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日曜日の夜

これを書き始めた今は日曜日の夜です。うちにはテレビがないけど、たぶんサザエさんが終わった直後くらい。サザエさんってまだ放送してるよね。
余談だけど、noteを書き始めるこの時間は、なぜか寝ていたはずの猫がむっくり起きて邪魔をし始める。

日本人の何パーセントが「サザエさん症候群」に罹っているのか知らないけど、わたしは長年この症状に悩まされている。ここ数ヶ月は症状がやや重くなってきている気がする。在宅勤務だったり出社したりと状況が不定期に変わるからかもしれない。
月曜日に会社に行くといじめられるとかそういうことがあるのならまだしも、なにもないにもかかわらず先を見越した憂鬱ってほんとに無駄だと思う。

前にいた会社の同僚は、日曜日の夕方にわざわざ会社に来て(それほど近くない)、週明けにやる仕事を確認すると言っていた。そうすると気が楽になるんだと。
休みの日に会社なんかに行ったら余計に具合悪くなりそうだけど、そうやって日曜日の夜の憂鬱を乗り越える工夫をしていることは尊敬する。

こうして大人だって会社行きたくなーいとか言ってるんだから、子どもが学校行きたくないなんてのがあっても不思議じゃない。
自分が親だったとして、子どもが学校行きたくないと言ったらその気持は痛いほどよくわかると思う。だけどわたしはそれほどおおらかじゃないので、世間体とか今後の勉強とかを考えて学校に行かせる方向にもっていくんだろうな。大人ってほんと勝手。

学校や会社に行きたくない理由はさまざまだろう。わたしの場合は単に楽しくない場所に行くのが嫌なだけだ。月曜日が来て、会社に行ってしまえば、心のなかではくだらないと思いつつまあまあちゃんと働いている。
ひとによっては職場や学校の人間関係が原因で行きたくなくなるということもあるだろうし、仕事や勉強についていけないということもあるだろう。

メンタルが原因で休職や退職をしてしまうひとも、世間では超激務が原因とされることが多いけど、仕事内容がきっかけとなってメンタルに不調をきたすケースもわりに多いように思う。

先だっても、席の近いひとがミスをしそうになった(すんでのところでセーフだったらしい)後、休職して退職した。
なんかね、業務ミスの共有というのも難しくて、それは今後のためのもので責めてるわけじゃないという言い分もわかるんだけど、当事者はやっぱりいたたまれない。
それに加えて、うちの場合はミス撲滅運動とかいうのを担当しているのが暇な再雇用者だから、ミスが発生すれば彼は仕事ができたと一生懸命やっちゃうわけでそれもどうなのよって感じ。

わたしは転職した回数が多いのだけど、辞めた理由を職場の人間関係でうまくいかなかったからだとかなり強めに決めつけるひとがいて、びっくりしたことがある。
人間の悩みはすべて人間関係によるものってなんかの軽い心理学系の本で読んだけど、そうやってメンタルの問題も会社辞めるのもなんでもかんでも人間関係に結びつけちゃうのはあまり賛成できない。ほんとうの問題が見えにくくなってしまうんじゃないのかな。

さっきも書いたように、わたしは仕事が楽しいとも意味があるとも思っていないから、月曜頑張るぞという気持ちがわかない。
人間関係は問題がない。というか問題のないようにするために、職場のひとたちと一定の距離をとったり、自分のアクを表に出さないといった策をとっている。

仕事はお金を得るためのもので自己実現とかぜんぜん考えてないし、こんな情熱のない人間でも仕事があるだけでありがとう。明日も淡々と働きます。ゴールデンウイークまであとちょっと。

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