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学校の合唱伴奏をレッスンに持ってくるシーズン到来

真東に窓のある音楽室は、朝、カーテンに庭のグリーンカーテンの影が写ってきれい。ただ、眩しくて、そしてまだまだ暑くて、カーテンは昼まで半分しか開けられません。そして、青々と日陰を作ってくれるはずだったグリーンカーテンは、残念ながら、この影の示す通り。

さて、毎年この時期になると、生徒が、学校で歌う合唱曲の伴奏をピアノのレッスン時にもってきてすったもんだします。
クラスに数人ピアノがバンバン弾ける子がいて競争率がたかいけど、オーディションうけたい、という子や、逆に、自分も十分こなせるわけじゃないのに、クラスに誰もピアノが弾ける子がいなくて、結構な難曲を先生に丸投げされた子。

低学年の生徒は、何気に楽譜渡されちゃって、そのまま楽譜持ってやってきて、本人も何するのかよくわかってないらしい、という子。

にしても、先生、ちょっと無茶振りじゃないですか、
と、毎年思うんだけれども、子どもたちも指名されて
結構まんざらいやでもなさそうで、
この機会に頑張ってみるのも、良いか、と思って
付き合うことにしています。

もし、本当に無理難題だった、ということになったら、
学校の音楽の先生に、簡略化した楽譜を渡しても良いかかけあってみようかとおもったりしながら。

なかなか全体がつながらないから前に進めない、と感じていた生徒が
急にぐんと頑張って、耳コピ技も使って、きっと学校でも毎日人前で弾いて、
先生にも叱咤激励されながら、無理じゃないかと思っていたレベルの曲に果敢に立ち向かい、ちゃんとものになっていく、とりあえず、この曲だけは、という練習方法ではあるけれども、だから、音楽室では絶対しない方法。
でもこうした機会に、うんと伸びる生徒がいることも事実。

以前には、オーディションで伴奏役を引き当てたら、変な嫌がらせにあってしまった、ということもあったな。
これも、音楽室ではまずあり得ない光景。

合唱伴奏はこの時期の風物詩。
いいも悪いもない、出会った音楽体験には向き合っていく。







愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!