自分と対話『準備編』

2年ほど前から、私は自己コミニュケーションのやり方をネットで探してみては実行している。

今すぐに出来るのは、以下の通りだ。

・リラックスした態勢と空間
・深呼吸
・瞑想
・深いところ(本当の自分)と繋がるイメージ

まずはリラックス態勢と空間だが、

一番良いのは、車だった。

車が好きなわけではない。むしろ運転は好きじゃない。

座って、少し背もたれを倒し、体重が均一に椅子にかかったとき、結構なリラックス態勢の出来上がり。

窓を締め切った時の静けさ。
たまに通る車のエンジン音すら、心地よい響きとなる。

そして、深呼吸。
苦しくならないように、無理に意識しないように、自然と出来るように繰り返す。正直しんどい。

それらもやっぱり紙に書いて、毎日ではないけど、繰り返した。

次第に、リラックスと深呼吸が素早くできるようになり、一種のゾーン状態を作れるようになった。

ここから、自分の奥深くに入っていくため、自分の想いを掘り当てるため、質問していく。

とは言え、うつに掛かっている人は自分に興味がない。質問しようにも、多くはこう思うはず。

何を問うたらいいか、
わからない。

はい、それこそ正解に近い。
それが、最初に自分に問うべき質問だと、私は思う。

『何を質問したらいい?』
『何を聞いたらいいか、わからないんだけど…』
『自分は、どんな答えが欲しいのかな?』
『なにか、教えて貰えるかな?』

私は最初、こんな感じだった。
曖昧で、不確定で、静かで…。

このときのイメージは、
波がない大海で、釣糸を一本垂らしてる。

真っ平らな砂漠で、穴を掘っている。

人の形をした何かに、話しかけている。

すさまじい孤独感と、静かすぎて頭が痛くなるような、恐怖を覚えた。

何度も繰り返す内、分厚い卵のからにヒビが入ったのを感じた。

ヒビからは、温かく、金色に輝く蜜のような液体が、ゆ~っっっくりと流れ出てきた。

自分に会えた、瞬間でした。


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