演劇学の鳥瞰図を考える(更新中)

この文章は私のとりとめもない考えをダラダラと書いているものです。その点をご承知おきください。

演劇研究と一口に言っても、そこには無数の切り口があり、さらにそれぞれの切り口にも歴史があり、研究の流行り廃り、新たに誕生する分野、逆に消えてしまった分野、さらには研究単独ではなく他の研究からの影響や対立、融合も起こっている。

ちなみに、この記事は、はてなで以下の文章などが発端です。
音楽の哲学にはどのようなトピックがあるのか という文章が書かれ
分析美学にはどのようなトピックがあるのか 3年ほど前のこちらにも光が当たっています。下の文章は当時読んだことを覚えています(当時、分析美学基本論文集という本が出版され、私も読んでいたため)
この3年ほど前から、演劇学のトピックを今の研究者たちで協力してまとめないと不味いのではという思いや、それより以前に中央公論社が出した「哲学の歴史」というシリーズがあり、こうしたスタイルで「演劇の歴史」が出せれば良いのにと思ったことがあります。

私自身の研究を考えれば、アントン・チェーホフという「劇作家」研究、「戯曲」研究、コンスタンチン・スタニスラフスキーという「演出家」研究、「俳優教育法」研究、日露演劇交流という二国間の演劇をめぐる「歴史」研究が中心になっているが、他にも色々と関心は広がっています。

現在、多くの研究者は分野一つだけのスペシャリストではなく、一つか二つの大きな柱となる分野を中心に研究を行いつつ、他分野にも関心を伸ばしつつ、ミクロかあるいはマクロに研究を行っているのではないかと思います。

いま演劇をめぐる研究は、どういった分野があり、潮流があるのか、自分自身で整理していくのを、情報を更新しつつ考えてみたいと思います。

(続く)

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