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tacica TOUR 2023 “ソコハカ”at 岡山YEBIS YA PRO感想

概要

tacica2023年初ワンマンツアーの三本目。
福岡公演を前日に終えての今回。福岡と同じく2年振りの岡山。tacicaにとっては初めてとなるライブハウスだったようだ。
昼間は割と暖かく、というより暑かったのだが夕方から急に風が冷たくなり、雨も降る中での公演となった。

感想①岡山

昨日と同じくベースから先行して始まったのはvase、そして間髪いれずに発熱へと繋ぎ、最初からフルスロットルでスタートをきる。

その後の三曲は

生きていくなら 荒波に対峙するんだけど

aranami 

こちらのフレーズから始まり、

だから今日は嬉しくも悲しくもなれるだろう

JADITE

で終わっていた。
毎日本当に様々なことが起こる。最近はどうしてもネガティブな話題が多い気がするけど、それでも微かな光を誰しも待っている、そんなことを歌ってくれたと勝手に思った。

猪狩「初めてのライブハウスです。もっと早く来れば良かった。何か岡山好きなんだよね。好きになるのなんて理由ないでしょ」と語る。会場限定のラジオ内でも岡山好きと公言しており、もっと来たいと頻繁に言っていた気がする。

感想②グッズ紹介

新曲の金糸雀。新曲のはずなのにもう定番の曲のような風格。少しの間をおいてギターを奏でて、猪狩さんの力強い歌声が響くデッドエンド、歌詞にもあるように遠吠えのようなBROWN。新しめの曲が続いた。

猪「マスクして声出し会話okになって、モッシュ、ダイブとかもokになって。俺らのライブでは元々声出しとかそういうのはなかったけど、そういう変化があるのは嬉しい」

猪「何でもない日という曲を」
とアコースティックでordinary dayを披露。

宝物は君が居る今日と同じ色の明日  
  
生きていくだけ

新曲の金糸雀とも似たような雰囲気を持っていると勝手に思っている。

グッズ紹介コーナー
小「"スウェット"は裏起毛ではなくてサラサラの生地です。これからにピッタリかなと」とチラチラ中畑さんの方を振り返りながら説明。中畑さんは客席に向けてね、と小西さんへ促す。
小「トートバッグは紐の調整できます」と一番長めに紐を調整。
中「かけてみれば?」と小西さんがそれを肩にかける。会場から拍手が起こる。
中「トートバッグを背負って拍手起きるのは小西君だけだよ」
小「フライトタグなんですけど、昨日も言ったんですけど海外の人が見たらちょっとやばいやつって思われる英語表記なので国内のみで使ってください」

グッズ紹介終了
猪「小西スウェットって言ってた?」と観客に問いかける
猪「中畑さんが怒ってたよ。スウェットなのにトレーナーって小西が紹介しててさ。にも関わらず昨日もトレーナーって言ってて」
小「今日はあの……中畑さんの方をちゃんと見ながら言いました」
猪「でも、これって小西が悪いわけじゃないと思うんだよね。服の呼び方って結構変わるじゃん。パンツはイントネーションの違いでズボンなのかパンツなのかになったし、Gジャンじゃなくてデニムジャケットになってるよね」
岡山はデニムが有名で、それを受けて
中「岡山でそれ言うの??」
猪「あっ、だから岡山好きなのかもしれないです。ドラム中畑大樹」
中「昨日金縛りに合いました」とまさかの発言が飛び出す。

感想③本編ラスト〜アンコール

「最後にDANという曲を。どうもありがとう」と昨日と同じくDANで締める。聞くたびに猪狩さんの声が更新されている気がする。
鳴り止まない拍手の中、再び登場。昨日に続き、猪狩さんだけソコハカtシャツに着替えていた。

猪「去年hoshiotoの帰りは福山から帰るからそっちでご飯を食べたんだけど。そこのスタッフさんから福山城の蘊蓄をめちゃくちゃ聞かされた。別名で蝙蝠城って呼ばれてるからバットマンとコラボしたんですよとか。でも、何か……ね」と何やら言葉を濁す。
小「異種格闘技戦みたいな」

猪「小西なんか言い残したことある?」
小「ありがとうございます……」拍手が起こり、その後小西さんの言った言葉が聞こえず
猪「なんて?」
小「いや、あの2年分を取り戻します」
しかしこれも猪狩さんには伝わらず、もう一度発言。
猪「あっ、『2年分を取り戻します』ね。すごいね日本語にも通訳必要なんだね」
小「滑舌悪かったかな」
猪「いや拍手と重なったから、もうちょっとタイミング見計らった方がいいよ」
中「拍手しづらくなっちゃうよね」
猪「あっ、拍手お願いします」と観客が拍手を送る。

感想④金縛り

中「金縛りにあってさ、金糸雀を聴いたんだけど途中の『暗闇の中であなたの名前を呼ぶのは』ってところでゾワっとして次の曲にスキップした。金縛りあったことある人居る??」と観客に問いかけるとチラホラと手が上がりだす。
猪「昔、姉ちゃんがよくなってて、波の音が来る直前に聞こえるって言っていて。姉ちゃんヤンキーなんですけど、ヤンキーって海好きじゃないですか」
中「それ偏見じゃないの?」
小「割とそんなイメージありますね」
中「海ないところに住んでる人とかでも?」
小「時間とかは別に関係ないんじゃないですかね」
中「皆さんも気をつけてね。金縛り」
小「大丈夫だったんすか?」
中「大丈夫でしょ?」とメンバーに確認。
「大丈夫じゃなかったらごめん」
猪「いや、素晴らしいです」
中「えっ!?金縛りが素晴らしいってこと!?」
と笑いが起こる中でようやく曲へ。  

公演日の4月16日はparallel parkが世に出てもう15年経つらしい。だからというわけではないだろうが、そこから2曲を披露して終了。

セットリスト

  1. vase

  2. 発熱

  3. aranami

  4. サイロ

  5. JADITE

  6. 金糸雀

  7. デッドエンド

  8. BROWN

  9. ordinary day

  10. ハイライト

  11. From the Gekko

  12. 不死身のうた

  13. タイル

  14. SUN 太陽

  15. DAN

  16. en.ウソツキズナミダ

  17. en.バク


福岡ではアースコードを演奏したが、今回は無し。一曲分短いため、終わったのも福岡より10分ほど早め。

まとめ

福岡から間を空けずに行われた今回。2年ぶりということと、岡山好きと公言していた終始猪狩さんはとても嬉しそうにしていた気がする。それが演奏や歌唱にも繋がり、福岡とはまた違った印象だった。しかし、会場はまばらで空いている場所が目立っていたが、声出しも解禁され、盛り上がっていた。
「また来ます」と決まり文句のように発言するが、本当にそれを実行してくれる。何年かかっても。今回、私は遠征という形で参戦したが、地元の方、それも地方の方からすれば、なんてありがたいのだ、と思うだろう。だからこそ信用して、信頼してこれからもついていきたいなと思わせる。まだまだ続くツアーとこれからの活動の行方をソコハカとなく見守っていく。





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