まわり道でも-ブルーバナナ(理科一類1年)

1.      はじめに
 はじめに、みなさんこの合格体験記を開いてくれて、そして、僕の文章を読んでくれて、ありがとうございます。「合格体験記」というタイトルではありますが、東大合格までの過程だけでなく、僕のこれまでの人生の歩みやそこから学んだことも書いてあります。最後まで読んでいただけると嬉しいです。
 
【プロフィール】
名前 ブルーバナナ
科類 理科一類
学年 一年
出身 東京
小・中学校 地元の公立校
高校 都立高校(定時制)
得意教科 英語
苦手教科 数学、物理
選択科目 物理、化学、倫理・政経
 
 本文に入る前に、自己紹介をしたいと思います。上記のプロフィールにもあるように、東京出身、理科一類のブルーバナナと申します。詳しくは後ほど書きますが、中学校で不登校になり、高校は都内の定時制高校に進学しました。母校の高校は、定時制ということもあり、学校行事が(ほぼ)ないor自由参加、宿題がゼロ、休みが長い(夏休みと春休みは2ヶ月ずつありました)、当然東大入試レベルの授業など全くない、など東大生の出身高校としては(普通の大学生のそれと比べても?)かなり特殊な高校です。実際、東大で友達に高校の話をするとかなり驚かれます。また、多くの東大生のように全範囲をしっかりと仕上げて入試に臨めたわけではなく、塾の力も大いに借りながら、なんとか間に合わせたという感じでした。模試での判定もほとんどがDかEだけで、合格最低点ギリギリ、という滑り込みセーフのような合格でした。そんなわけで受験の(あるいは人生の?)王道を歩いてきていないので皆さんの役に立つ情報を提供できるかは疑問ですが、孤独に東大を目指し始めたあなたには、何か通じるものがあるかもしれないと思い、この合格体験記を書きました。もちろんそれ以外の方にも楽しんでいただけたら幸いです。

2.      小学校まで

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