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けなす能力も持ち合わせていない

今回の新型コロナウイルスにかんして、日本政府はその対応について国内外から批判を浴びているようで、なんだか大変そうですね。

わたしは伝染病にかんする専門性はもちろん持ち合わせていません。
加えて、素人だといっても、どんな分野においても素人以下の素人なので、ひとの言っていることにあーだこーだは言い得ない。
「えっ」と思うこともあるけど、そういうときは、言っていることが、首尾一貫していないときぐらいでしょうか。
ブレたり変わったりしてもいいんだけど、ちゃんとそれを言ってくださいねと思うときはあります。

そんなこと言ってますけど、わたし自身ブレブレな人間であって、いろんなひとの意見や情報に左右されてしまいます。

たとえば、公立の小中高等学校が休校になると聞いたとき、子どものいないわたしだって「えっ」と思いましたよ。
急すぎるというのもあるし、むしろ学校に行かせといたほうが安全なんじゃ? とも思いました。

先だってどこかの小学校の児童がウイルス感染したらしいですが、それに対して見知らぬ方の「休校でよかった」というツイートを見て、なるほどなーと思ったもんです。
なぜ「休校でよかった」のかというと、通常授業だった場合に児童の感染が発覚したら、それをきっかけに休校になったり卒業式が中止になったりして、「あの子のせいで……」ということになりかねないからだというのです。
そうじゃなくてもママ友LINEで感染者探しが即座に始まったという噂も聞きますが、あくまでも噂なので脇に置いときます。

終わってみなければ、なにがよかったのか悪かったのかってほんとにわからないと思うんです。ただ、終わりよければすべてよしと言い切れない部分もあります。
付け焼刃的に行なった対応が「たまたま」最終的にはよい結果を生み出したからといって、それが完全に正当化されてはならない場合もあると思います。
一市民としてうやむやにしてほしくないと思うところも、どさくさに紛れて隠蔽されてしまう可能性だってあります。

だから、わたしは今現在起こっていることに対して批判も称賛もできなければ、事後についてもやはり批判も称賛もできないという、ほんとに意志のない人間だなと痛感しているのです。

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