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夏のどうでもいい思い出

今日、いつもより少し早く会社を出たら、もう薄暗くなっていたのでびっくりした。わずか数日前には、夕方であっても気温ともどもまだまだやる気満々って感じだったのに。夕方には気持ちのいい風なんか吹いちゃって、夏が終わりに向かって歩み始めているらしい。

暑いのはもうたくさんだよって思ってたけど、今年の7月は半分以上の日がどんよりした肌寒い天気で、考えてみたら今年はとてもとても短い夏だったんだなと思う(まだ終わってないけど)。

そんなしゃきっとしない天気だったので、この2カ月の間、かばんの中にはほぼ毎日折りたたみ傘が入っている。
夏の間、晴れている日には日傘をさすことにしているのだけど、予報であとで雨が降ると言われれば、傘を2本持たなくちゃならない。荷物が増えるのは嫌だから、晴雨兼用でもないただの雨用の折りたたみ傘を、朝は日傘にして歩いている。去年のわたしは恥ずかしくてそんなことできなかったけど、1つ歳を取ったら気にしないことも1つ増えた。
それにしても5月の陽射しの強さに負けて、早々にまあまあお高い日傘を買ったのに、出番が少なくて残念な夏。

今年は5月か6月に一度刺されて以来、蚊に刺されていない。
いつも玄関のところに蚊が1匹いて、わたしが出かけようとすると慌ててぷーんと逃げる。だけど、この蚊は部屋まで上がりこんでくることはなく、夜中に蚊の羽音で眠れないということはないので、玄関が好きでいてくれてよかったと思う。見るからにやる気がなさそうで、この暑さで蚊もへとへとなのかもしれない。

今年の夏にヘアドライヤーと電気ケトルがほぼ同時に壊れ、両方ともAmazonで新しいものを買った。
ヘアドライヤーはパナソニックのいちばん安いのを買った。電気ケトルはよくわからないメーカーの、¥4,000くらいの小洒落たデザインのを買ったら、2日目には蓋がぴったり閉まらなくなり、「注ぐときに湯気で火傷をする」という理由で返品した。うるさいこと言わずに返品を受け入れてくれるってすごい。こういうことがあるから、プチプチは取っておかないといけないと思った。

日がどんどん短くなって秋が深まるときも物悲しいけれど、明らかに太陽の光が柔らかくなってくる今の時期も、休み明けの憂うつも手伝ってやっぱり物悲しい。
大人だってお盆鬱になるんだから、子どもなんかもっと大変だと思う。できあがっていない宿題とか学校の人間関係とか。
だから○○の秋だとか言って、ポジティブな面を見つけて乗り切ろうとする(させる)のかしら。

わたしは寒いのと乾燥が苦手なので、たとえ不快指数がこの上なく高くても夏のほうが調子がいい。
だけど日本に住んでいる限り、ちょっとおかしな気候にはなっているけど、いちおう春夏秋冬は順繰りにやってくる。
今のうちに湿気と高い気温を満喫しておくことにする。

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