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長いトンネルの先に

過去の話。

 回復期リハビリテーション病棟で2年?ぐらい勤務した後、整形病棟へ異動となった。当時は、整形と眼科の混合病棟であり、入院やOP前処置、OP搬入、OP中の外回り、OP後など業務が多岐に渡った。

 その病棟に50歳代、整形病棟歴の長い看護師さんがいた。

 時折、声をかけてくれたり、気にかけてくれた。

 ある昼食の時・・

 その人が仕事について話をしてくれた。

 新しい環境で業務を覚えるということは大変であること

 先の見えないトンネルを歩くような気持ち

 けれども毎日、やらないといけないことを一つずつ実践していくこと

 これを継続していくしかない

 そうすれば・・・

 いつか分からないけれども、長いトンネルの先に小さな光が差し込んでくると・

 今まで、できなかったことが、気がつけば、できるようになっていると・・・

 今は嘘のような話だと思うけど、面白いように・・

 人に言われなくても、できるようになるんよと言う。

 そうすれば、この長いトンネルの先に差し込む光は大きくなり、トンネルを抜け出すことができると・・・

この話が、私の心にスッと素直に入った

今でも、壁にぶち当たると、この人の話が蘇ってくる。

さまざまな人との出会いを通して、私という人間が形成されていると感じる。

私も、この人みたいな存在にならないといけない。


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