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TLP中国語クラスの先生インタビュー!   [吉川雅之先生編]


概要

今回の記事では、先生方を対象に行ったアンケートをもとに、文系TLP中国語クラスの先生方を紹介します。記念すべき第1弾は、中国語一列を担当してくださっている吉川雅之(よしかわまさゆき)先生です。授業を受けている生徒によると、吉川先生の授業は早いペースながらも、説明が丁寧でわかりやすいとのこと。そんな先生に伺ったことをご紹介します。それでは本編に移りましょう〜!

Q&A

Q1 先生の研究について教えてください。

A1 中国語学、香港言語論、東アジア諸言語の音韻と文字表記を研究しています。(吉川先生の詳しい研究内容についてはこちらをチェック!http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~hongkong-macao/index.html

吉川雅之先生 - 中国語一列 -



Q2 東大生に読んでほしい本を教えてください。

A2 米原万里著『不実な美女か貞淑な醜女か』(新潮社)です。通訳の難しさだけでなく、言語による表現とは何かということを考えさせられる一書であることがこの本を薦める理由です。


米原万里著『不実な美女か貞淑な醜女か』(新潮社)



Q3 おすすめの中華料理を教えてください。

A3 東京で食べられるものとしては蘭州牛肉麺をお勧めします。

蘭州牛肉麺は、甘粛省蘭州市発祥の牛肉を使ったラーメンだそうです!そのスタンダードは「一清(クリアなスープ)、二白(大根)、三紅(辣子)、四緑(香菜と葉ニンニク)、五黄(黄色く艶やかな麺)」を備えていること。清真料理(ムスリムの料理)なので、豚肉は使わず、スープは牛骨と牛肉からとっているのも特徴です。(参考・引用:https://80c.jp/report/201806011-1.html#


Q4 中国語で好きな言葉を教えてください。

A4 “知之者、不如好之者。”Zhī zhī zhě, bùrú hào zhī zhě.「之を知る者は、之を好む者に如かず」(『論語』雍也篇)好きでその言語を学習するのでなければ上達は難しいからです。

言語を学ぶときの上達の一番のコツはその言語を楽しむことなんですね!
先生がピンインもつけてくださったので分かる方はぜひ音読してみてください !


Q5 中国語学習で心がけるべきことを教えてください。

A5 中国語を覚えるときは漢字・発音・意味の三位一体で覚えることです。


Q6 中国語学習で一番難しいと思う点を教えてください。

A6 大学の授業では教える機会が少ない、目上の人に対する言葉遣いや表現です。

確かに、目上の人に対する言葉遣いや表現は重要ですよね! 大学の授業で学ぶ機会が少ないとなると、独学で習得する必要があるのでしょうか……!?


Q7 先生方の考える中国語の面白さ/学ぶ意義を教えてください。

A7 日本語とも英語とも異なるタイプの言語を学ぶことです。


Q8 他クラスと比べたTLPクラスの特徴があれば教えてください。

A8 概して中国語学習に熱心であることです。

これは嬉しいお言葉ですね! TLPは希望制(詳しくはこの記事をご覧ください!)なので語学に対してやる気のある学生が集まっているのかもしれません。


Q9 最後に、東大生に一言お願いします!

A9 物事の本質を見抜く力を養っていただきたいと思います。



吉川先生、たくさんの質問にお答えくださりありがとうございました! そして、ここまでこの記事を読んでくださった読者のみなさんもありがとうございます!
他の先生方を紹介した記事もあるのでぜひそちらもご覧ください。
それでは、再见(ツァイチエン)!












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