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Gibson 1962 J-45 「谷口楽器の斉藤さん」/Lefty弾き語りの苦悩


1998年製 / 谷口楽器(東京・お茶の水)にて購入

こんにちは。「半径1mから6,371kmの愛と平和」を歌う、左利きのシンガーソングライター・歌っテルです。

小5の冬に洗礼を受けつつも隠れキリシタンの如く「まっさん教信者」であることをひたすら伏せながらロカビリーに身を寄せていた時代が約20年ほど、ありました。振り返ってみれば、まぁなんというか、だだ漏れだったと思うなー。悪いことしてるわけじゃないのに、なんだったんでしょうね〜あの感覚ってば。。(いまは図太くなりました!)

第3回■Gibson 1962 J-45

ロカビリーバンド・OK牧場(おっけーぼくじょう?ではなくておーけーぼくじょう!なので間違えないようお願いします♪)は1988年に多摩美術大学の在学中に結成されました。
当時は高校時代に手に入れたMorris TF-805を抱えてぐいぐい歌っていましたが、やっぱりなんとなく欲が出てくるもんで、アメーリカーなギターが欲しくなってくるわけです。それもちょっとロックな匂いのするやつを!

楽器屋と書店とスポーツショップ(特に山系)の宝庫といえば東京・お茶の水ですが、1990年代はその界隈に勤めていたのもあって、よく覗きにいってました。はい。あ、資料探し、とか、アイデア出し、とか言って。
中でも谷口楽器はレフティ専門の店でそれはそれは素晴しい品揃えでした。
ただでさえ品薄出逢い少なめサチ薄子な左利きにとって聖地!みたいなところでして、海外からもお客さんがワンサカ来てました。
店員の斉藤さんは、ちょっと内気な左利きの若干めんどくさい客(俺か)にも、いつも気さくに対応してくれた姐さんでした。

その斉藤さんがある時、「ロカビリーにはやっぱこれっしょ!!」と強く推してくれたのが、この子でした。
いわゆるJ-45なんだけれども、この1962年の仕様をリイシューしたモデルはなんといってもKluson(クルーソン)型の白いつまみのペグとデカピックガードが見た目の特徴。
しかしこのペグがなんともチューニングが狂いやすい(誰ですかクルーソンなだけに狂う損、、、とかボソッと言ってるのは!)。でもま、それもご愛嬌ってことで。
トップはスプルース単板、サイド&バックはマホガニー単板のオール単板仕様!ネックもマホで指板はローズウッドという躯体からは、なんともGibsonらしい気分屋で暴れん坊でウッディな鼻詰まり系じゃじゃ馬サウンドが!これには本当にシビレました〜〜
何度か通った末に手に入れたのは、1998年のことでした。

その後、各地のロカビリーライブイベント遠征でもかなりいい仕事をしてくれて、僕の相棒の中で唯一、北海道から沖縄まで同行してくれました!
2003年にリリースしたアルバムのレコーディングでもメインで大活躍♪♪

半年で1000枚売れた幻のアルバム

このアルバムを持って斉藤さんに会いに行きました。御茶ノ水駅から駿河台下方面に谷口楽器までだらだら坂を下って。斉藤さんは「ついに出せたのかーおめでとう!」ってとても喜んでくれてね。
斉藤さんにこのJ-45を薦めてもらってなかったらこのサウンドにはなりませんでした。ほんとうにありがとう〜♪♪

その後、セミハードケースの蓋のチャックが全く閉まってないまま背負って落下!!!!!なんてことも(2016年12月)ありましたね・・・(´・ω・`)
でもそんな大怪我をしながらも奇跡の復活を遂げ(神戸三宮のリードマンさんありがとう😭)、現在も、弾き語りスタイルでしみじみ爪弾きからギンギンでオーィエ〜なかき鳴らしまで、幅広い芸風でパフォーマンスを魅せ続けてくれています。

これ2018年の動画ね、この子のいい鳴りが聴けます。

さてさて。
歌っテル、次のライブは、2月5日。
神戸の石屋川です。ちょっと変わったスタイルでやります。
巡り合わせがバチーンときましたらぜひ、聴きに来てくださいね。

2023.2.5 カセットテープにまつわるトーク&ソングします

いつもこころに、愛と平和を🌈

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