見出し画像

ふっくら

先だって「少しふっくらしたんじゃない?」と言われた。自分でも鏡を見てなんとなくそんなような気がしていたけど、他人から口に出して言われると確信がもてる。しかし体重は増えていない。

体重はもう少し増やしたい。というか、自分が透明人間になったような気がするくらい存在感がなさすぎるので、せめて横幅だけでももう少し大きくしたい。
体重はひとに言いたくないくらい少ないのだけど、たぶん傍から見たらもう少し体重があるように見えると思う。頬もこけてないし、夏になると細いーとか言われるので、着痩せの反対で着太りするタイプでもあるんだろう。

体重というものはあくまでも変動を見るためのもので、あまり当てにはしていない。
健康診断でもひと昔前は体重測定はもう少し厳密に行われていたような気がするが、今は適当になっている。
前回の健診でも、寒かったので検査着の上にカーディガンを着ていたのだけど、「これ取ったほうがいいですか」と係のひとに聞いたら「いいですよー、その分少し増えるだけですから」(ここでなぜかごくわずかに鼻で笑われた気がする)と言われた。それくらい適当。
わたしも水分や便秘とかで1kgくらいは誤差だと思っている。毎日同じ時間に量って誤差の範囲が上がるか下がるかして固定するようなら、またその数値から±1kgが誤差という感じ。

体重に加えてカロリーなんてものは、さらに当てにならないものだと思っている。一日の活動量の目安としてカロリーを使っているし、菓子パンの袋に「456kcal(1個)」とか書いてあるとぎょっとする。少ない貯金はもっと有意義なことに使ったほうがいいんではという気持ちになるので、カロリーは気になる存在であるのは確かである。
スマートウォッチによれば、わたしの消費カロリーは平均して380〜400kcal(+基礎代謝量が約1,000kcal)なので、外食してさらにおやつを食べた時点で活動した分のカロリーはおじゃんになるはずである(やよい軒の定食なんかふつうに1,000kcal近くするのもあるし、ちっちゃい高級アイスクリームは1個で249kcalとかする)。
消費カロリーより摂取カロリーが多ければ太るという常識に従えば、わたしなんかはもっと太るべきなんじゃないかと思うけど、そうはならないからカロリーは当てにならない(体の内部の外から見えないところに脂肪がついてんのかもしれないけど!)。

で、なぜふっくらしたと言われたのか。いや実際に顔はふっくらしておる。これは決して悪くない。頬がこけてしまうよりぜんぜんいい。
マスク着用生活で油断して顔がやばいなどという話をよく聞くが、むしろわたしはこれを好機にマスクの下でいつも口角を上げてますからね。マスクの下は笑顔。
しかし口角を上げても下がるものは下がるのかもしれないから、老化と向き合うべくコロナ前の写真と見比べてみたけど、正常性バイアスがかかって判断できません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?