足。大会等がたくさんあったので部活に明け暮れる。一応全年度の過去問の答案構成だけした後、ネット上に参考答案を眺める。→無事論文大爆死(F5個、E2個、C2個で1900位くらい)

8月
先輩にインプットの大切さを説かれ、基本書・演習書を用いたインプット重視の勉強に切り替える(それ以前は過去問だけやれば受かるだろとか思ってた)。基本書・演習書を買う。

以下、購入・使用した教材
・憲法:憲法学読本、合格思考、憲法ガール(使いこなせなかった)、憲法判例の射程(1周しただけだけど司法試験受ける時は使ってみたい)
・行政法:基本行政法、基礎演習行政法
・民法:民法全、伊藤塾の赤本、ロープラ(合わなかったから、1周だけ)、アガの論証集
・商法:紅白本、会社法事例演習教材、事例で考える会社法、伊藤塾の赤本、アガの論証集
・民訴:リークエ、ロジカル民訴、解析民訴、伊藤塾の赤本、アガの論証集
・刑法:基本刑法、刑法事例演習教材
・刑訴:基本刑訴、エクササイズ刑訴、事例演習刑事訴訟法
・実務:大島本、定石本、伊藤塾の赤本
・経済法:条文から学ぶ独禁法、論点解析経済法、1冊だけで経済法

9〜12月
1、2週間で1科目くらいのペースで各科目の基本書・演習書を読み進める。それと並行して、部活ない日等まとまった時間が取れる日は予備試験の過去問をフルで解いていた。

1〜3月
部活が週5で毎回4〜5時間+‪週4で2時間バイトがあったので、部活前後等の時間をフルで使って基本書・演習書を読み進めるのを継続、オフの日は予備試験の過去問を解いていた。

○大学3年生

4〜5月
9〜12月と同じ感じ。この時点で何周か出来ていたので周回のスピードが上がった気がする。

6〜7月の短答まで
6月上旬くらいから短答に全振り。判例六法を使ってインプットの時間をちゃんと取る。また基本書の隅に書かれてることもなんとなく覚えてる状態にしたかったので、各科目の基本書も読む。短答の問題集は全科目1周+間違たとこはできるまで→202(法律169、般教33)

短答後から論文まで
短答後から8月入るまでに一元化した教材を作りたかったので、超簡素な論証集(規範だけ覚える感じ)を7月終わるまでに作成。8月は3、4日で2科目の演習書を読み終わるのを目標に読み進める。そこで大事そうなとこ(重要な理由付けとか)を上記の論証集に適宜書き込んでいく。電車内等移動時間は上記論証集の暗記(超簡素だから30分で1周とかできてた)、座って勉強出来る時は演習書を読み進める、といった形で勉強していた。8月前半に少しだけ過去問解き直した以外はずっとインプットに時間を割いていたと思う。部活とバイトで冬同様忙しかったので、起きてる時間はほぼ全て勉強していた。論文1週間前だけ部活を休ませてもらい1週間毎日12時間以上ひたすら論証暗記を続けた。

感覚的に民訴、商法は2年の冬くらいにいい感じになってきた気がしていた。刑訴、経済法、刑法はめちゃくちゃ暗記した8月くらい(結局暗記が大事ですね)。実務は2年の時にC取れてたから、準備書面と事実認定系ちゃんと書ければ大丈夫だろうと思っていたため、8月から勉強し直して間に合わせた。民法は民実で勉強した要件事実的に解けば大外しはしないし、逆に数多くてコスパ悪いと思ってたから、上の科目ほど暗記の時間を取らなかった。憲法、行政法(特に憲法)はほとんど暗記の時間を取らず、合格思考と基礎演習行政法を回していただけ。当初から耐えればいいと思っていた。部活にかなり時間を取られていたので、科目毎に取捨選択しながら勉強していたのが良かった気がする。憲法、行政法、民法はC〜Dくらいで耐え、他の科目はAをとる、といった心づもりで勉強し、試験に望んだ。

○論文の感想
・憲法
当初から捨てていた。テキトーに3段階審査して耐えよと考えていた。問題文に「職業の秘密」という文言があり、民訴で覚えたとこや!と喜びとりあえず規範だけ書いて行政法に行った。あてはめは、問題文に報道の自由・表現の自由って2つあったから分けて考えた。それと公正な裁判の実現の比較衡量という形。どこにどの事情をはめ込むのかがよく分からず、なんとなーくあてはめる。→予想D
・行政法
めっちゃ一般産業廃棄物処理業の判例っぽいなと思い、無理やり判例に寄せることを決意。ただ、法の趣旨目的は公共の安全、みたいなことを書きながら処理業者の営業の利益も保護しているみたいなよく分からん文章を書いた気がする。一旦憲法書き終えたあと戻ってきた時には10分くらいしかなく、設問2を8行くらいで終える。一切3段論法せず、他事考慮とかそれっぽいフレーズだけねじ込む。→予想E
・刑法
設問1は基本刑法に書いていたことを貼り付け。あてはめも丁寧に書いた。設問2は遅すぎただ、!死者の占有だ!とルンルンで書く(遅すぎたの第2行為一切触れない、不法領得の意思一切触れない)。終わった直後は簡単だったなと思っていた。難しいと思いながら解いた科目の方が出来がいい気がする。→予想E
・刑訴
設問1は逮捕前置主義からの抱き合わせ勾留!書けるぞ!と思い抽象論大展開。公訴事実の同一性について問題視せずあてはめる。設問2は再勾留の可否だなと思い、考慮要素を余白に書き出してからそれに合わせてあてはめていった(ここは自信ある・1.5ページ弱使ってあてはめた)。申し訳程度に勾留の理由や必要性についても触れた。
→予想B
・経済法
事業者団体だなー、8条4号は当たるけど8条1号には当たらないパターンだろと勝手に予想する。あんまり書いた内容覚えていないけど、経済法の時間で問題文の事情をどー使うのかを理解し、予備試験の本質を掴んだ気になる(ちゃんと理解してれば、勝手にこの事情がどう使われるのかわかるみたいな感じだと自分なりに解釈しています)。
→予想A
・民実
合ってるのか分からないけど、要件事実とか小問とかまあまあ納得いく形で書けた気がする。準備書面も時間使って構成書き出してから丁寧に書けた。→予想A
・刑実
事実認定系は因果関係除いて上手くいった感じがする。ただ、設問2は問題の意図がよく分からず、設問4は残り2行しか残っておらず、ほとんど書けていない。→予想C
・民法
要件事実抑えておけばなんとかなるだろー的な感じであまり論証も覚えずに望む。設問1を見てこれは無理だと感じ、設問2へ。即時取得と表見代理だなーこれなら書けそうと重い、要件事実的に丁寧に書いていった。112を直接適用した以外は多分大丈夫。先に商法、民訴を解いており、設問1を解き始める時点で20分くらいしかなかったので、請負は仕事の完成が先履行だから原則無理!→でも注文者やりすぎ!契約準備段階の過失的な感じで書こう!と思い、信義則に反するみたいな論証を書いて、テキトーにあてはめた。額はなんも考えずに250万(40万どうやって使うかよく分からなかった)→予想E
・商法
1番自信あった科目なのでめっちゃやる気だった。設問1は条文めっちゃ摘示して丁寧に書いた。設問2も新株発行の無効事由ね、と思いながら丁寧に書いていった。有利発行→‪✕‬、不公正発行→×、通知広告なし→○、で無効にした。通知広告の欠缺以外に他に差止め事由がなかったら例外的に無効とならない、といった内容を書いていない以外はいい感じなはず。→予想A
・民訴
2番目に自信があった。設問1は訴えの取り下げ+訴えの追加的変更をアガの論証集で覚えていたのでそれを貼り付けた。で、原則再訴禁止効により許されないけど、趣旨から例外的に可能みたいな感じにした。設問2は和解調書に既判力が認められるかについて、否定説を批判してから制限的既判力説を貼り付けて、あてはめ。そのままいけば勝てるってことで、期日指定の申し立てが1番適している、みたいな感じにした。→予想A



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