見出し画像

人間の歯医者さんと動物のお医者さん

昨日歯医者に行った。
あ、これ大昔なにかの例文でよく使われてた。「昨日歯医者に行った」「昨日は医者に行った」
なんだっけな。まあいいや。

3カ月に1度の頻度で、メンテナンスのために歯医者に行っている。昨日は処置中に奥歯の詰め物だか被せ物だかが取れてしまい、しかもあの唾液を吸うブオーっていうやつでそれを吸い込んじゃったらしい。
べつに取れたものをとっといてもしょうがないので吸い込んじゃってもこちらは構わないのだけど、歯科衛生士さんはちょっとあわあわしていた。
申し訳なさそうにしてるんだけど謝るわけにもいかないらしく、そこの歯がごく軽く虫歯になっていて、しかもその詰め物だか被せ物が浮いていて、しかもかなり以前のものだと思うから外れたと説明を受ける。

また歯医者に通うのがかなりめんどくさい以外は、取れちゃって吸い込まれちゃったものはしょうがないのであんまり気にしていない。
子どものときに虫歯になったところは何度かやり直しているし、自分の歯だってだれかとの愛だって永遠に存在するかどうかわかんないのに、昔の詰め物だか被せ物だかがずっともつとはまったく思っていないのでぜんぜん大丈夫です。たちの悪い患者もいるんだろうな、歯医者さんも大変。

歯医者の後は年に1回のワクチン接種のため猫を病院へ連れて行く。奥歯がかなりぐらついていて、いつ抜けても不思議じゃないと去年と同じことを言われた(結局1年間抜けなかったし、本猫も気にしてる様子がない)。
獣医さんは決して抜きましょうとは言わず、抜かない場合はどうこう、抜くとしたらどうこうという説明をしてくれる。あくまでも判断は飼い主に委ねるという方針なのはいいと思う。
わたしは、抜くとしたら今抜くのかと思っていたので、ワクチンも打ったことだし、検討してまた近々来ますと言ったら急に抜かないリスクを強調し始めた。

気をつけないとやっぱりいろいろあるんだろうと思う。責任も伴うから一方的に決めたくはない。だけど患畜(このことばは『動物のお医者さん』で知った)のことを考えれば、その医師が考える最善は尽くしたいと思うんだろう。なので無理強いはしないまでも医師としての考えを「推奨」として示してくれればいいのになと思う。
結局抜歯は全身麻酔になるので予約制とのこと。1週間後にお願いすることにした。朝食抜きのためかなりのバトルになると予想される。

いろいろ書いたけど、歯医者さんも獣医さんも、腕はいいし説明もきちんとしてくれるので、とても信頼している。
歯医者さんは、数カ所の歯医者に行っても原因がわからず、何年も放置していた症状の原因を突き止めて適切に治療してくれた。
獣医さんの方は、いろんな症例をよく知っているし、かなり先のことまで見通している感じがする。たぶんほとんど休まず仕事をしている。
前に通ってたところでは猫の首根っこを平気でつかむような獣医だった。そこでは注射は首の後にしていた。これは今の獣医さんで聞いたんだけど、首の後ろに注射すると痛みは感じにくいけど危険度がやや高いため、ちょっと痛いらしいけど後ろ足にちっくんしたほうが安全とのこと。幸いうちの猫は鈍いのか、ちっくんされたことすら気づかない。

こう書いてみると、なんか思い込みが多いな自分。まあそれも人生ということで、わたしたちは仲良く歯の治療でございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?