朝ごはんを食べているときがいちばん平和である。なんでかよくわからない。朝を迎えられて感謝とか幸せとかいうのでもなく。
肉体の方は時によって前日のコンディションを引き継いでしまっていることもあるけど、頭はほぼリセットされているのでアホのようにぽやんとしているから気分がいいというのがその理由かもしれない。

まったく映えない朝ごはんを毎日Twitterに投稿し始めたのは1年と少し前だった。とくに決心したわけでもないのになぜか続いている。
そんなことをし始めた理由もよく覚えていないけど、このぽやんとした平和な時間を形にすることや、人様に生活の一部を公開するということは精神衛生的には悪くない。
わたしの場合、明確に理由や目標がないほうがものごとが持続する。お酒をここ1年近く飲んでいないのも、禁酒するぞ！ と気負って始めたのではなく、なんとなく飲みたくなくなってきてそのまま飲まなくなった。このことについては1周年を迎えたら改めて書こうと思う。

一日の食事の中で朝ごはんがいちばん好きなのだけど、なにを食べるかはあまり迷わない。1年をとおしてほぼパンを食べる。
若い頃はパンのほうがもさもさして喉を通りにくい感じがしで、朝からご飯を2膳もりもり食べていて、それでもちゃんとお昼にはお腹がすいた。いつの頃からか朝に米を食べると満腹感が持続しすぎるようになり、それが不快になってパンに切り替えた。これが胃もたれってやつなのかと思った。でも旅館で出される和朝食は元気にがっつり食べる。

パン一択だから迷うとしても狭い範囲で迷えばいい。ただのトーストにするかチーズを載せるか、またはサンドイッチにするかといった具合だ。
昼ごはんとか夜ごはんだと米が食べたいか麺が食べたいかとか、肉か魚かなど自分に質問する範囲が広すぎて困る。人生は選択と決断の連続で、そのためにのみ生きているのかとも思う。

ところで毎日朝ごはんを投稿しているとはいえ、あまりそれを見返すこともなかったので、この記事を書くのを機会に保存している写真を見てみた。
自宅自宅自宅自宅ドトール自宅自宅ドトールドトールみたいなサイクルの時期もあって、そのときの疲れややる気の有無の状態がわかる。
あとは寒くなると、卵やサラダは食べなくなる傾向があるし、コーヒーをおいしく感じるかどうかで体調がわかる。
どうでもいいけど自分の淹れるコーヒーがいちばんおいしいと思っている。

朝ごはんを外食するときドトールじゃないところも行くけど、ドトール、とくに自宅の最寄り駅のドトールが好きすぎてよく行く。朝の時間帯にお店に出ている店員さんたちが、とくべつどうってわけじゃないんだけど、なんか和むのだ。お客さんがいないとき、彼女たちが雑談しながら仕事している風景もいい。
んでドトールが好きすぎて数カ月前にちょっと値が下がっていたのもあり、ドトール日レス株を買ったら、今年はもらえないと思っていた株主優待券と配当をもらった。金持ちになって大株主になりたい。

そのうち映えない朝ごはんの写真を本の形式にしてみたい。だれか買ってくれますか……。