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お金が飛んでいった2020年

来年の家計簿をつくるために(家計簿をエクセルでつけている)、今年の家計簿を見ている。
2020年は好むと好まざるとにかかわらず、ほんとーにお金をよく使った一年だった。国民一人に等しく支払われるコロナの給付金が入ったら計画的に使おうと思っていたけれど、現金で支払うことの少ない昨今、何に使ったのかはうやむやになっている。

今年は滑り出しから不穏な空気が漂っていた。2月に冷蔵庫が故障して、修理代に5万いくらかがぱたぱたと飛んでった。まあ冬でよかった。

それ以外は、自粛で出かけることが減ったため趣味の映画も演劇も観られなくなって、支出は下降傾向になっていた。家にいることが多くなって、わたしもご多分に漏れず、家のなかを少し見直すことにした。
猫にぼろぼろにされた椅子の張り地を張り替えることを決心したのは5月くらいだったか。どうせまたぼろぼろにされるしと思ってたけど、さすがにひどかった。
業者を見つけてやり取りを始める。いろいろ提案してくれたなかで、デンマーク製だというお高い生地を見てしまった。椅子もデンマーク人がデザインしたものだしねぇなどと理由をつけて、予定よりお金をかけてしまった。
デンマークから生地のサンプルを送ってもらうのを待ったり、いざ生地の発注となったタイミングと現地のバカンスが重なったり、張り替えは日本だけどそれが今度はお盆と重なり、なんだかんだで張替えが完了したのが8月の下旬だった。長かった。

それまで設けていなかった「特別費」という費目を6月から追加したのは、母が急死し、そのための支出を当てるためだ。
姉と折半しているとはいえ、その月だけでも交通費も含めて20万くらいのお金が吹っ飛んだ。母だって多少は銀行口座にお金を残してはいたけど、そんなのすぐには下ろせない。フリーターしてる頃だったら、定期を解約しないと無理なレベルの金額だったから、サラリーマンに戻っててほんとによかったわと、このときばかりは思った。

コロナが少し落ち着いた8月、自分の体で気になっていたことにも決着をつけようと、立て続けにクリニックに行った。
皮膚科と消化器内科はまあいいとして、歯科治療は8月から11月までの長丁場でようやく治療が一段落した。入れ歯をしたわけじゃないけど、自由診療分で9万円が飛んでいくことになった。めまいがした。
とはいえ、家から徒歩2分にいい歯医者があるのは盲点だった。前回行った少し遠くの歯医者が、無理やり虫歯を見つけるような信用ならない医者で、それ以来4年くらいほったらかしていたけど、どこに行っても原因がわからなかった局所的な歯茎の腫れ(いつも腫れてるわけじゃないので、余計にわかりづらい)の原因を突き止めて治療してくれたし、それが9万円なんだけど、金歯orセラミック、あとなんだか忘れたけど、そういった治療の松竹梅の選択についても、次までに検討してもらってもいいですよと理解があった。どうもありがとう先生。
毎年医療費はゼロ円に近いのだけど、今年は確定申告だ。

それから、しつこく使っていたiPhone SEがいよいよ怪しくなり始め、この秋AppleWatchを買うのを機にiPhoneも新しくすることにした。ここで再び8万円が飛んでった。
しかし前のiPhoneのほうがわたしには合っていて、下取りもやめて家で使っている。
AppleWatchは、いかに体を動かしていないかを可視化してくれるので、体動かさねば強迫神経症みたいになってとてもいい。

使うばかりじゃなくて増やすことも多少はやらねばと、1月から投資信託で積立投資を始めた。これは長期戦だし、あまりマメでないのもあって、月に1回くらいチェックするくらいでほぼほったらかしている。
株も少し始めたいのだけど、なにを買えばいいのかまだ勉強不足で決心できず、ここ数ヶ月ぐずぐずしている。ドトールが好きだからドトールの株買おうかな

***

今読んでいる本に、お金に困っていた学生(著者)が、補助金やらなんやらでお金が入ってきたとき、お金以外のものごとを考える余裕が生まれ、求められる以上に勉強ができるようになったというようなことが書かれているが、お金にはそういう作用があるとわたしも思う。

お金の必要量――具体的な金額ではなくて、なににどこまでのこだわりでお金を使うのか――は、ひとによってちがうと思うし、それによって具体的な必要金額も決まってくると思う。わたしにとっては、日々生活していくこと以外のことをやったり好奇心が満たされる程度が、適度なお金の量なのかなと思う。

自分のお金の使い方が変わったといちばん思うのが洋服への出費だ。
べつにブランドものを着ていたわけではないけど、わりに数多くもっていたのは、ちょっと見栄を張っていたせいだと思う。自分のためではなく人目を気にするほうが優先されていたことに当時は気づいていなかったけど、振り返ればそうだった。
他人のためじゃなくて、自分が楽しいなら洋服にお金をかけるのは当たり前にいいと思う。それが本や漫画とか、ゲームだったり、食器や家具だったり、その他諸々あるけど、ひとによっていろいろあるのが楽しい。

見栄を張って買うという意味での無駄遣いは、ずいぶん減ったと思う。失敗したっていうのはたまにあるけど、買ってみなきゃわかんないこともあるから、あまりくよくよしないことにしている。

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ということで2020年買ってよかったもの!(順不同)

骨伝導イヤホン
耳からイヤホンが抜けてしまうのをなんとかしたくて買ったんだけど、これはほんとにいい! 聴覚へのダメージも少なそうだし。2駅ウォーキングしながら落語聴いてる。音がだだ漏れるので電車のなかで使うひとには向かないかも。


布団乾燥機

なぜもっと早く買わなかったの! あったかお布団幸せ。


猫の自動給餌器

今までアナログのを使っていたので、テクノロジーは進化したんだなあとしみじみ。たまに出先からスマホ操作でサプライズなおやつを出してあげると、離れてても一緒よ♪みたいな気分になれる(わたしだけだけど)。猫が倒すので100均の固定ベルト2本でガチガチに固定。


ウォーターオーブン ヘルシオ

某トースターを追加するか迷っていたのだけど、ヘルシオもトーストがおいしく焼けるという情報を得て、オーブンレンジを買い替え。楽天で型落ちのを安く買った。水を使うからなのかトーストはもちろんいい感じに焼けるし、鶏肉の網焼きは絶品です。ウォーターオーブンなので蒸し器代わりにもなる。でも、家のコンロがIHじゃなくてグリル付きのガスコンロだったら普通のオーブンにしたかな。

その他に、今まで使ったことのない色や形の食器を買って、わたしにとってはすごく新鮮でよかった。

さて、来年はご利用は計画的にしよう。

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